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カテゴリ:つぶやき
昨日の朝刊を開いて驚いた。広告の嵐。
サティにイトーヨーカ堂、ジャスコにカルフール、 おまけにRight-onまで・・・。 阪神優勝を記念してどこもかしこも 阪神優勝おめでとうセールだらけ。 便乗もはなはだしい。 どこも岡田監督の背番号にひっかけて 80円、800円、8000円、10000円均一の商品や タイガース70周年なので7にからんだ数字で安売りしたり、 衣料品、家電などの1~2割引の内容が多い。 イトーヨーカ堂の広告には 「この販売促進活動の実施に関しては (株)阪神タイガースの承認を得ています。」と 但し書きまでついている(苦笑)。 それにしても流通業の商魂のたくましさも ここまで来たかという感じだが、 今日10月1日は1967年に私の尊敬する西本幸雄さんが率いる 阪急ブレーブスの初優勝を記念して阪急百貨店が 初めての優勝記念セールを行った日らしい。 確かに当時の12球団は新聞社3、電鉄5、映画1などで のちのダイエーのような流通専業もなかった。 阪神も百貨店があっても優勝したのは62年、64年だけで なかなか優勝できないし、近鉄なんて万年Bクラス。 阪急は今日の優勝記念セールの先駆けとして 今から考えるとうまい事かんがえたもんだ。 梅田で向かいの阪神百貨店は悔しかっただろう。 近鉄の初優勝は75年の後期優勝だし、 阪神にいたっては85年までおあずけだったから 当時の関係者の方々は感慨もひとしおだったに違いない。 便乗セールの始まりは西武ライオンズからだろうか。 ご承知の通りライオンズは弟義明の西武鉄道が親会社で、 西武百貨店は親父に見放された兄清二が発展させた いわゆる西武流通グループで全く別のグループだった。 これがきっかけか、年々便乗セールが蔓延していった。 近鉄とダイエーはこれから こういう会社やグループ企業が一丸となれるイベント、 販売促進の目玉となるものを失って これからどうするのだろう。 そして注目はプレーオフを制するチームはどこだろうか。 西武は当然セゾングループでセールをやるだろうが、 駄菓子屋が優勝したら1円ガムとか発売するのだろうか。 そしてソフトバンクが優勝したらどうするんだろうか。 オークションの金額が1桁少なくていいとか?(笑) ダイエーの動向も気になるところだ。 今回の阪神の優勝直前の関西の水道使用量が 極端に減少したという驚きの結果が出たらしい。 阪神ファンが炊事も風呂もトイレも我慢した? 今回1455億円の経済効果が予想されている阪神優勝が (2003年の3423億円の半分らしいが) 景気回復を後押ししてくれたり、 節水、環境美化に貢献するなら結構な事だ。 今日の優勝セールの礎を作った阪急ブレーブスには、 この件に関しては「阪急電車ではよ帰れ」 とは言わない(笑)。 そして何よりも弱い阪急を常勝軍団に替えた西本さん、 貴方はえらい! 今読んでみたい本→ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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