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又兵衛~~~~~深水

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2009年12月ホーム

浮世絵で見る「歳の市」
12月になりました。師走です。12月は極月で、1年の締めくくりの月になる。
銀杏の黄葉の時期も過ぎつつあり、今年も酉の市も過て、間もなく二十四節気のひとつの大雪 (たいせつ)になり、季節は冬の姿になり、そして、冬至、大晦日に向かって時が流れて行く。

■歳の市
 ・年の暮、恒例の歳の市では、しめ飾り、縁起物など正月用の飾物や、桶・籠などの雑貨類を売り、地域の特色ある市が多く開かれた。
 ・江戸では浅草寺神田明神深川八幡などが有名であった。

◆「広重」:『六十余州名所絵図 浅草市』/大判/錦絵/揃物
 ・六十余州名所絵図は、広重が諸国の名所を描いた絵図で、全69図のシリーズもの
 ・この揃物では江戸のみ、冬景色の『隅田川 雪の朝』と、歳の市の『江戸 浅草市』の2枚を描いている。
 ・この絵は、大勢の人々で賑わう浅草寺の境内の歳の市の様子が描かれ、露天の出店で桶や籠、しめ飾りなどの店が並んでいる。
 ・浅草寺の歳の市は、今日でも、羽子板市として行われている。

 *「広重」:『六十余州名所絵図 浅草市』 (部分)
 

*投稿(2009年12月1日):浮世絵で見る歳の市

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