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合同展「イレブン」で知人や出展者の方と長時間話し込んでしまったため、慌てて両国へ戻ろうと東急東横線の代官山駅に向かっていたら、以前うちの会社の「ファッションビジネス英会話」講座にお越し頂いていたあるお客様にバッタリお会いしてしまった。
プライバシーに関わることなのでここで披露することは出来ないのだが、以前勤めておられた会社を最近退社され、新しい会社で重要なポジションに登用されたそうだ。おめでとうございます! 最近、うちのお客様がどんどんと業界内で大活躍し始めておられる。本当に嬉しいことですね(^^) もちろんそれは、うちの会社の力などではなく、お客様ご自身が頑張られた成果なのだが。皆さんそれぞれがそれぞれの持ち場で頑張ることによってファッション業界を活性化できたら素晴らしいことですね。そして、うちの講座で培ったネットワーク=人の輪も、機会があれば是非共生かして頂ければと思います。 さて、先週末の大阪、そして昨日と今日、代官山を少し歩いて思ったのだが・・・。 ピュアヤング、ヤングの履いているボトムは、カーゴパンツと、サブリナ丈のブルージーンズが圧倒的に多いね。両方合わせると7割近いんじゃないかな? つまりは、足首、場合によってはふくらはぎを見せる着こなしだ。 いわゆる、ストレートやブーツカットのジーンズは、少ない。プレミアムジーンズを着用しているのは、30歳前後以上の小さなお子さん連れの方や、40代のミセスばかりである。ヤングが足首の隠れる丈のジーンズを履いている場合や、「リーバイス」のようなジーンズメーカーの定番的な商品か、あるいは「マウジー」のような渋谷109系ブランドのものが主流のようだ。 業界の皆さんの中には、リサーチ専門職で、ヤングをつかまえては「何でその服を買ったの?「何でその服を着てるの?」と片っ端からヒアリングしておられる向きもあろうかと思う。私は最近はそういう調べ方はしていないので確証はないのだが、たぶん、今のヤングって、スタイルが非常に良く、足のラインがキレイな人が多いから、その自分の長所をアピールしなきゃソン、と思ってるんだろうね。足首見せファッションは、ペタンコサンダルでもウエッジソールのサンダルでも合うし。 それから、カーゴの方は特に、ブーツとも合うし。今のシーズンでも、白のブーツなんてターコイズブルーのネックレスやベルトと合わせるとエスニックテイストでうまくまとまるからね。 ストレートやブーツカットのジーンズが少ないのは、一つはレディスでは今はスニーカーがあまり旬ではない、ということがあるように思う。 それと、足首まで隠してしまうと、じゃあボディラインの別の場所を見せてバランスを取ろうか、となったら、今度はベアミドリフ(へそ出し)しかないんだよね。先週末大阪では、スーパーローライズのジーンズで大胆にお腹を露出している女の子を10人以上は見かけたが、東京はちょっと気温が低いせいか、今日見たのはたった1人だけだった。 更に、決定的なのは、プレミアム・ジーンズの価格が上がりすぎ、既に普通のピュアヤングやヤングの手に届くものではなくなってしまった、ということだろう。キャリアですら年収のそう高くない人だとちょっと引いてしまうようなものがどんどん出てきている。「アーネスト・ソーン」は26,250円、「セイクリッド・ブルー」は28,350円、「トゥルー・レリジョン」にいたっては37,800円もする。百貨店のキャリアブランドのウールのパンツよりも高い。 確かに手が込んでいてかっこいいだけれど、どうも、トータルコーディネートで最近かっこよくプレミアムジーンズを着こなしている人を見なくなってきた。だんだんミセスの定番に移行しつつあるような気がするのだが? ただ、最近はミセスもOLも週の半分以上はジーンズで過ごす、という人も多いから、同じ人が1人で何本も買う、という需要はもちろんあるんだろうけどね。どこまで価格アップにお客様がついていって下さるか、今秋が分岐点になるような予感がするのだが?ハズレたらゴメンネ。 そういう私の予感の裏づけになっているのが、「グリーン」というブランドの動き方である。伊勢丹新宿店4階の「リ・スタイル」などに入っているこのブランドは、デニムを核としながらも、トータルなカジュアルブランドとしてのアピールを強めている。アメリカ発の単品デニムのブランドが売りにしてきた、凝ったダメージ加工や、お尻が小さく見えるバックポケットのデザインやステッチなど、ボトムが強く主張する着こなしの時代から、コーディネートのポイントが徐々に上半身に移っていく、という感じだろうか。 秋冬にはヴィクトリアン調の、例えば豪華なレースをあしらったブラウスや、フリルの多いニットなども増えるだろうし・・・。とりあえず、私自身は今秋はまずはデニムではないものから買うと思いますね。 今春夏の話に戻るが、スカート着用者をまだ当初予想した程見ないんだよね。大阪でもそうだった。「マーキュリー・デュオ」には蛍光色で切り替え線のあるギャザースカートの可愛いのがあったが、気温の上昇と共に街にはこれからは一気に増えてくるのかもしれない。エスニック調のリンクル(しわ)加工のロングスカートも今年は多いが、まだ街ではほとんど見ないし。 これも、トップスとのバランスなんだろうが、胸の位置から広がったAラインのキャミソールとキャミ同士の重ね着とか、ゆるゆるカットソーやカーディガンとは、やはりカーゴパンツが一番相性良さそうだからだという気がする。今日は気温が高かったから、しわ加工の長袖ブラウス着用者はあまり見なかった。 今、たぶん市場で一番元気だと推察されるのはアクセサリー。トルコブルーや珊瑚色のネックレス、ピアス、ベルト等々、皆さんじゃらじゃらとつけまくりですね。私も今年買った物やら昔の物やらあれこれ付け替えて楽しんでおります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年05月27日 00時13分29秒
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