～杜若の咲いた夜～

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• 詩～ringの記憶～

  この世界はあまりにも美しすぎて なんだか、嫌になるなぁ 愛しいひとびとで溢れる世界 ご挨拶もほどほどに崩れる期待 分かっていたのは 雪にめげずに咲く向日葵だけ 空、小雨降る曇り空 あなたとの世界はいつもそうでした 錆びたフィルム、寂れたセピア この声はきっと聴こえない それでいいと思う 小さな強がりが あなたにみせる本音のカケラ 「きみらしいね。」と笑ってくれるかな 切りとった世界をあなたに贈るよ なんだか、恥ずかしいなぁ 愛しいセカイにあふれるイノチ 哀しい未来に尋ねる気持ち 結局なに一つ分かりあうことは なかったのだろう 気づかぬ振りして気づいてた きっとお互い様だよね そう神様も笑うよね 思い出の歌を唄うブレスで 描く吐息のピエタ 走る幾千の光と肌を刺す風 顔をあげたときの景色とあなたの横顔 記憶が離さない、誰にも話せない 薬指の指輪のような ちいさな約束 その手は離したくない、君には話せない 薬指の指輪のような ちいさな約束 僕だけの約束

  2016年06月05日

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  詩～過ぎた日々、これから～

  左には夜景を携えた美しい景色と、右には絵画のような朝焼け雲。寒空の下、白と黒で彩られた道を駆ける。僕は僕の人生を生きるけど、いったい何を与えられるだろうか。遺すことや残ることに、もう未練もなにもないけれど、独りよがりに生きたい訳じゃないんだ。勘違いするなよ、そこんとこ。笑顔って素敵だなって、素直に僕はそう思うから。ただそれだけで良いんだけれど、その方法は幾つもあって、時には迷うこともあるでしょう。何故か上手くいかないことばかり。叶えたい想いばかり溢れでて、両手から零れ落ちていく。僕のこの手じゃすくいきれないのかなぁ。多く望むことの醜さや、目を逸らし捨てることの憐れさを、教えてくれたのは誰だっけ。そう、それは間違いなく僕だ。紛れもなく僕自身なんだ。忘れてなんかいないよ、そういうことも。だから僕は僕の人生を生きるから、あなたの人生も見せて欲しいんだ。なにを見つけ、どう生きるのか、この両目で見届けたいんだ。二つしかないこの目で、一人しかいないあなたを、真っ直ぐに見つめるの。あなたらしく生きるあなたを、僕らしく生きる僕で。伝えたかったのはただそれだけの話でした。  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　 ブログランキングに参加しております。気にいって頂けましたらぽちっとお願いいたします。 

  2015年12月03日

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  詩～不鮮明なアティテュード～

  鳥の囀りが聴こえる。暖かい光の差し込む正午。空はこんなにも青く澄んでいるのに、どうして心にはこんなにも靄がかかっているの。ダメだダメだ、どうしてもあなたの、あなたの人生を考えてしまう。本心か、冗談か、一人迷い続ける。ボクにはボクの人生があって、それは揺らぎ続ける確固たる生き方。それでいいの？あなたはそれでいいの？余計なお世話だと笑うだろうね。「私の人生は私のもの。」そんなこと言われたら、ボクの人生こそが救いようがない。工事現場の機械達は、無機質な騒音を奏でる。ボクの心を掻き乱すのは、そんな無機質と、愛を唄う有機質な音と声。人は何時だって答えを探してて、あなただってきっとそう。迷いながらも必死に、愛を見ようとするのでしょう。ボクの魅せる愛は、あなたの解になりえるのですか。だけどこれがもし仮に正解だとしたら、ボクの人生は赤ペンだらけだよ。100点満点なんて無理だよ。間違いだらけ、知ってるよ。それでもボクはボクなりに一生懸命生きてるよ。あなたにこの声は届いていますか。神様に祈るような、星に願うような、そんな思いで日々を過ごしてます。ダメだダメだ、あなたの人生を、どうしてもあなたの人生を考えてしまう。会いたいよ、愛したいよ、一人呟く。あなたにとってボクが、どんな存在かなんて、知らないし関係ないし。ただあなたを傷つけてしまわぬように、感情の中を巡り辿る。こんなことを思うボクは…。「あなたにはあなたの人生があるの。」とあなたは優しく笑うでしょう。そんなことを聞いたボクは…。きっと、きっと、きっと何も出来やしないだろう。  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　 ブログランキングに参加しております。気に入っていただけたら、ポチッとお願い致します。  

  2015年11月21日

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  詩～雨あられ～

  窓の外は昨日とは違う曇り空青々とした葉をつけた木も冬を告げるように朱に染まるこんな日に君は何をしてるのかなとりとめもないことを考えては忘れてくノートに書いたメモを消すみたいに君への思いがぐるぐるぐるぐる知りたいことがたくさんあって僕らにとってはちょっと24時間じゃ足りないなぁなんて、こんなこと思うのは僕だけかなぁ君もそうだったら、嬉しいんだけどな銃弾の雨の降る街のこと綺麗な景色の遠い街だけどこの街は今も変わらぬ表情だこんな日々を僕は生きてる息ができる、街を歩ける思い出しては忘れてく何気ない毎日を過ごすだけで幸せだって分かってるんだけど知って欲しいことがまだまだあって僕にとってはちょっとこの距離は遠いかもなぁなんて、こんなこと思うのはきっと僕だけだなぁ君もそうだとしたら、嬉しいんだけどなひまわりは枯れて落ち葉も増えて季節はうつろいゆくけれど今日も歩道橋は雨に濡れてるあぁ、時計の針を止めてしまいたいこんな日に君はなにを想いますかとりとめもないことを考えては忘れてくノートにメモを書き記すみたいに君への想いが溢れてくるんだ伝えたいことがたくさんあってでも君にとってはどうでもいいことなんだろうなぁなんて、そんなことを思うのが悪い癖雨あられの街、君の姿を探す見つけられたら嬉しいんだけどな  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　 ブログランキングに参加しております。気に入っていただけたら、ポチッとお願い致します。 

  2015年11月20日

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  詩～主観客観世界観～

  なにかを信じて、なにかを信じない、なんて、全部主観的な世界の話。なら騙されたと思って、一度で良いから本気を出して、信じてしまえば良いんじゃないの？そのほうが幸せじゃないか。詰まらないアンサー期待するよりか、荒唐無稽で支離滅裂な、無根拠の感情を造り出してしまえ。そんなもの言語道断と、切り裂いて引き裂いて、落っこちるくらいなら這いつくばって、思想張り巡らせ、両目光らせる。さあどうだ、そろそろ見えてきたんじゃないか？主観的で完璧で無敵な生き方じゃないか？なにが必要で、なにが要らないか、なんてそれも全部主観的な世界。そんなとこに閉じ籠ってないで、さあ這い出してこう。行こう、どこまでも遠く。遥か彼方、忘却の彼方、そこにいるのはあなた。届くか届かないかなんて関係ない。問題ない、ボクはこの手をただ伸ばすだけ。さあどうだ、そろそろお出ましか？客観的世界観からお出ましだ。騙し騙される醜い世界。なにが見える？なにが映る？そこに僕らの未来はあるか？  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　 ブログランキングに参加しています。気に入っていただけたら、ポチッとお願い致します。 

  2015年11月20日

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  詩～平和主義～

  目を閉じて、空を見上げて、祈りを捧げましょう。膝をついて、頭地面に擦り付けて、これでいいですか、外野の皆さん。振り上げた拳に刺さる視線。偽善の盾じゃ立ち向かえない。No one care, there ain't no pure reason.Hold in the tears, nothing anymore.ここらでそろそろ休戦協定、結んどくほうが賢くないですか？悩むが負けのこの人生。役に立たないよ、不信的人間観。踏みにじられた倫理観が、ごみ屑になって僕らを睨む。目を閉じて、空を見上げて、祈りを捧げましょう。膝をついて、頭地面に擦り付けて、これでいいですか、そこの皆さん。振り降ろした拳に映る未練。偽善の剣じゃ刃向かえない。No one laughs, there ain't no bluff.Hold one's breath, nomore anyway.そんなことよりそろそろ平和主義、隠れてないで出ておいで。世間体なんて笑い飛ばすが勝ち。役目はないよ、人間不信者。吐き捨てられた哀悼が、肥溜めの中で僕らを睨む。目を閉じて、空を見上げて、祈りを捧げましょう。膝をついて、頭地面に擦り付けて、これでいいですか、そこのあなた。  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　 ブログランキングに参加しております。よろしければポチッとお願い致します。  

  2015年11月19日

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  詩～こころ替え～

  差し込む光と少し冷えた風を浴びながらたなびくマフラーが冬の足音を鳴らしてる知ったつもりでいても知らないことで溢れてる見せない涙や笑顔があってそれに触れようとすれば遠くに行ってしまいそうで歩き出せずにいる纏った微笑みは未知のパーツで構成されていて僕には解析不能なんだろうなお洒落したヘアースタイル新品のマフラー、暖かいコート髪型や服装をかえるみたいになにもかもを変えられたらそんなことを考えて笑う愛だとか恋だとかそんな言葉に操られた生きざまいっそのこと杓子定規に生きられたらなあそんな人生つまらないか  ￣￣￣￣￣￣￣￣ 　 ブログランキングに参加しております。よろしけれはポチっとお願い致します。 

  2015年11月13日

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  詩～あわくはかなく～

  意気揚々と生まれてはみたが、嘘にまみれた世の中で、早々に辟易しているよ。いつまで鼓動を刻むか分かりもしないこの体で、いったい何処まで運んでくれるのか。音のない部屋で聞こえるのは、強く脈打つこの心の音。遠く離れてく月を眺めて、この手は届かないと知った。灯台もと暗し、なんてどうだい？もともと何も知らないし。光だったんだよ。突如と目の前に現れた。そう、あなたは光だったんだよ。余裕綽々と生きてはきたが、偽りで固めた生き方だって、銘々に暴露しているよ。いつまで鼓動を刻むか分かりもしないこの体で、いったい何処まで運んでくれるのか。音のない部屋で聞こえるのは、強く脈打つこの心の音。夏の日に見た陽炎。泡沫のように消えるは、あなたの面影。瞼を閉じる、残像。瞼を開けば、それは虚像。儚くも散る紅の様に、淡雪に染みゆく晩夏の思い出、ってか。 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　 ブログランキングに参加しています。気に入っていただけましたら、ポチっとお願いいたします。 

  2015年11月07日

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  詩～最口速度～

  心の叫びを聞いてくれ。違う世界の話かと思うかもしれないが、そう遠くはない未来の話なんだ。忘れちゃいけないよ。あんたにはあんたにしか守れない人がいる。俺には俺にしか守れない人がいる。手放しちゃダメだ。その手を離すな。絶対に。どんだけ体がボロボロになっても、どれだけ心をすり減らしたとて、あんたを必死に守ってくれた。そいつを決して独りにするな。命懸けで傍に居てくれたんだ。伝えたい想いを忘れちゃいないか？その声が響くのは今のうち。気づいたときには星の彼方。手紙をしたためるのもいいが、口にだすほうがいくらも速い。光速を越えた音速で、最口速度で届けんだ。心の叫びを届けんだ。  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　 ブログランキングに参加しております。気に入っていただけましたら、ポチっとお願い致します。 

  2015年11月01日

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  詩～独り歩き～

  君は君の道を歩いていくんだろうボクは独り取り残されて遠くなる君の後ろ姿を見ているこのまま時は過ぎてゆくのかななにも変わらない普段通りの日々が悪くはないが物足りない求めすぎる癖は治らないね「人間らしいよ」って笑ってくれるかな陽はまだ昇らない別れを惜しんだ夏の日は愁いを帯びた水色だった陽はまだ昇らない独りを感じる冬の日は憂いを帯びた灰色だ月は雲とかくれんぼしてボクは過去と鬼ごっこさロマンティシズムに溢れるストーリーを歩けるほどボクの心は強いかな美しく逝きたいが最期の刻くらいはあなたの手を握っていたい  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　 ブログランキングに参加しております。気に入っていただけましたら、ポチっとお願い致します。 

  2015年11月01日

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  詩～無視無聴～

  ボクは知らない君の幸せを探す物語想像すらも出来やしないよあれこれ考えてみても何がほんとに幸せかなんて…答えは一体何処にあるのだろうか触れ合うことでしか何も得ることの出来ない世界でボクには一体何が出来るんだろう美しい世界も美しい音色も全く無の世界でそれでも脈打つ鼓動だけはあなたの命の力強さを伝えてくれるボクの知らない幸せを君が見つけられるようにボクには何が出来るのかな  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　 ブログランキングに参加しております。気に入っていただけましたら、ポチっとお願い致します。 

  2015年10月31日

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  仕事観

  ボクは「お金を稼ぐ」ということが苦手だ。「仕事」とはお金を稼ぐ手段。よく「人に喜んでもらうことが好き」だとか、「社会の役に立ちたい」という理由で様々な職に人は就くわけだが、「仕事」が「ビジネス」ということに変わりはないんだ。ボクは人の笑顔が好きで、レストランサーヴィスという仕事に就いた。美味しい料理や、美しい立ち居振舞い、これらで喜びや感動を提供するという、大変誇らしい「仕事」だ。ただ、それはやはりあくまでも「仕事」。無償でそれらを提供出来るわけではないのだ。勿論、ボク個人としては、ただ笑顔が見れればそれでいいし、所作に感動を覚えてもらえればそれだけで十分。しかし経営者側はそうではない。「仕事」である以上、「ビジネス」である以上、「利益」を求める。当たり前…なのかもしれない。しかし、客観的にこの事象を表現するのであれば、こういうことになる。経営者は「ボクらのもつ、お客様を喜ばせたい、感動させたいという気持ちを、ビジネスの手法として利用している」のだ。勿論、経営者という立場にあろうとも、「おもてなしの心」だとか、「お客様を喜ばせたい」という気持ちを口にするし、実際持っているだろう。しかし、そう思いつつも、利益を出さなければならない。経営者の宿命とも言えるだろうか。なんとも憎らしい矛盾だろうか。ボクはこの矛盾に耐えることが出来なくなった。現在無職。笑える。色々な夢があって、努力をして、若干22歳でミシュラン星つきレストランの給仕長を任され、著名人の接客も担当させていただき、自他ともに将来有望と思われたボクが、あっさりとその世界から逃げ出したのだ。大言壮語し歩んできたサーヴィスマンとしての道を、あっさりと投げ捨てたのだ。料理をしたり、作詩をしたり。それで喜ばせたり、感動させたり、救ったり、ボクはこれまで、無償でそんな愛を与えてきた。「仕事」でも、それが出来ると思った。…無理だった。所詮、「ビジネス」でしかなかった。需要があって、供給があるのだから、決して間違ってはいないのだろう。だけど、ボクの心は、そんな偽善的な矛盾に耐えることが出来なかったのだ。雇われる側である以上、仕方のないことなのかもしれない。いや、経営者の立場でも、そこまで差はないのだろう。なにかを提供する以上、「お金」がなければ提供出来ない。生活すれ出来やしない。従業員がいれば尚更、稼がなければならない。自分が経営者だろうと、必要最低限の「お金」は稼がなければならなくなる。そして、生きていく以上、なにかを求めたり必要なものがあり、それらに「お金」がかかる以上、必要以上の利益を出さなければならないのだ。自分の好きなことを仕事にするというのは、そこに金銭が介在するということ。ボクの場合、それが「心」を供するという仕事なのに、そこから「お金」を得るとは、なんと皮肉なことか。ボクはやはり、「お金を稼ぐ」ということが、苦手だ。  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣   ブログランキングに参加しています。気に入っていただけましたら、ポチっとお願い致します。 

  2015年10月29日

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  詩～心災～

  誰かの代わりになんてなれやしないよ。そんなことは分かっているよ。だとしたら、この命は何のために遺されたの。星となった愛たちの代わりの命ならば、己が夢を叶えるための命なんかじゃない。たくさんの愛と夢と命を僕らは背負って生きているよ。誰かを愛したあの人、なにかを夢見た青年、生きようと必死だったあの命。ありふれた日々に、幸せを感じなければ、生かされている価値はあるだろうか。運命にも、環境にも守られたこの命。奪い合って、騙し合って、のしあがって、頂からの世界を見たいと望むのはなぜ。登りきってしまえば、そんなものは、下からの景色とは大違いで、見えるものは何一つ変わりやしないんだ。遺された命を使って、それでも不幸に生きようとするかい。自分を誇示しようとするのかい。誰もあなたなんか見ちゃいない。勝ったとか負けたとか、正しいとか間違いだとか、そんなもので量れるほどの命じゃない。そんなおとぎ話がまかり通る世界ならば、星になった愛達になんて言うの。食物連鎖の頂点で、それでもまだ飽きたらず、更なる高みを目指すのですか。そんな想いに溢れた星屑を、踏み散らかしてく気分はどうですか？遺された命を使って、それでもあなた達は、己が欲にまみれて生きるのですか。それでもあなた達は、悔しいくらいに人間らしく生きるのですか。  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　 ブログランキングに参加しています。気に入っていただけましたら、ポチっとお願い致します。    

  2015年10月26日

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  詩～愛反する～

  小さなニュース、愛を歌う唄。日々の何気ないひとつひとつが、あなたで彩られてゆく。もしかしたら、なんて考えて、悲しくなったり嬉しくなったり。そんな落ち着きない日々を過ごしています。こんな夜にあなたはなにを想いますか。久しぶりに見上げた夜空は、あの日教えた満月です。そんな会話も覚えてる？覚えてくれてたら、それだけで幸せなんだ。人を愛するって、とっても難しいことだけど、見返りなんて求めやしないよ。あ、だけどお願いはあるんだ。ボクのそばで笑っていてね。あなたの笑顔と笑い声が、何にも代えられないボクの宝物だから。ああ、こんな言葉を口にすれば、君はまた呆れた顔をするだろうか。それでもボクは、素直に生きると決めたから、嘘偽りない言葉であなたを包みたい。大きなニュース、世界を嘆く唄、いつだってそう、何かが起こるたび、頭をよぎるのはあなたです。いつのまにか、気づいたらさ、ボクのなかのあなたはどんどん大きくなっていって、もうここまできたら、手の施しようもない、なんてこった。困ったな。さぁ、どうしようか。二人で考えようか。まだ見ぬ未来を想いながら。  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣  あとがき 愛の形なんて、人それぞれだ。 　 ブログランキングに参加しています。気に入っていただけましたら、ポチっとお願い致します。   

  2015年10月26日

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  詩～精神論者に捧げる歌～

  思いの丈を口にすれば、叩き落とされるこんな世界だとて、それでもボクは想いを叫び詠うよ。大人たちは、分かったような顔をして、ひねくれた言葉を投げ掛ける。そんな言葉は受け止めないし、投げ返すこともしないよ。ほら、どっか遠くに飛んでいった。嘲笑う世論は、いつだってボクらの敵でしかなくて。そんなもんで誰を救えるの。傷ついた人々は忘れ去られて、夢に飼い殺された偽善者たちが、我が物顔で彼らの前を歩くんだ。こんな風になるくらいならばと、ボクの夢は箱にしまって鍵を閉めた。裏切り者と罵られたって、「あんた達とは違うんだ。」と、君の手を取り立ち向かうよ。ボクの後ろには、たくさんの命があるから、あんた達に負けるわけにはいかないんだ。一世一代の大勝負を、ここでしよう。なにかを求める代償に、なにかを失うのがルールなら、ボクはなにもいらないよ。失いたくない大事なものが、この胸には溢れてるんだ。悪いね。羨ましいと妬んでいても、そんな素振りを微塵も見せない。あんた達、いつからそんなに弱くなった？そんな生き方、辛くないか？しんどくないか？世界が今日終わるとしても、君と出会えた、それだけで。誓うよ、それだけでボクは笑える。あんた達は、笑えるかい。胸を張って逝けるかい。そこに残るのは後悔だって、気づいたときには、世界はもう、終わりだよ。あんた達は嫌いだけど、そんな最期は見たくない。ボクは手を差しのべるよ。いつでも繋ぎ、歩いていけるよ。最期くらいは、笑っておくれよ、ねぇ。頼むよ。  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ あとがき この世に溢れる腐った精神論。そんなものがあるから人は傷つき、不幸になる。そんなもんさえなければ…。 　 ブログランキング参加しています。自由に生きてみたいと思えたら、ポチっとお願い致します。 

  2015年10月26日

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  詩～脱線～

  高速で駆ける橋の上。幾千もの光、肌を掠めてゆく。開けた街の景色に、目を奪われる。心の臓の奥の方、こころまで届くような、そんなもの。息を飲んだ。頬が緩んだ。声は消えた。目を見開いた。身体は風に任せて、こころは君に預けてゆくよ。振り返らない。零れる前に涙は拭いた。世界すらも止まるようなスピード。白くなる息、かじかむ両手。続く道はずっと先まで。遥か先まで敷かれたレール。たまには少し、逸れてみようか。鳥の鳴く森、虫の鳴く川。鐘の鳴る丘、響く笑い声。見失ったレール。「まぁ、いいか。」と煙草を吹かす。築いたものは、灰となって、描いたものは、夢になった。「これでいいんだ。」こころは世界のこれらなによりも晴れやかだった。  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ あとがき あらゆる価値観が、一瞬で変わるということがある。今まで信じてきた道が疑わしく、悩み苦しむ。そこからの一歩を踏み出せるのは、他でもない自分自身。  　 ブログランキングに参加しています。気にいっていただけたら、ポチっとお願い致します。   

  2015年10月25日

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  詩～夢ならば覚めないで～

  過ぎ去った思い出は、あまりにも美しすぎて、時に頼りなくボクの胸を叩く。あなたの声と照れた横顔を眺めていた。限りある命だから、愛おしさで溢れていて。そのひとつひとつを、この両手で抱きしめていたい。なにが正しいとか、世界は正義を語るけど。答えなんて分からないから、どうしようもなく求めあう。ボクには愛は語れないから、今はただ、あなたを抱きしめていたい。そのひとつひとつを、この両手で抱きしめていたい。雨の降る街の片隅。雨が上がれば土が乾くように、あなたはボクを忘れたとしても、ボクはあなたを心に刻みたい。きっと矛盾だらけで、間違いだらけの愛だとしても、ボクの精一杯を届けたい。声が枯れても、あなたの名前を口ずさむよ。目が見えなくとも、あなたの輪郭に触れるよ。それが間違いだらけの愛だとしても。ボクはきっと弱い人間だから、純粋なあなたを傷つけることでしょう。言葉にすれば失くなってしまうような、脆くて儚い二人だとしても、それでも溢れるほどのこの想いを、精一杯の愛を、届けたい。あなたの過去、未来、今。時間がくれたのはきっと、あなたという宝物なんです。ボクにはなにもできやしないけど、ただひとつお願いがあるんだ。今だけでいいから、あなたをこの両手で抱きしめていたい。  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　 ブログランキング参加しています。気に入っていただけましたら、ポチっとお願い致します。 

  2015年10月24日

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  詩～無題～

  なにが嫌かは分からない。だけど嫌なんだ。もう放してくれ。誰かここから救ってくれないか。いつだって胸を締め付けるのは、世界のもたらす悪戯で、解放されない苦しみから、ただただ逃げ場を探すだけ。頭を抱えてため息をついても、この地球は回ることを止めない。あれもこれも、手を伸ばせば届く距離に、あったはずなのに。いつのまにか盲目になっていた。いつのまにか視野を失っていたんだ。なにも見えない、なにも聞こえない、そんな世界のほうが、もしかしたら、幸せかもしれない。どうかこのまま、視力も聴覚も、なにもかもを失ってしまえ。そうすれば、まだ見ぬ明日にも、怖じ気づかずに済むだろう？  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　 ブログランキング参加しています。気に入っていただけましたら、ポチっとお願い致します。 

  2015年10月24日

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  詩～今というステージ～

  夢を追いかけ続けているね。その先に何が見えるんだい？求めたのは富、名声。ボクらを待つ霞んだ未来。きっと、その先には、なにも見えやしないんだよ。きっと、その先には、誰も居やしないんだよ。通りすぎた明瞭な過去。そこには何があったんだい？忘れたのは友、自分。君らを待つ鮮やかな今。きっと、ここから始まるんだよ。きっと、ここから始まったんだよ。明瞭な過去と、霞んだ未来に挟まれた、強烈に鮮やかな今を、生きろ。  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣  　 ブログランキングに参加しています。よろしければポチっとお願い致します。 

  2015年10月24日

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  詩～青とモノクロ～

  白に焼けた空。灯りを一身に集める雲。街は喧騒を忘れた。いったい今どれだけの人が空を見上げてるんだろう。アスファルトの上、四階建てのベランダ、深夜の校庭、猫の眠る公園。どこを見渡してみても、人影ひとつ見当たらない。不思議な世界だね。苦い珈琲の深い黒と、穴のあいた空のぼやけた白。今は世界も同じモノクロ。明け方の空。星屑を飲み込んだ鮮やかな青。街は喧騒を思い出した。いったい今どれだけの人が空を見てるんだろう。この鮮やかさに、いったい誰が気づいているんだろう。この、鮮やかさに。  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ あとがき 大事な景色を、見失わないように。  　 ブログランキングに参加しています。気に入っていただけましたら、ポチっとお願い致します。 

  2015年10月22日

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  詩～言葉遊びの終着点～

  世界すらも寝息をたてる夜。今この世界には二人きりだね、なんて、笑っちゃうような台詞も言えてしまう。儚げに愛を語る声がこだまする。そんな横顔を落ちる雫は、悲しみに満ちた軌跡。求めすぎるのが悪い癖、分かっているけど。客観的世界観に立って見れば、到底理解出来ない世界だって、嗚呼…分かっているけど。それでも何処かに、微かな未来を探している。描いた全体像と、遠く離れてく理想像。大きすぎたキャンバスには、なにひとつ遺せずに旅は終わった。抱いた希望と、等しく比例していく疲労。広げすぎたこの翼には、なにひとつ結べずに空に堕ちた。享楽的世界観がやってくれば、散々被害被るのは誰かって、嗚呼…分かっているけど。それでも何処かに、僅かな過去は残したい。  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ あとがき 真夜中の言葉遊び。暇潰しじゃぁ、ありませんよ。夜は言葉が溢れます。  　ブログランキングに参加しています。楽しんでいただけたら、ポチっとお願い致します。  

  2015年10月20日

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  詩～詠いたい詩～

  あなたは今、何を想い、生きていますか。あなたの記憶に想いを馳せて、日々を過ごす。今夜も眠れそうにないから、あなたのことを考えてもいいですか。こんな弱い私を許してくれますか。思い出に揺れる心が、ふわりふわりと宙に舞う。秋を告げる風の香りが抱くのは、孤独という名の寂寥でした。あなたの心に問いかけるように、詠うがボクのさだめでしょうか。こんな綺麗な世界で独り、綺麗な世界にぴったりの、綺麗な詩を詠いたいのです。 こんな詩を詠うボクを、人は醜いと笑うでしょうか。こんな詩を詠うボクに、あなたはどんな言葉をかけるでしょうか。あなたは今、何を想い、生きていますか。 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ あとがき 自分の弱さをさらけ出すって、とても勇気のいること。まわりの視線を一気に浴びて、その結果、立ち位置がどうなるかまったく分からない。不安。だけど、すべてをさらけ出そうと思えるということは、受け入れてくれるかもしれない、そう思える人が回りに居るってこと。そう考えると、ボクはきっと、幸せなのだと想う。  　  ブログランキングに参加しています。気が向いたら、ポチっとお願い致します。 

  2015年10月20日

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  詩～繋ぎ紡ぐ～

  命を繋ぐように言葉を紡ぐ。今にも消えてしまいそうな、微かな灯りを頼りに歩いてゆく。夜が段々と近づいてくる。足音を響かせぬように、「怖くないよ。」と、優しく包んでくれるように。輝く未来はきっといつか、あなたの隣で微笑んでくれるでしょう。根拠はないよ。だけど信じていいよ。ボクがそんな詩を贈り続けるから。木漏れ日のように降り注ぐ愛が、小さくて頼りない羽を支えてる。ひときわ強い風が吹いて、落ちてしまいそうな時もあるでしょう。地面はないよ。だから恐れないでいいよ。ボクには詩しか詠えないけれど。あなたの目に映るその世界は、今どんな想いで溢れていますか？ボクの心から溢れる想いは、今この世界に届いていますか？潰えてしまいそうな想いたちを前に、命を繋ぐように言葉を紡ぐ。 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ あとがき ボクが詩を紡ぐ理由。頭と心に溢れかえる言葉たちを、消えてしまう前に形にしたいから。それは、眩しいくらいに綺麗なときもあれば、目を背けたくなるくらい醜いときもある。それでも、その言葉を形してあげなくちゃ、ボクという人間が造り出した、色々な想いたちが報われないんじゃないかと想うのです。しいては、本当のボクを誰か一人でもいいから、受け止めて欲しいのだろうと思います。人は、自分独りじゃ生きてけやしないとボクは想うのです。 　 ブログランキングに参加しています。気に入っていただけたら、ポチっとお願い致します。 

  2015年10月20日

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  優しさと勇気と

  本当のボクは優しくない。本当のボクは勇気がない。他人の評価を気にしないで生きることの、なんと恐ろしいことか。自分が信じていた人たちに、裏切られること。自分が勝手に信じているだけなのに、その優しさが遠くに行ってしまう、そんなことを想像するだけで、とても怖くて、とても悲しい。裏切られる、なんて表現はとんだ勘違いなのだけれど、そう思い込むことでしか息の出来ない体。なんて弱くて、格好が悪いんだろう。さらけ出すだけさらけだして、それを認めて貰えなければ裏切り者呼ばわり。繕った優しさと勇気は、いつかボロが出る物、自分が一番良く分かっているはずなんだけれど。人の優しさに甘えて、それにすがろうとする。愛を詠う綺麗な心と、弱さをさらけ出す醜い心と、偽りの自分は、いったいどっちだ？自分が自分を一番知ってるようで、でも一番自分を知らないのはボク自身だ。優しさを求めるボクは優しくない。こんな想いを声にせずとも、生きていける。けれどもこんな詩を詠うボクはなんだ？一体全体なにが望みだ。嫌われたいのか、嫌われたくないのか。嫌われることを恐れすぎているのか。ならば綺麗な詩だけ詠えばいいじゃないか。本当のボクはいったい何処だ。優しさについて考えると、こんなにもどす黒いものが溢れ出てくる。  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ あとがき 優しさについて考えると、色々な想いが錯綜する。暖かいもの、汚いもの。溢れ出てくる。それを人間らしさだと、胸を張ってさらけ出せるほど、人は決して強くない。それを人間らしさだと、胸を張ってさらけ出せるほど、世界は決して優しくない。世界が優しさで溢れていれば、弱さも醜さも、すべてを受け止めてくれるだろうか。そんな、実現しない理想郷に想いを馳せる。そんな、人々の弱さを一身に背負った詩を、ボクは紡ぎ続ける。傍らに座る弱き人々に、少しでいいから、たまにでいいから、寄り添ってあげてください。それはきっと、あなたにしか出来ない。あなたを待ってる人が、すぐそばに居るんです。ボクを待っている人が、世界の片隅に居るのと同じように。  　ポエムブログランキングに参加しています。人々の優しさに寄り添えそうな気がしたら、ポチっとお願い致します。 

  2015年10月20日

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  詩～哀の間欠泉～

  歌はどうしてこんなにも、ボクの心を抉るのか。掻き立てる思い出は、頭痛を耐えるのと同じ様。色んな想いが重なって、鋭利な刀になる。歌が奏でるのは優しい旋律なんかじゃなく、心の奥に在るものを掘り返すような戦慄。涙が出れば楽かもしれないが、いつのまにか枯れてしまったんだろうな。まるで疲れ果てた泉の様。どれだけ言葉を並べ立てても、ボクを味方する言葉はそこには無い。独りぼっちに慣れた体で、小さな優しさに触れてしまえば、それが大きな傷痕になる。だから、なんもかんもを突き放して、またいつもの独りを選ぶんだ。どす黒くて救いようのない心は、きっといつまでも深海を漂うんだ。誰の目にも触れない所で。誰の記憶にも残らない場所で。それを望んだのはボク自身だ。それを選んだのはきっとボクだ。だから放っておいてくれないか。いつの間にか棘だらけで、輪郭すら分からなくなったこの心を、見て見ぬふりしてくれていいから。あなたにはこの心は、きっと重すぎる。あなたのその澄んだ綺麗な心には、重すぎる。近づけば近づくほど傷つけて、でも離れれば離れるほど、棘は増えてく。どうしたら良いかも分からない。弱い頭で一生懸命考えても、ヒント一つも見つからない。黒くて黒くて、痛々しいと笑うかい。そんな優しい瞳で見つめないでくれないか。その優しさすらも鋭い剣のようで、心の奥の、もっともっと奥にあるものを、激痛を伴って貫く。自分勝手な嘘で塗り固めた盾で防ごうか。その盾すらも、君は貫こうというのかい。この盾ですら、その優しさは防げないのかい。どうして歌はこうもボクの心を抉るのか。嘘で塗り固めたこの鎧も盾も、すべてを明るみにしてしまう様な清廉さ。嫌だな、嫌だなこんなのは。こんな自分は蓋をしたいね。鍵を閉めればそれでお仕舞い？そう信じて出来た、蝶番の扉。開ける鍵すら、もう何処にも見当たらない。探すライトも消え失せた。こんなボクを笑ってくれるかい。君たちはボクを見てなんて思うんだい？笑い声だけじゃ物足りないな。飽きもせずに、構ってくれてありがとう。ボクが代わりに笑ってあげる。こんなボクを知って君は、それでも愛を説くのかい。それでも愛を唄えるかい？棘だらけの心を焼き払ってしまえ。それが君の唯一の生存方法。そんな刀じゃ、そんな剣じゃ、傷が増えて終わりだよ。ほんとの終わりはそこにはないんだ。ごめんね。深く暗い闇が支配するこの心は、とても醜く、とても穢く、とてもとても気持ちが悪い。それでもボクは生きているといえるかい。この沸々と湧き出るボクの声に、耳を貸す覚悟は、その優しさにはあるのかい。これでもボクは生きてていいといえるかい。世界はどうしてこんなにも優しさで溢れているのか。みすぼらしくて、とてもじゃないけど生きてけないや。とてもじゃないけど、生きてけないや。棘だらけの心から滲んだ詩で、奏でる音。黒く、重く、深い、不快な音。耳をつんざく不協和音と手を繋いで、ボクは笑顔で歩いていく。  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ あとがき きっと誰しも心の奥には闇を隠している。隠して隠してひた隠しにして。ふとした瞬間に、そんなどす黒いものが湧き出たりする。誰に受け止めて貰うでもなく、ただ感情を吐き出すかのように。ミュージシャンなら、そんな想いも歌に代えて、賛辞の声を浴びるだろう。日々を生きる人々が、不意にそんな言葉をさらけ出せば、冷たい罵声と、鋭い視線で圧せられる。どうにも不条理で、苦しい世界。隠さなくたっていいじゃないか。世界を敵に回そうとも、全てを包んであげてくれないか 。そんな優しさで、愛で、溢れる世界を、きっといつか、きっと何処かで、見つけたい。  　 ブログランキングに参加しています。共感していただけたら、ポチっとお願い致します。 

  2015年10月20日

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  詩～失踪感～

  星一つ見えない夜に部屋を抜け出した。なにかを探していたのか。答えなんてとうの昔に忘れちまった。「気にしちゃいない。」なんて、放言高論しようとも、言の葉ひとつで揺れるカラダ。弱っちくて嫌になるね。吐き捨てるようなワードひとつと共に、闇に融けるように目を閉じた。雨の降りだした街に舌打ち。なにを探そうとしていたのか。そんなことなんてもうどうでもいい。「自分らしく。」なんて、大言壮語しようとも、想像力の欠如したアタマ。カッコ悪くて嫌になるね。泣き喚くようなメロディと共に、闇に紛れるように息を止めた。誰も居ない静寂の部屋。なにも探しちゃいなかったのか。呆れちまうほど嘲笑ってやるよ。「正しかったのか。」なんて、自問自答しようとも、ふとした瞬間崩れる感情。憂鬱としてて嫌になるね。書き殴るようなイメージと共に、闇を描くように心を捨てた。  　 ブログランキングに参加しています。気に入っていただけたら、ポチっとお願い致します。 

  2015年10月20日

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  数ヵ月前までの生に対する私の回顧録

  休みの日。読書をする。歌を聞く。人生を考える。世界には色々な考えの人たちがいて、色々な生き方をしている。十人十色の"生"。なにが"幸せ"なのかと考える。自分のために生きること、他人のために生きること。生き方の選択肢がこの世界には溢れている。なにもせずに生を全うするのも、なにかを成し遂げるために身を削るのも、どんな生き方にも等しく価値がある。等しい正義があって、等しい悪がある。だから他人にそれをとやかく言う権利なんてないのだろうと思う。人を殺そうと、愛そうと。そこにはなにかしらの想いがあって、その人たちには、それがその人たちの"正しさ"。"正しい"とはいったいなんなのか。数学に答えはあるのかもしれないけれど、テストにも答えはあるのかもしれないけれど、その答えを考えているのは一体誰だ？"正しさ"は偏見。個人の見解。一個人の一意見。だから、皆意見を押しつけられることを嫌う。「あなたの正義を押し付けるな。」と、自分の"正しさ"を守るために、そんな言葉を吐く。ある人は言った。「本当の意味で"優しい人"がいるとしたら、それは自らが世界の害悪であることに耐えられずに自殺した、今この世に存在しない人たちだ。」と。人は生きてるだけでなにかを奪い、なにかを奪われている。生きているだけで世界中を敵にまわしている。こんな世界で、僕はどんな"生"を選ぶのだろう。どんな自分勝手な生き方をするのだろう。どう生きることが、僕の"正しい幸せ"なんだろう。生きて生き抜いて、最後の瞬間に、「これで正しかった。」と、そう想える生き方が出来るだろうか。そんな自己満足に浸った"生"は、確かに僕には"幸せ"だろうが、"正しい"と胸を張って言うことを、果たして世界は許してくれるのだろうか。優しくなりたいと、そう思って生きてきた。本当の優しさを知らぬままに、自分の正義を振りかざして。きっとそれは"自分に優しく"生きるということだった。"他人に優しく"ではなく。気づかずにいた。優しく、正しく、幸せに生きること。その答えは誰も知らない。だから、死ぬことが怖い。死んでしまったら、僕というすべてが消えてなくなるから。僕の優しさ、僕の正しさ、僕の幸せは、他でもない僕自身でしか感じ得ないことだから。死にたくないから、生きる。生きるからには奪い続けるしかない。それはつまり、死を撒き散らしていくということ。つくづく僕という人間は、自分勝手だ。 ランキングに参加しています。気が向いたときにでも、ポチっとお願い致します。 

  2015年10月19日

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  詩～うつろい～

  まだこの街には、夏の香りが残っていて、冷えたアスファルトの匂いで目を覚ます。風が吹けば雲は流れ、隙間から覗く陽の光が、優しく僕を照らすんだ。世界はどうしてこんなにも、暖かいの。世界はどうしてこんなにも、冷たいの。もうこの街には、夏の香りは残っていなくて、朱に焼けた木々の鮮やかさで目を覚ます。風が吹かずとも人は流れ、寂しく君を探す人混みが、あざとく僕を笑うんだ。ねぇ、聞こえるかい、この声が。今にも消えてしまいそうな、君の面影に詩を唄うよ。ねぇ、見えるかい、僕の姿が。今にも沈んでしまいそうな、この夕焼けにボクを刻むよ。あぁ、決して忘れてしまわぬように、ボクの世界に君を残そう。 ランキング参加中です。 気に入っていただけたら、ポチっとお願い致します。 

  2015年10月19日

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  詩～夢物語～

  秋雨の降る夜の街。何処と無く懐かしさを感じた。新しさと旧さのコントラストに、君の横顔がやけに映えるんだ。二人で歩く街並みと、二人で感じる肌寒さが、季節の移ろいを思わせるのでした。心が奏でるリズムで、二人の距離が縮む。重ねた唇に想いを乗せて、言の葉は月夜に浮かぶ。それはまるで純白の綺麗な羽のようで。「時よ止まれ」儚い想いを胸に仕舞う。雲一つない澄んだ青空。なんとなく寂しさを覚えた。季節外れの向日葵に、君の微笑みが浮かぶんだ。二人で歩んだ道のりと、二人で交わした言葉達が、時の流れを忘れさせるのでした。悪戯な巡り合わせが、まるで重力のように二人を引き付けた。ボクが君を想う詩、君がボクを想う歌、きっと今は、同じ唄な気がしています。一人の夜に、空を見上げて、あの日の夜を懐かしく思うのでした。「今、君がここにいたら」そんな儚い想いを胸に仕舞った。 ブログランキング参加中です。気に入っていただけたら、ポチっとお願い致します。 

  2015年10月16日

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  生きるということ

  生きるということ。人それぞれ様々な生き方がある。夢を追って生きるものや、ただ日々を生き抜くことで必死なもの、死と隣り合わせで生きるもの。生き方の形というものは、このように様々であって、皆様々な目的で生きているように思える。しかし、その根本にあるものは、「幸せに生きたい。」という普遍的な欲求だと思う。幸せになりたいから夢を追い、幸せになりたいから日々を必死に生き、幸せになりたいから死線に身を置く。ではその幸せとはなんなのか？欲求を満たす為に生きるということが果たして幸せなのか。不変的な事実として、人間は「欲求」に支配されている生き物といえる。大なり小なり様々な欲求があり、その欲求をひとつずつ叶えることで、小さな幸せを実感していく。それを、ただただ繰り返し続ける。より大きな成果(幸せ)を手にいれるために。ここで問題になってくるのは、「人間の欲求は留まらない。」ということ。欲求不満、なんて言葉もあるが、どれだけ欲求を満たそうとも、人間の脳は、また新たな欲求を産み出し続ける。これも不変的な事実である。この事実を考えると、幸せの形というものが捉えづらくなってくる。欲求を満たすことで幸せを感じる、しかし、人の欲求は生産され続ける。幸、不幸のサイクルに、大半の人々は踊らされているのである。こういった現実を直視してしまうと、「じゃぁどうすれば幸せになれるの？」と悩む。あれやこれやと思考し、答えが分からず、なにをすればよいのかも分からず、目先の幸福を求めて生きる生き方に嫌悪し、自分が嫌いになり、鬱になる。心の繊細な人々は、この事実を受け入れられずに命を絶つものもいる。「本当の幸せ」というのは、本当に難しい課題である。青春時代には、日々生きることに精一杯で、夢を叶えるだとかそういった欲求よりも、愛だとか、友情だとか、そういった見えないものに憧れた。しかしそこから、葛藤を重ね、自我が確立されていくと、夢というものが生まれる。そこに大きく絡んできたのは「承認欲求」という欲求だ。「親に認められたい」「世間に認められたい」「社会に認められたい」、とにかく、「自分という存在を誰かに認めてほしい。」。その為に、勉学やスポーツに励み、なにか結果を残すということに躍起になる。それは個人を高めるという意味では、とても悪いことではないし、むしろ人として成長するという点で、褒められることである。だが、この過程が、大抵の人々を傷つける。何故か。答えは簡単で、必ずしも結果というものがついてくるわけではないからだ。「努力をすれば必ず結果はついてくる。」などという甘言に騙された若人たちは、大切な時間を様々なことで浪費し、己を犠牲にして世界に貢献しようとする。しかし、努力如何に関わらず、認められるものは認められ、認められないものは認められない。それには勿論、運だとか境遇だとか、己の力ではどうしようもない事柄が多分に関与しているのである。だからこそ「こんなに頑張っているのに。」だとか、「ここまでやったのに。」という感情、「頑張っても報われない。」という事実が、他者へ攻撃性(恨み、妬み)を持つことにも繋がる。もしくは、頑張っても報われないことで、これが自分の限界なのだと、自分の力のなさに辟易し、自傷行為(肉体的、心理的)に移る。これが不幸の始まりではなければ、いったいなんなのか。不幸というものは、この「認められなければ価値がない。」と、思い込むこと、そして、世間の一定数の人間がそういった意識を持っているということが、人々の不幸を生み出している。前述したが、私にも夢がある。世界に貢献をして名を遺すということや、その過程で様々な感動と喜びを人々に提供したいという強い思いだ。具体的に言えば、今現在の停滞した日本のレストラン文化、突き詰めれば進展のない「サーヴィス」というポイントにおいて、今までになかった考えや方法を生み出したいというものだ。そしてそれを世間に浸透させ、所謂ベースというもの作り、それを作り上げた人間として「認められたい」というものだ。そのために色々な本や情報を集め、時間を削り、体力を消耗し、大変な思いをしながらも、己を叱責し、夢というものを叶えることに躍起になって生きてきた。しかし、ふとこんな感情が芽生えたのだ。「今、幸せじゃない。」勿論勉学に励むことは、新たな知識が増え、自分の成長も客観的に見ることができたし、それはとても楽しいものだった。新たな可能性もたくさんみつけられたからだ。ただ、そのなかで、報われないということも、認められないということも、何度も、何度も経験してきた。それがとてつもなく辛く、苦しく、傷つく原因だと気づいたのだ。先程も述べたが、「報われない」「認められない」という事実は、どれだけ努力をしようが、境遇や運によっては避けられないこともある。勿論改善できる現実もそれと同じくらいあるが。これはつまり、認められたいという承認欲求で自分の生き方を決めてしまうと、勿論幸福を感じるポイントはあるのだが、それ以上に蔓延する不幸と、必ず共存した生き方になるのだ。「幸せだけれど、どこか満たされない。」という感情は、この生き方から生まれる。それはそうだ、幸せのすぐそばで、常に不幸が目を光らせているのだから。だれかに「認められたい」という生き方は、ずばり「他人のために生きる」生き方なのだ。第三者の欲求を満たすことが、私という人間を認めてもらえる唯一の方法で、つまり、他者が幸せでないと自分も幸せになれないのだ。それは、皆が皆を認めあう世界であれば、幸せの恒久循環であり、それこそ本当に幸せな世界なのかもしれないが、理想論。何度も言うが、誰かに認められないという事実は絶対に存在するのだ。認めてくれる人もいれば、認めてくれない人もいる。不幸を伴う幸せなのだ。ユダヤ教の教えに、「自分が自分のために自分の人生を生きていないのであれば、いったい誰が自分のために生きてくれるだろうか。」という言葉がある。まさにその通りで、「他者が認めてくれなければ価値がない。」＝結果が全て。という考え方は、幸せの妨げとなるのだ。なぜ「自分で自分を認める」ということができないのか。それは、やはり世間にそういった考え(結果が全て。)が蔓延しているということが大きい。特に日本は、そういった考えが根強くあるように思う。回りに気を使い、認められるということに躍起になり、心をすり減らす。しかしその結果、日本という国が栄えたという事実も勿論否めない。だが、本当の幸せを望むのであれば、そんな世界、価値観からいち早く脱却し、自分の為に生きてあげなければならない。これは決して、好き勝手に生きるということを肯定しているわけではない。生きている以上必ず他者が存在し、つまりは人間関係というものが存在する。自分のことだけを考え自分勝手に生きていては、いつか必ず己の首を絞めることに繋がるのだ。ではどうすればいいのか？自分の成長に繋がることに努める。ただし、そこで生まれる他者の評価は一切気にする必要はない。要は、自己満足の世界に生きるのだ。これは、自分勝手に生きることと混同されかねないかもしれないが、そうではない。人それぞれ価値観というものがある。「これはしちゃだめ」とか「これはよくない」といった自己の道徳観とでもいうのか。ひらたく言えば「自分らしさ」「自分の生き方」という言葉に集約できるだろうか。つまり、「他者の評価」ではなく、「自分に対する自分の評価」の世界に生きるのだ。理想の自分、その自分に近づくために生きる。そこに他者の意見や評価は関係ない。自分の生きたいように生きるということは、そういった主観的な世界に生きるということである。そもそも、善悪といった考えもコモンセンスではあるが、人それぞれやはり基準は違う。憲法だとかルールという、大枠の普遍的な括りはあるし、そのなかで生きるのは宿命であり私たちの力で変えることはおおよそ不可能であるが、それ以外の善悪に関しては他者の評価を気にする必要なんてない。大袈裟に言えば、戦争に正しいと言い切れる正義が存在しないことと同義だ。侵略国には、その国の正義があるし、披侵略国にも、その国の正義があって戦っているのだ。平和のために相手国を虐殺することと、国民を守るためにその侵略国に徹底抗戦すること。勿論どちらを肯定するつもりもないが、どちらの国にも、その国の正義があり、その正しさのために戦っているのだ。話が飛躍してしまったが、つまりは、他者の評価を気にしていたら、自分らしくなんて生きれなくなるのだ。自分が生きたいように生きるからこそ、そのなかで幸せを実感できる。やりたいと思ってやったことで、後悔する必要もない。他者の評価を気にすれば、「あのときああしていれば」とか、後悔が生まれ、結局不幸を感じてしまう。「自分らしく生きているのだ。」という気持ちを胸に強くもちつづけ、他者に惑わされずに、「自分の中の理想像」に素直に寄り添い生きるということが、幸せに生きるということへの近道なのである。そう考えると、自分の夢というもの叶えることで、決して幸せになれないということに気づく。そして、夢というものが幸せへの足枷になるのだ。夢を諦めるというのは、とても不安が伴うことだ。しかしそれは「そんな自分を認めてくれるのか」という、やはり他者の評価に対する不安なのだ。だけれども、そうやって夢を叶えることよりも、自分らしく生きることのほうが、どれだけ幸せを感じて生きていけるのか。他者の評価を気にすることがなければ、そういった不安に一喜一憂することもなく、日々を謳歌していけるのではないかと私は考えるのだ。だから、恐れないでほしい。「夢を諦める」ということを。恐れないで欲しい。「自分らしく生きる」ということを。その先には、必ず幸せが待っているから。あなたはあなたらしく。あなたの為に生きてあげてください。 ブログランキング復帰しました。気に入っていただけたら、ポチっとお願い致します。 

  2015年10月16日

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• 詩～バックパッカー～

  いつだって誰もが、 背中を押してくれる人を探してる。 雨の降る街、風の吹く橋の上。 葛藤に揺れる。 なにかをきっと叶えたくて、 その想いだけで駆け抜けてきた道。 だけどいつしか、 そんな想いは、重い荷物になって、 一人で背負いこんでいたんだ。 歩き続けた道のりで、 広い集めた欠片、溢れる背中。 歩き続けた道のりで、 落としてきた欠片、忘れた気持ち。 大切なものがなんなのか、 考えもせずにがむしゃらに手に入れて、 失ったものは大事なものだらけ。 勝ち負けなんてどうでもよくて、 あなたはあなたらしく。 ボクはボクらしく。 気づくのがちょっと遅すぎたのか。 今からでも遅くはないかな？ ちょっと背中の荷物が重すぎるけれど、 少し待っていてくれないか。 あともう少しで、君のとこまで行けそうなんだ。 今からでも、遅くはないよね。 あと少しだけ、そこで待っていて。 そう遠くはないはずだから。

  2015年10月13日

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• 詩～等身大～

  等身大の人生の、入り口に今立ってんだ。 夢を掲げて強がって、強がり続けて生きてきて。 そんな俺を見てみんな笑うんだ。 転んだときには指を指され、飛ぼうとすれば足を掴む。 きっと心はすり減って、 それでも気づかないふりしてやってきたんだ。 「今のままの君でいいよ。」と、 そんな言葉を探してた。 背伸びをした人生像。 「お前じゃ無理だ。」と笑われた。 まわりを気にして強がる癖がついていた。 等身大の人生の、入り口に今立ってんだ。 世界を知ったつもりになって、空を飛んで生きていた。 そんな世界に打ち落とされた。 羽を千切られ、足には枷をつけられた。 体もいつのまにかすり減って、 気づかぬふりが出来なくなった。 「ありのままの姿が好き。」だと、 言ってくれる人たちがいた。 背伸びをしていた偽の自分。 「サヨウナラ。」と笑ってやった。 まわりは支えてくれる人たちだらけだ。 等身大の人生の、入り口に今踏み込んだ。 夢は放さない、だけど忘れない。 そんな俺をみて笑ってくれないか。 転んだときには手を差し出してくれて、 飛ぼうとすれば風が吹く。 きっと心は輝き出して、 本当の自分に、やっと気がついた。

  2015年10月10日

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• 詩～怠惰と苛立ち～

  深いところまで落ちてゆきたい。瞬きするのも躊躇するような、澄んだ世界。音も香りも、何もかもが華やかな、そんな場所へ。空を見上げてみた。久しぶりに見た星空は、燦然と輝く星達で満たされてるはずなのに。けれども、荒んだ心で見たそれは、ただただ、明かりをこのホシに届けるだけの、ライトでしかない。クソみたいなこの世界で、何をしたくて呼吸をするのか。何が生きざるを得ない使命感になるのか。投げ出しちゃダメなのか？耐え続けなくちゃならないのか？何の為に息をする。何もない、平凡な日々を、こなすだけが特技の屑で溢れるこの世の中。想いを声にすれば打ち捨てられる。こんな世の中…。こんな世界。こんなもんこそ、捨ててしまえ。深いところまで、連れていってくれないか。音も、香りも、感触も、色も、心も。なにもかもが、無を奏でるような、そんなところまで。こんな世界、捨てちまえ。

  2015年10月05日

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• 詩～過去、未来、今～

  思い出に誘われて、心を遊ばせてみる。見えもしない、聞こえもしない、遠い世界の君のこと。この世界でいつか巡り逢えたら、なんて、そんな奇跡も信じてみるよ。昔々のお話です。一人の詩人がそこにいました。色んな想いを紡いだ彼は、いつしか力尽き、言葉を紡ぐのをやめました。それでもその想いは決して滅ぶことなく、今日もどこかで誰かを救ってる。想いをのせた言の葉は、いつのまにか言霊になり、そよ風にのって時を旅する。彼の知らない世界で、彼の知らない物語。鮮明に浮かび上がる一秒一秒が、ボクの歩みを促すんだ。誰かを想い、誰かを愛し、誰かを憎んだあの日々が、今では彼を救うのでした。木々のたもとに、美しく、玲瓏とした灯りがともる。紅に染まる景色に、記憶と感情がこだまするのでした。昔話はここでお仕舞い。いつかまた、君の知らない世界で、ボクの知らない、貴方たちに出会いたい。

  2015年10月01日

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• 詩～想い歌～

  夢を見るにはちょっと早すぎるような、そんな夜には、君を想う言の葉を、音にのせて口ずさむんだ。ここから君までの距離はどのくらいかな。ここで唄う詩は、どこまで響くのだろう。月を隠す曇り空を突き抜けて、どうかあなたの耳元まで。そんな戯れ言で胸を締め付ける。夜風に吹かれながら、煙草を吹かし、消えゆく紫煙に、この距離を思う。さっきまで隣にあった温もりで、なぜこうも容易く心は傷つくの。出会えた喜びも、別れの悲しみに変わるのなら、どうして僕らは出会うのだろう。そんなことを考えながら、少し肌寒くなりかけた、都会の夜が更けてゆく。夢を見るには、まだちょっと早すぎるよな。もう少しだけ、君を想っていようかな。もう少しだけ、君の笑顔を思い出そうか。もう少しだけ、もう少しだけ。

  2015年10月01日

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• 詩～人と世界と神様(あなた)と～

  今日も世界は廻ってる。今、なにが起きてるかなんて、僕らの人生には関係ない。なにが起こってようが、今日も変わらず、僕らは息をする。どうして、どうしてかなぁ。なんだか、なんだか、胸が苦しい気がするよ。関係なんて、ないはずなのにな。あぁ…。今朝、誰が死んだとか、君の人生には関係ないよ。誰がなにをしてようが、今日も君は、生を全うするんだ。どうして、どうしてかなぁ。なんでか、なんでか、世界が憎いよ。関係なんて、ないと思ってるのに。なぁ…。ねぇ、答えてください。神様。この世に僕らを産み落とした理由。人が人を憎む理由を。ねぇ、教えてください。神様。あの人が世界を嫌う理由。僕があなたを憎む理由を。今日も世界は廻ってる。今日も誰かが死んでゆく。今日も君は憎まれていく。今日も明日も、これからも。

  2015年10月01日

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• 詩～うた～

  ひとの心なんて、わかりたくない。優しさとか、後悔とか、色んなものを。なんで。知りたくないのに。聴こえるんだろう。泣いてる。きみの声が。見えないはずの、大粒の涙が。考えるだけで、胸が苦しくなって、なんとかしたいと願うほど、自分の未熟さが悔しくって。その顔に、ただ笑顔があればいいなって。そう思うだけなのに。深すぎて、深すぎて。そばにいるのに。手が。手が届かない。救えない。知りたくなかった。知りたくない。知りたくないのに。どうして、声が聴こえるんだろう。そんな、泣いている、哀しい声が。哀しい、うたが。

  2013年01月27日

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• 詩～空のむこうがわ～

  広い空を見上げて、遠い夜空を想うよ。陽が昇る頃に星が降る。流れ星に乗って、明日に行けたら良いのになぁ。そしたら君にも追いつける。青い空のキャンバスに、君の笑顔を描くよ。朝が焼ける頃に陽が落ちる。「夜空は繋がっているから隣に居るよ」照れくさそうに君が囁いた。夜に君を見つけたよ。朝が君をさらってくよ。星空が君を映すよ。青空が君を隠すよ。「嗚呼」真夜中に心が叫んだ。黒い空が青にかわって、昨日を愛しく想うよ。明日を待てずに今日も叫ぶ。この想いが星になって、君に届けばいいのになぁ。

  2013年01月15日

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• 詩～あの日～

  吐く息は白くなって、過ぎた季節を懐かしく思う。街をゆく人々は、去年と変わらないけど、景色とボクと心は変わった。少しずつ前に進めています。あなたは進めていますか？きっと約束のマフラーも、完成することはないんでしょう。だけど、そんな約束があったことも、良かったら覚えておいてね。ボクはボクの道を行きます。あなたはどうですか？街も、空も、音も、匂いも、今ではすべてが想い出。あなたという記憶が、心を抉っていくよ。それでも今は立ち止まれないから、振り返らないように歩いてゆきます。ボクは笑顔で生きています。あなたも笑顔で生きていますか？――――――――――――――――――――――――――――みなさんお久しぶりです。パソコンが壊れてしまったため、しばらく投稿ができませんでした。スマホになったので、たまっていた詩を、投稿していこうと思います。

  2013年01月15日

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• 詩―空想―

  目を開けば、いつもの景色。秋を告げる風に、想いが揺らぐ。「もしもこの世界が幻だとしたら。」誰かがそう問いかけた。『それでもボクは生きるだろう。』目を閉じると、黒の世界。音も匂いも、形もない。「存在すらも、君は失うとしたら。」他の誰かが続けて問う。『それでもボクは人を愛するだろう。』時は進む、世界は廻る、記憶は辿る。歩み、考え、生きる。真実は矛盾の上に成り立つ。最低な生物、【人】に生まれた、最低な人、【ボク】。最低なボクを最低たらしめないために、愛が必要なんだろう。人ってやつは、眩しすぎるくらいに美しい。儚く、穢く、狡い。【生きる】という行為は、なんて最低なんだ。そして、とても美しい。「世界は、美しすぎた。」『ならばボクは醜く生きよう。』欲に溺れ、永遠を望み、愛を抱いて。『ボクは生きる。』

  2011年10月12日

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• 詩―アシアト―

  歩き始めたんだ。月が綺麗な夜の日に。コーヒー片手に目を覚さまして、世界の静けさに目が醒めて。一歩、一歩が繋がってる。進むことだけ考えて、振り返らずに、痛みも耐えて。転んで泣いたりもしたけれど、擦りむいた傷は、いつのまにか消えてて。駆け足で逃げたこともあるけれど、周りの景色は変わらなかった。同じ歩幅なんてないから、自分のペースで歩いていいだろう？冷めたコーヒーで世界が褪めて、セピア柄の記憶が流れてく。記憶の足跡を辿ったら、どんどん後ろに戻っていったけど、周りの景色は変わらなかった。一歩、一歩が繋がってる。一歩、二歩、三歩、一歩飛ばして五歩。それでも周りの景色は変わらない。分かってる、分かってるんだ。進むことも、戻ることも何もかもが、一方にしか向かってないってことを。体がどんなに方向音痴でも、心は全部を知ってるから。どんなに迷っても、真っ直ぐに生きているから。自分の望んだ世界が、そこにあるから。

  2011年08月11日

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• 詩―歩み―

  人間なんて所詮、同じ失敗を繰り返す生き物で、学ぶことを知らずに、けれど、忘れる術も知らず、ただ同じ悩みに引きずられて落ち込む。バカみたいだって思うけどね。忘れたいことも忘れれば楽になることも、いくらでもあるけれど、自分が歩いてきた道に変わりはなく、その道は1本しかないんだからね。ようは、一度しかない人生で、分岐点はいくらでもあっても、振り向いたらそれは一本の道なわけで、いくら戻っても同じ人生を歩むだけで、それならば、誰よりもずっと先に、早く前へ前へと進んで行ったほうが、たくさんの出来事に出会えるわけで、いつまでも悩んで振り返ってる暇があるなら前を向こうよ。

  2011年08月06日

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• 詩―奇跡―

  たくさんの人々。ひとつの空を見上げ、なにを想うのか。そりゃボクだって、さぁ。人を愛したいって想うけど。そりゃボクだって、さぁ。人に愛されたいんだよ。63億人のなかから出会えたこと、そしてこんなボクを選んでくれたこと。その選択が正しかったかどうかなんて、さぁ。いつになったら、分かるんだろうね。分かるはずないよね。理由なんて知らない。けど、側に居てくれることが、答えなんだろう80年分の18年目。一生のうちで、君に出会えること、そんな確率は、きっと数学者でも分からない。奇跡としか言いようがないんだよ。ボクと君が出会えたこと。だから大切に生きよう。毎日を生きよう。愛し続けよう。たくさんの人々。真夜中の空を見上げ、ため息ひとつ。辛いことだって、そりゃ、いくらでもあるだろう。誰だっていつも、同じような悩みを抱えて、ときにひとり悲しく涙を流す。抱え込んだ悩みの大きさなんて人それぞれだよ。だけどどんなに大きな悩みがあったとしても、ボクはきっと、ずっと、君を支える。側で支える。いつでも、側で。

  2011年06月14日

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• 詩―想い―

  "嫌われる恐怖"で精神的に束縛してしまったら、二の舞でしかない。そんなことしたくはない。絶対に。彼女を弱くさせたのは、彼女自身ではなくて、紛れもなく、そばにいた人物。だからこそ、ボクがそばにいて支えると、幸せにすると心に決めたのに、このままじゃ何も変わらない。少しずつ積み上げてきたものが、一瞬で泡沫と消えてしまう。強く、なるんだ。

  2011年06月01日

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• 詩―廻る―

  廻る廻る思考が廻る廻る廻る同じところをぐるぐると廻る廻る何もかもがぐるぐると廻る廻る始まりと終わりを廻る廻る繰り返す廻る廻る延々と

  2011年05月30日

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• 詩―傷―

  辛いことがあったって、いつだって一人塞ぎ込んで。いつの間にかぽつり浮かぶ、傷だらけの心。誰が傷つけただとかどうでもよくて、「早く絆創膏をくれないか」と不貞腐れる。耳障りな風の音に、小さく舌打ち。月明かりに照らされた傷口がひりひりと痛むから、すまし顔でぐるぐる廻る月を、睨んだ。悔しさが脳を支配して、思考が麻痺。何もかもを振り払うようにして駆け出していく。転んで、膝を擦りむいて、心も体も傷だらけ。顔をあげると、ボクに向かって真っ直ぐに伸びる手。一瞬躊躇して、その手を掴んだ。

  2011年05月05日

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• 詩―今をゆく―

  僕ら歩いていく道は、遥か遠くへと続いている。どんなに高く聳え立つ壁があろうと、二人で乗り越えてゆける。例えばそれが痛みだろうと、例えばそれが悲しみだろうと、例えばそれが怒りだろうと、二人なら越えてゆける。だから振り返らずに前を向け。考えてる暇なんてどこにもないから。今を見て、今を信じて、共に歩いてゆこう。君と同じ歩幅で。

  2011年05月05日

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• 詩―カタチ―

  空は色を忘れ、白黒の世界。音を失くした風は、ただ心を揺らす。記憶は色褪せて、曖昧な感情が水面に浮かぶ。カタチが分からなくなってしまって、ただ鏡に向かって嘘をつき続ける。そんなことを繰り返しているうちに、真実なんてものは無くなっていた。だけど、それでも世界は廻っている。誰かの為に生きるだなんて、足枷を増やすようなもので、翼があっても空は飛べない。月は笑うことを忘れて、ぼんやりと世界を見下ろす。闇は隠れることを止め、哀しみを曝け出す。感情は行き先を見失って、何もない地面へと吸い込まれていった。不毛な行為の繰り返しで、濁った想いは誰のもの。汚れだらけで本来の姿も分からなくて、ポツリと浮かぶ過去のモノ。誰かを愛することなんて、見えないモノを増やすだけで、扉があっても鍵はみつからない。色も、音も、記憶も、感情も失われたこの世界。それでもボク達は毎日をこなしてる。たった一つの幸福のために、何もかもを捨てても、失っても構わないと思えるほどの、嘘みたいな人生を、それぞれが歩んでる。

  2011年04月30日

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• 詩―悲しみの塔の麓で―

  どんなに苦しくてもボクがそばに居るから君の声は何処に居ても聞こえるんだだからどんなことがあっても挫けないで諦めないでその先に道があるから雨が降っても汗まみれになっても泥で汚れても心は清く澄んでいる闇の向こうから声が聞こえて灯りを探して心まで照らすいつでもいつまでもボクはそばにいるから

  2011年04月19日

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• 詩―流れ―

  一瞬の出来事で、人生って色々と変わる。咲き誇っている桜の花びらが、次の日には散ってしまうと、あんなにも綺麗な昨日の景色が、それはまるで、何年も前のことのように感じてしまう。ふと気づくと、周りは見たことのない景色になっていて…。どこから来たのか、とか。いつから居たのか、だなんて、とてもちっぽけなことだから、箱に詰めて捨ててしまおう。けれど、鍵を閉め忘れてしまったのか、いつの間にかそんな感情がポケットに。自分の知らないところでおこったことの真実なんて、自分には絶対に分からないことだから、気にするだけ無駄なのに。でも、そんなもんか。

  2011年04月16日

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