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山梨のキャンプ場で行方不明になった小倉美咲ちゃんどうか無事でありますようにと祈ります。
それにしても、毎日のように子供たちを廻る凶悪犯罪のニュースが流れる。 犯人が捕まっても、犯人たちの動機は意味不明で、そんな犯人の釈明を聞いてどうするのだろうと思えてならない。 警察の取り調べに対する批判があったり、弁護士がついて、裁判があって、 狂人を装うと精神や心身に異常があって責任能力なしで釈放されたりするって、 そんな危険な犯人を社会に戻されては危険すぎるとつくづく思う。 昭和から平成と移ったちょうど30年前の「凶悪事件」を覚えている人は何人いるだろう。 昭和の最後から平成1年(1989年)にかけておきた「東京埼玉連続幼女誘拐殺人事件」。 4~7歳の幼女が4人が犠牲になり、殺されて切断されて焼いた遺骨を親に送るという、あまりにも残忍な犯罪。 そして犯人は「今田勇子」の名で犯行声明文を出すという劇場型犯罪者。 大がかりな警察の追跡にもなかなか捕まらない犯人を捕まえたのは、私の記憶では、娘が裸の写真をとられてイタズラされかかったのを怒った父親だった気がする(昔の記憶でさだかでない?)。 犯人は素人に捕まるくらいの腕力もない男、宮崎勤。 その男が世間を恐怖に陥れている連続幼女殺人犯だと警察も思ってもみなかったようだ。 彼の犯行を自供させたのは大峰泰廣(おおみねやすひろ)警視庁捜査一課の刑事。 彼の巧みな取り調べがなかったら宮崎勤はワイセツ未遂で釈放されていたに違いない。 警視庁の誰もが彼が今田勇子を名乗る凶悪犯と思ってもいなかったようだ。 自供した後も、刑事に暴力を振るわれて強制的に自供させられたとか、精神異常を装う供述を繰り返していたようだ。 裁判で「精神異常で無罪」なんて勝ち取っていたらと思うとゾッとする。 宮崎勤は犯行時は26歳で気の弱そうな根暗な青年。 五日市町(あきる野市)の祖父が町会議員を勤めたり、父親が「秋川新聞」を経営する地元の名士だが、父親は自分は不倫をしながら母親を虐げる男で、宮崎勤は親の愛を知らないで育ったらしい。 なのに、彼の実家の部屋は「彼が宝物」と言っていた犯罪を写したDVDなどぎっしりつまった犯罪証明の部屋。 家宅捜索では父親は「うちの息子はそういう行為をしない」と言ったという。 世間や家族と孤立した孤独な男宮崎勤。犯罪が確定した後 彼の父親は自宅を売って被害者に賠償金を払って多摩川に投身自殺をしたとのこと。 (文芸春秋2019年4月号での大峰氏の話) 殺人理由におどろくようなさまざまな理由を言ったり、 「祖父の骨を食べた」とか「ネズミ人間に襲われた・・・」とか異常者のふりをしながら、 刑を逃れようとしながら、最後まで自分の犯した事件と向き合うことはなかったと書いてあった。 幼女が行方不明とかワイセツ行為の被害者になった話を聞くたびに 「宮崎勤」を思い出す。 気弱そうで根暗そうで犯罪加害者に見えない男「第2第3の宮崎勤」がまだまだ子供たちを狙っているかと思うと不安になる。 令和元年、あまりにも凶悪犯罪が頻発していて、すぐに前の事件が忘れ去られるようにも思う。 自分の息子の後始末を被害者への賠償金と己の投身自殺とした宮崎勤の父親。 でも、令和の犯人たちの(カリタス通学時や京アニ事件)親の顔が少しも見えてこない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.10.03 13:31:29
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