テーマ:結婚(618)
カテゴリ:“もん、もん”番外編
hiroくんは、また“だんまり”突入かなと思いはじめた月曜日。
男と女という性別による違いのひとつに、男の人って、人により違いはあるだろうが、いろいろなことを友達や親しくしている人に相談しないんだなと思うことがある。なにかアドバイスしてもらわなくても、人に話すと気持ちが楽になったり、違う方向性が見えてくることはある。 わたしは、どちらかというと「ふ~ん」と聞いてもらえるだけでいい方だ。結局、何かを決断する時、決めるのは自分自身だし、自分の気持ちや方向性は、人に相談する以前に決まっている。正反対の方向性に進むようなアドバイスを受けると、自らを否定されたような気分になって落ち込む。 前々から、相談にのってもらえばいいのではないかと思っていた人に、hiroくんに紹介された親戚の方がいる。だが、一度お会いしただけで、連絡先などもしらない。逆にわたしの連絡先も教えることなどなかったので、いろいろ考えた挙句、hiroくんの実家に電話した。7月末に家に行ったものの、やはり電話するとなると緊張する。心臓、ドキドキ、バクバク。 「なんかいろいろ悩んでいるみたいで…」 「hiroは、何ていってます?」 “もん、もん”いって、“クルクル”していますともいえない。 「hiroくん、やさしいからいろいろ悩んだり考えたりするんですよ、きっと」 「本当に、もう、あの子は…。一緒に暮らさなくてもいいっていってるのに…」 えっ、そうなの? 「わたしが至らないことが多いから、いろいろ考えるんだと思うんですけど」 「人なんてね、そんな完璧な人いないの」 ああ、hiroくんママ。話がわかるぅ。うちの親より、一回りくらい上のはずなのに…。第一印象も、気さくでさっぱりしているなとは思ったが、その印象は間違っていなかったかもしれない。 「hiroは、本当に、グズで!」 おお、hiroくん、グズっていわれちゃったよ。やーい。hiroくんの、グズ! その後、昨年の秋に一度会った親戚の方に電話した。 「こちらからも連絡しなきゃって気になっていたんです」 といわれ、ああ、電話してよかったなと思えた。 「……で、hiroくん、いろいろまた考えているみたいなので、一度それとなく話を聞いてやってもらえませんか。きょうで、3日、電話もメールもきませんから、だんまり突入かなって思って…」 「え、毎日、メールや電話があるの? hiro、まめだな~」 おお、hiroくん、今度は“まめ”っていわれているよぉ! 「だって、“なかよし”ですもん」 そう、仲はいいんだけどね~。 その夜、23時近く。3日ぶりのメール着信音を聞いた。あれ? hiroくんだ。だんまり突入じゃなかったか? 「今夜から、また“入れ歯”して寝るんだね。おやすみ」 歯医者に行ったことをメールしたことに対しての返信らしい。当たり障りのないメールをよこした。噂されたこと、本能で感じとったかな? う~ん、今回は“プチだんまり”かな~。 翌日。 親戚の方から電話があり、昨夜、hiroくんのところに電話したけど、出なかったとのこと。 「きのうは、11時ころなら、hiroくんからメール来ましたよ。やっぱり、何の用で電話があったかわかっているから、きっと“仕事で気づかなかった”ことにしようって思っているんですよ。本能的に、出ちゃいけないなって思って…」 しばし、hiroくんのうわさをする。 hiroくん、くしゃみ、出なかった? 漱石の三四郎に“ストレイ・シープ”(迷える子羊)という言葉がある。「人はいつまでもストレイ・シープではいられない。早かれ遅かれ決断を迫られる時がくる」こういうニュアンスの一節があるのか、もしくは教授の言葉だったのか、もう記憶は曖昧だ。いつでも人生の岐路の立たされた時、思い出す重みのある言葉だ。 ●roze-piのひとりごと むかつくup ひとりごと、なんか“むかつく”ジャンルがダントツに多い。 性格、わるいな~。 友達から急に連絡があり、会うことになった。半年ぶりだし、シフォンケーキ持っていってやろうと思って焼いたものの、取り出した瞬間…。 「あ~、へこんだ~!」 たまにできる、へんなくぼみ…。 空気じゃないと思うんだけどな~。蒸し暑いような時期にできるような気がするけど、謎だ。 お子さまむけに、甘めのカフェオーレにしたので、意地でも持っていく! 少し切り取って、ごまかした。 シフォン作りでもバイオリズム低迷かな~。 かなり背の低いシフォンになっちゃったな~。 ◆シフォンケーキを作ろう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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