|
テーマ:今日聴いた音楽(73704)
カテゴリ:ボサノバ;MPB;非英語圏
☆乃木坂46が10thシングル「何度目の青空か?」をリリースする。 今作では進学準備のため前作「夏のFree&Easy」に伴う活動を休止した生田絵梨花が、初めてセンターポジションを務める(参照:乃木坂46生田絵梨花、進学準備のため一時休業を発表)。 壮大なスケールを持つ新曲を前に、彼女は今何を思うのか。 シングルで初めてセンターに立つことに対する思いや、ミュージカルや映画での主演を通じて得たもの、そして10thシングルという節目のタイミングに思うことや乃木坂46がこれから進んでいくべき道など、本音をじっくり語ってもらった。 休業後最初の仕事が選抜発表収録──生田さんは10thシングルの選抜発表でセンターとして名前が呼ばれたあと、とてもドギマギしていましたよね(参照:乃木坂46生田絵梨花、次作で初センター就任)。 ■生田絵梨花 あの選抜発表の収録が復帰して初めてのお仕事で、まず活動再開自体に緊張感があったし、みんなとひさびさに会うっていうところでもドキドキでした。でもまさか自分の名前があそこで呼ばれるとは全然思ってなかったですし、実際に呼ばれたあともうれしい悲しいというよりもまずビックリしちゃったというのが、あのときの状態でしたね。休まずにずっと活動を続けてきてのあの呼ばれ方だったら、きっとまた違った驚き方になったのかな。私は一度お休みしてしまったので、そこでなおさら心が追いついていなかったんだと思います。 ──今までのシングルでもフロントに立つ機会は多かったですが、センターに立ってみたいとは思っていた? 初期の頃、よくフロントに立たせていただいていたときは「いつかセンターに立てたらな」という思いも強かったんですけど、活動を重ねていくうちにセンターも生駒(里奈)ちゃんからどんどん変わっていって。その頃には1人ひとりがパワーを持っていて輝き始めていたから、きっと誰がセンターになってもその人がしっかり務められるんじゃないかと思うようになったんです。なので、そこにこだわらずとも自分のやれることをやって、そのポジションで自分が光れたらいいなと思いながら今は活動しています。 ──それは以前よりもグループ全体としてどうなりたいとかどう見せたいかとか考えられるようになったから? そうですね。それは大きいです。 ──そして8月30日の明治神宮球場でのライブでセンターとして新曲「何度目の青空か?」を披露しました。実際にセンターに立ってどんなことを感じましたか?(参照:乃木坂46ツアー千秋楽に新センター生田光臨) やっぱり一段と緊張しますよね(笑)。緊張するし、何をするにもプレッシャーもかかるし、なんと言っても私は前作での活動を休んでいたからそのことを少し引きずってもいたし。だけどそこは周りのメンバーが「全然気にしなくていいよ! そのままいくちゃんらしくやってくれれば、それが一番いいと思う」と言ってくれて、それが支えになって変に構えたりとか作ったりとかせずに、自由にできたのかなと思ってます。やっぱり環境が変わっても以前の自分と変わらない軸っていうのはずっと持っていたいので、いい意味で変わらない部分はずっと大切にしていきたいですね。 地方公演の日は家で時計を見ながら心配──8月に行われた「真夏の全国ツアー2014」では、生田さんが謎の組織に捕らえられ、最終日の神宮で見事脱出してステージに現れるという演出が用意されました。 私は地方公演での演出を一度も観ることができなかったんですけど……最終日の登場まですごい引っ張っちゃったじゃないですか(笑)。みんなのライブにいちいち映像でお邪魔しちゃったのも申し訳なかったし、(神宮で)出て行く前にお客さんも飽きちゃってるんじゃないかなって思ってたんです。でもステージに出て行ったらすごい声援で温かく迎えてくださったので、すごい安心しました。それまでは私の映像が流れてるって聞いただけですごい不安で、地方公演がある日は家で時計を見ながら「今頃、どうなってるのかなあ……」って心配してたんです(笑)。 ──反響を直接耳にしてないぶん、不安にもなりますよね。それにしても神宮でのあの登場の仕方は、ちょっと鳥肌モノでしたよ? 本当ですか? いやあ、心臓がバクバクして、必死に歩いてました(笑)。 ──しかも、たった1人でステージに出て行ったわけですし。 なかなかできない経験ですよね。しかもメンバーやお客さんはすでに盛り上がっていて、そんなライブの途中に出て行ったので、なおさら緊張しました。 ──「何度目の青空か?」を歌い終えたあと、生田さんは自分の気持ちを伝えながら感極まってましたね。 ■生田絵梨花 自分の思いを伝えようと思って一言一言しゃべっているときに、お客さんが声援をくださって。そういうことにすごく感動してしまって……なかなか言葉にはしにくいんですけど、とにかく温かいものに包まれた気がして。私はああいう場でしゃべるとき、あんまり感情が出るタイプではないんですけど、あの挨拶のとき初めてあそこまで感情的になったと思いますね。 ──大勢のお客さんの前に立ったのは、6月15日の「16人のプリンシパル trois(トロワ)」千秋楽以来でしたし(参照:乃木坂46、笑いと貪欲に向き合ったプリンシパル公演終了)。そういう意味では生田さん自身もいろんな思いを抱えて、あのステージに出て行ったんでしょうね。でもその後はいつもどおりの表情でパフォーマンスしていたので、観ている側もすごくホッとしたというか。 それは特に裏にいたメンバーがいつもどおりに接してくれたから、みんなが引っ張っていってくれたという感じはすごくありますね。 気持ちを共有できない自分に腹が立った──休業期間は乃木坂46の活動を外から目にする機会もあったかと思いますが、「自分がいない乃木坂46」は生田さんにはどう映りましたか? ■生田絵梨花 私、神宮球場のリハを客席から観ていたんですけど、本当にみんなキラキラ輝いていて。完全にファンの目線で「いやあ、乃木坂って本当にすごいグループだな」って思ったんですよ。だけど内側に入ると、みんながすごく真剣に悩んでいたり、追い込まれて泣いていたりする。その姿を見て、同じ場所にいるのにそういう気持ちを共有できない、分かち合えない自分にすごく腹が立った記憶があります。 ──なるほど。その神宮球場公演のあとに何人かのメンバーと話す機会があったんですが、皆さん同じように「悔しい」と言うんですよね。 そうなんですよね。 ──「自分たちはもっとできたはずなのに、それが出し切れなかったことが悔しい」とブログに書いているメンバーもいましたが、それについて生田さんはどう感じましたか? そうですね……神宮は客観的に見ると本当にすごくいいライブだったと思うし、みんなの力も確実に上がってきてると思う。でもそこで満足しないっていうことは、これからまだどんどん成長していけるっていうことだと思うんです。そういう意味ではみんなから意識の高さを感じました。 出会う人と環境が自分を変えてくれた──生田さん自身は結成からの3年間で、どういうところが変わった、成長したと思いますか? 自分のことなのでなかなか気付かないこともあるんですけど、乃木坂に入ってすごくいろんな経験をさせてもらっていて、それが自分のパワーになってる感じはすごくします。具体的に言うと……思い切りがよくなったかな? 自分にあんまり制限をかけなくなったというか。この活動をしていると自分自身をさらけ出す機会が多いので、何をするにも全然抵抗がなくなりました。人って「自分はここまで」みたいによく自分で線を引いちゃうじゃないですか。でも今はそういうのもないし。 ──確かに生田さんって普段は真面目なイメージなのに突然突拍子もないことをする、そのギャップに驚かされることが多いです(笑)。 ですよね(笑)。私も自分のことをもともと真面目だと思ってたんですけど(笑)、この3年でだいぶ振り切れるようになったかな。自分で思ってもみなかったようなことを突然しでかしちゃったりとか(笑)。 ──それっていろんな経験をして得たものの影響なんでしょうか? それとも周りのメンバーからの影響が大きい? どっちもあるのかなあ。いろんなお仕事をさせてもらって自分の幅が広がったというのもあるし、みんなと活動をしていく中でどんどん壁が崩れていって、今まで隠れていた部分を周りが引き出してくれたのもあるし。やっぱり出会う人と環境が変えてくれたんでしょうね。 ──思えば乃木坂46に加入したときの生田さんは中学3年生でしたよね。10代半ばからの3年間って成長が著しい時期ですし、そういう変化も影響してるんでしょうね。 ■生田絵梨花 かもしれない。私、中学校で学級委員をやっていたんですけど、乃木坂に受かってから学校の友達に「すごい意外だね?」って言われたんです。確かにそれ以前は自分がこうやってアイドルとして活動することになるなんて、想像もしてなかったですし。でも今の自分がこういう性格なのは、ここに入ったからなのかなというのはしみじみ感じています。 ──生田さん、そもそもアイドルに興味はあったんですか? もともと興味は持ってなかったんですけど、小さい頃からミュージカルを観に行くのが好きで、いつか自分もあの舞台に立ちたいと思っていて。で、“ステージ”という共通点からたまたま乃木坂のオーディションにたどり着いて、1期生として1から立ち上げるという機会はあまりないことだからチャレンジしてみようと思って受けたのが、アイドルになったきっかけなんです。 ──実際に活動してみて、想像していたアイドルの世界と現実の世界はどう違いましたか? やってみて、思っていた以上にすごく踏ん張る力がいるなって思いました。表では笑顔で人を楽しませるっていうキラキラした姿のイメージが強いんですけど、そのためには当たり前だけどものすごい苦労が必要だし。それは乃木坂に入ってから初めて気付かされました。 ──でもその苦労の部分って経験した人にしかわからないものですよね。 その苦労もメンバーと共有し合えるから、そこでお互い切磋琢磨できるというか。キラキラした表の舞台に向かってみんなでがんばっていくっていうのは、裏での苦労の部分も含めてすごくいいなと感じられることでもあります。 to be continued... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 7, 2014 05:27:20 PM
コメント(0) | コメントを書く
[ボサノバ;MPB;非英語圏] カテゴリの最新記事
|