テーマ:たわごと(26756)
カテゴリ:あいたたたっ!(>_<)
これは、とある、ろーりんぐ な おねぃさまに捧げる実話である。 この辺にこっそりと書いて置く。 もう10年近く前のこと。 JRで出社していた私は、勤務を終え、 駅までの道にある『 パッケージプラザ 』の誘惑を脂汗と共に退け、 ようよう駅に到着したのであったが、運悪くアクセスの悪い時間帯で、 うちのローカル線は小1時間も電車がない。 仕方がないので、折角寄り道を我慢したのに、 待ち時間が勿体無くて、駅前のスーパー3階にある書店 & 文具屋さんへ行く。 あっという間に時間が経ち、時計を見て慌てた私は、 意外にもエレベータを見つけ、それで降りることにする。 意外、というのも、このスーパーは1960年に建てられたという、 超年代物の古めかし~いビルディングで、エスカレータは上りしかない。 地下が地元スーパーの食料品売り場になっており、確か上りも下りも階段オンリー。 1階は全てテイクアウト食品のテナント、2階が地元スーパーの衣料品売り場。 そして3階が書店や文具店、地元のテナントが 4階は100円SHOP、5階はカフェレストラン、、、があるらしい。 このビルに、お客さま用のエレベータがあるとは期待していなかったので、 喜んで乗ったのだったが、これがまた、驚くほど遅い。 全く動いてないような気がするほどなのであるが、 ヒュィィィ~~ンと物凄い音はするので、動いているのだと判る。 ここまで旧式のエレベータを観るのも珍しく、 散々、ぼろぼろのエレベータ内をきょろきょろしつつ、 このビルが建った頃は、最新のご自慢のエレベータだったんだろうな、と しみじみ思い、それでもまだ着かないので、乗ったことを後悔していると、 「 チ~ン! 」 がくんと揺れて、やっとドアが開く。 今時、チ~ンて!! ぷぷぷ。 独りウケながら、急いで出ようとすると、 その私を押し戻すように、頭の先から爪先までケバケバの、 私の大嫌いな香水をぷんぷんさせた、10歳ぐらい年上の女性が乗ってくる。 「 はぁああ?? 」 このときの私は、 まだ2階なの? という驚きと、 このエレベータの余りの遅さと、 電車に遅れるのでは、という焦りと、 そしてそして、誠に申し訳ないことながら、このケバケバな御方に、 つい、1階ぐらい歩いて降りて下さいな~~! と思ってしまった。 私だって、乗ったのは3階。 どっちもどっちなのに。 複雑な想いが顔に出てしまったか、その御方は、私をじろじろと見つめ、 最後は ふんんんっ( ̄^ ̄) とあからさまにそっぽを向き、 2人しかいないのに、わざわざ私のまん前の、息が掛かりそうな程近い位置に立たれる。 驚いたが、黙ってその御方に当たらないよう2歩下がったとき、 その御方のスカートの後ろチャックが全開になっているのを発見! う"~ん。。。。。 ブラックりうりう としては、電車に乗り遅れないために一刻を争ってる状況だし、 この御方と関わりたくなくて、気付かねば良かった、と後悔しきり。 んでも、気付いてしまった以上、言わなくちゃ余りにお気の毒。 嫌な想いを上塗りしそうな予感がしたが、意を決し、 「 あのぅ。。。 」 と声を掛ける。 案の定、見るからに嫌そうに、振り向いたその御方は、片方の眉を上げる。 とりつく島もないのだが、仕方なく 「 スカートのチャックが。。。 」 と続ける。 すると彼女は、私をますます睨み付け、さっとチャックをあげ、 そこで 「 チ~ン! 」、 がくん。 や~~~~っと1階に着いて開いたドアから出て行きながら、 「 貴女もね!! 」 振り向きもせず、捨て台詞のように。 「 」 エレベータのドアが開いてるので、咄嗟に後ろを向いて確かめてみたら、 私のズボンの前チャックも全開。 orz..... 固まった私は、そのままエレベータに2階に連れて行かれ、 そこで降りて、後は階段から駅までダッシュ。 辛くも電車には間に合う。 以来、ひとさまのチャックの指摘をする際には、 必ず、まず自身のチャックをチェック。 そして、このスーパーには1度も足を踏み入れていない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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