彼岸花【彼岸花】我が岡崎市では現在「リバーフロント計画」という名称で市中心部の乙川流域を整備し、 観光・商業・街づくりなどの現況を見直していくという計画がされている。 岡崎城周辺を流れる乙川では年間を通じて様々な景観が見られるのだが、 最も圧巻なのは乙川の河川敷から打ち上げられる夏の花火大会が有名だ。 街のド真ん中で花火が打ち上げられるのは日本国内でも滅多にないので、 毎年その日だけで50万人程度の見物客が岡崎城周辺を訪れ大渋滞になる。 桜の時期の岡崎城も見事な眺めだ。何じゃこりゃあ、ってほどの露店が並び、 そこら周辺は昼も夜も人でごった返してエラいことである。 個人的には桜が散る頃の早朝、岡崎城西側の伊賀川を散歩するのが好きだ。 前夜に風が強ければ無数の桜の花びらが伊賀川を流れていてピンク色の川となる。 あの光景を見たことある人は岡崎在住の人でも少ないんじゃないかな。 その他、岡崎城周辺は城下町時代の街並みが残っている通りもあって、 観光スポットとなるポテンシャルは秘めているのだが最大のネックがある。 そう、駐車場が圧倒的に少ないのだ。 他の市に住む友人知人に声を掛けても「岡崎は駐車場に困るもん」とよく言われる。 リバーフロント計画にあたって駐車場の確保も議論の余地があるだろうなあ。 そんな感じで岡崎城周辺の乙川エリアだけが開発地区となっているようだが、 忘れちゃならないのがそこから数キロ東にある岡崎商業高校の南側にある土手だ。 そこは春は河津桜、秋は彼岸花が見渡す限り咲き誇るのである。 ちょうどこの今月号の「リバ」が発売される頃、そこで彼岸花が咲き始める。 俺の個人的意見では、この河津桜と彼岸花の植え付け地域を岡崎城まで延長させ、 何とか観光収入に結びつけられないか、ということだ。 現在は愛好家の方達が有志で掃除や保全をやっておられるようだが、 ここはひとつ、市が助成金を出して観光スポットとしてアピールし、 ベンチの増設やトイレの設置、市をあげたイベントの開催、グッズ販売などで、 春の桜、初夏のフジ、夏の花火、秋の彼岸花と四季を通じて魅力溢れる街にして 多くの人が訪問したがる岡崎市となるのが俺の希望である。 俺の故郷の碧南市は20年以上前に「彫刻のある街」を打ち出そうとした。 彫刻家に依頼して1体1500万円ほどの市費を拠出しブロンズ像を各所に建てた。 しかし離れた町内にポツンポツンと数十体建てただけでコンセプトもなにもなく、 見事な税金の無駄遣いになったと碧南市民は陰で文句を言っていたのを覚えている。 川をうまく利用して都市計画を成功させた過去の例は倉敷市をはじめ幾例もある。 巨大ショッピングモールによる集客なんぞは長い目で見れば脆弱だ。 だから岡崎市のリバーフロント計画はぜひ実を結んでいただきたい。 何か今月号は岡崎市長の内田さんのエッセイみたいになったな。 追伸: 先月の岡崎花火大会、内田市長が安倍総理を岡崎花火大会に誘ったら 総理の奥さんである昭恵さんが来岡したそうだ。 安倍総理と電話で話したそうだけど、我が岡崎市の内田市長ってすげえ人脈持ってるなあ。 |