SALT OF THE EARTH

弁護側は計画的ではなかったという方向にしたいのかしらんが、
読めば読むほどバカらしくなってくる。
被害者や遺族はどんな気持だろうかと思う。

八方ふさがり。それ以外方法がない」加藤被告が決意した瞬間

やはり加藤は「人間やめた」わけだから。
そうならないチャンスがあったのに、そちらへ方向を修正できなかった。
自殺しかけたというのは少々ショッキングだが、改めて考えると、なるほどなぁと。
彼を諭したお巡りさんはどう思ってるだろう。
恐ろしいことだが、物事ってそうやって見えない筋書きのようなものを辿ってるのだろうか。
電車が止まってなければ、警官に諭されなければ、
「人身事故」で何万人だかに迷惑をかけて（秋葉に固執してたんだね）
名も無き数行（にすらならない）のニュース（にすらならない）で終わりだった。
子供時代からろくなことのない20数年の人生。
事件を起こした彼の人生は変わった。
今はろくなことのなかった人生を振り返り、掲示板で装うこともなく、人に語る場がある。
彼は少し満足してるんじゃないだろうか。
まぁ、幾ら語られても胸糞が悪くなるだけだが。

子供時代から思春期と、あまり抑えつけられるといい結果にならない。
絶対どこかで跳ね返りがある。
母親ってのは呪縛だなぁと思う。
お腹をいためた、なんてそんなに偉いことなんだろか。
加藤の弟は大丈夫なんだろうか。

･･･別の話だが、自殺と推測される女性ｱﾅｳﾝｻｰも完璧な母を目指しすぎたのか。
離れて暮らす夫にも、心配ない、ちゃんとやっている、と報告してたんじゃないだろうか。
本来なら産後は夫と暮らした方がよい気もするが、
それも彼の仕事に理解を示す妻を目指したのかもしれない。

そういう人に、私のように雑になれ、といっても無理だろうけど･･･
妊娠したときから成人させてもなお、どれだけ「できた親」だったかなんてわからない。
だったらもう少しいい意味で「いい加減」でもいい気もする。