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《東京市場*来週の展望》(7月第1週)
☆来週(7月1-5日)の東京株式市場は、戻りを試す展開か。 6月28日の日経平均株価は大幅に続伸し、1万3677円32銭(前日比463円77銭高)引け。 4週ぶりの高値水準に復帰してきた。 対ドル、対ユーロでの円安や、月末のドレッシング(お化粧)買い観測が株高の背景要因として挙げられるが、市場ムードは好転しつつある。 総務省が28日発表した5月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)は前年同月比横ばいの100.0となり、6カ月連続のマイナスにブレーキを掛けた。 デフレ脱却に一歩前進した格好となり、好意的にとらえる向きは少なくない。 海外では、量的緩和の年内縮小を織り込みつつ、NYダウが持ち直しているうえ、金融ひっ迫懸念に揺れた中国・上海総合指数も落ち着きを取り戻すなど、世界的な株安連鎖もひとまず後退したもようだ。 テクニカル上では、日経平均株価がこの日、25日・75日の両移動平均線を回復。 取引時間中ベースで、5月23日の年初来高値1万5942円60銭から6月13日の直近安値1万2415円85銭までの下げ幅の3分の1戻し1万3591円14銭もクリアしてきた。 次なるターゲットとして、心理的なフシ目となる1万4000円や、半値戻し1万4179円23銭が意識されるとの見方も出ている。 ただし、来週は国内外で重要経済指標の発表が相次ぎ、その結果が相場に影響を与えることにもなる。 ちなみに、週明け1日には国内で日銀短観(6月調査)、中国で6月製造業PMI(購買担当者景気指数)が予定されている。 米国では、現地1日に6月ISM製造業景況指数、3日に6月ADP雇用統計、そして週末5日には最大の焦点となる6月雇用統計を控えている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 29, 2013 07:13:45 AM
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