テーマ:政治について(19833)
カテゴリ:本日のPTA
教育再生会議の第一次最終案をニュースで聞き、 24日、首相官邸HP内の教育再生会議のページで しっかり読んだ。 暫く何も言の葉が紡げなかった。 でも、いつまでも避けては通れない。 教育再生会議の7つの提言 (以下、私の引っ掛かり抜粋) 【1】ゆとり教育を見直し、学力を向上する ●「 基礎学力強化プログラム 」 授業時数10%増加 (学習指導要領改訂) ● 全国学力調査を新たにスタート、学力の把握・向上に生かす 夏休みや放課後を活用して補習を実施 ● 伸びる子は伸ばし、理解に時間のかかる子には丁寧にきめ細やかな指導を行う 習熟度別指導の徹底 地域の実情に留意のうえ学校選択性の導入 【2】学校を再生し、安心して学べる規律ある教室にする ● いじめと校内暴力を絶対に許さない。 出席停止制度を活用、警察等との連携 ● 反社会的行動を繰り返す子どもに毅然たる指導 「体罰の範囲等について」など見直し、 各学校で来年度新学期から取り組めるようにする 【3】すべての子どもに規範意識を教え、社会人としての基本を徹底する ● 「道徳」の時間強化 ● 高校での奉仕活動の必修化 ● 大学の9月入学の普及促進 【4】あらゆる手だてを総動員し、魅力的で尊敬できる先生を育てる ● 社会の多様な分野から積極的かつ大量に採用 ● 頑張っている教員を積極的に支援する メリハリのある給与体系で差をつけ、昇進面で優遇し、優秀教員を表彰する ● 不適格教員は教壇に立たせない 教員の評価は、保護者、学校評議員、児童、生徒からの意見も反映させる 【5】保護者や地域の信頼に真に応える学校にする ● 学校の責任体制を校長を中心に確立する(学校教育法の改正) 副校長、主幹等の管理職を新設 【6】教育委員会の在り方そのものを抜本的に問い直す ● 地方教育行政法の改正 ● 危機管理チームを設ける ● 教委の基準や指針を国で定めて公表し、第三者機関の外部評価制度を導入 【7】社会総がかりで子どもの教育にあたる 、、、、、、、、、、、、、すみません。(o_ _)oポテッ 余りに突込みどころ満載で、私は頭を抱えています。 どうか、皆さん、おひとりおひとりが教育再生会議のページから、 第一次報告書をお読みいただき、突っ込んでいただければ、と思います。 本日は、とにもかくにも、【 体罰の見直し 】について。 教育の場における「 体罰 」については、以前、 『 「指導」か「体罰」かは、そこに「信頼関係・生徒への愛」があるか否か。』 で少し書いた。 私は、何が何でも「 体罰反対派 」ではないのである。 しかし、そこには「 愛 」があって欲しい。 先生の、やむにやまれぬ想い、祈りがあって欲しい。 「 禁止されているのに、首を賭してでも 」といった覚悟が欲しい。 「 体罰 」について見直して、 早ければ、来春から、教師が子どもたちに体罰を行なっても良い、と公的に認められたら、 教師と子どもたちとの関係は、大きく変容していくのではないか。 それは、決して、望ましい方向ではないのではないか、と感じられてならない。 「 手足を縛られたままでは、教師は、毅然とした指導が出来ない 」。 そんな発言の前に思わず頷きそうになったひとは多いと思う。 何故なら、荒れている学校では、体罰となるのを懼れて抵抗できない教師に 児童、生徒の方が教師を挑発し、殴る、蹴るの暴力を行うケースを よく耳にするから、である。 だが、私たち自身や近しいひとびとが、その現場そのものを見聞きしたり、 当事者であったりするケースがどれだけあるだろう。 現場での本当の実態はどういうものであるか。 そこをきちんと把握しておかねば、混乱するだけのように感じる。 「 毅然とした態度 」は、体罰の行使で培われるものなのか。 先生の普段からの立ち居振舞い、言動、生きる姿勢。 そんなようなものが、子どもたちのこころを動かすのではないのか。 私たちの口や耳や目やこころは、何の為にある、というのか。 本当に、隅々まで創意工夫され、楽しく興味深い授業なら、 子どもたちは目を輝かせて受講する。 本当に、尊敬できる先生なら、 子どもたちは先生のひとことひとことを聞き逃さない。 肝心なのは、教育基本法で規定されているような体罰の内容云々ではなくて、 どんな場合のときなら、「体罰」の形態が許されるか、のように思う。 だが、そこに「 愛 」がなければ、如何なる体罰であっても、 子どもたちに与えるであろう心身への傷を想像するだけで恐ろしい。 教育の場で、暴力を暴力で捻じ伏せる。 制裁、する。 或いは、教師に体罰権があることで、子どもたちを恐怖によって支配する。 、、、そんな光景は哀し過ぎる。 どうぞ、先生に子どもたちへ手をあげさせないで。 そんな痛い、辛い役目を、先生に背負わさせないで。 先生が「 殴らねば判らない 」子ども に 私たちがしない。 それは、保護者である私たちの責任だと思う。 ( そのためにも、『 学校へ行こう! 』 )。 追記) 『 7つの提言 』中の「 子供 」を「 子ども 」に書き換えました。 教育再生会議の根本精神、とも言える、 「子どもを飼い馴らす」方針そのものを感じるので。 本文内容には、最初の Last updated 2007/01/27 1:19:08 AM以降、 手を加えておりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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