秋田・男児殺害、容疑者逮捕前に実名と口コミ
A氏:昨日(15日)の朝日新聞の朝刊のメデア欄で、例の秋田の男児殺害事件の畠山鈴香容疑者の名前がかなり前から週刊誌に犯人扱いにされた報道があったことを問題にしているね。ネット上での書き込みもあったという。私:しかし、今度の問題は、ちょっと特殊ではないの?昭和48年のトイレットペイパー騒動のときのような根拠のないウワサではなかったのだろう。 狭い町だから、いろいろなウワサが先行するがそんなにデタラメではないだろう。ウワサの出所も明らかだ。ウワサからマスコミなどが動き出す。警察は、証拠がないと動けないのでどうしても遅くなる。だから、公式情報も遅くなる。A氏:俺のうちの近所に、事件のあった藤里町に親戚があるという家があるんだ。その人の家にその親戚から電話で情報が入るんだ。 そうするとその家の奥さんが近所の奥さんに電話したり、井戸端会議で話す。ネットより早い。横浜の住宅街に住む奥さんは地方出が多いから、実家は全国に散らばる。だから、そこから全国に電話で広がる。私:実際、畠山容疑者のウワサは、最初の女児の綾香ちゃんの事故死のときから変なウワサがあったというじゃないか。それらは電話で拡大だね。ネットだってその電話情報からだろうよ。 噂話の好きなおばさんたちはパソコンをあまりやらないだろうから、今回の問題は、電話か井戸端会議での口コミが中心ではないの?だから今度の問題は本質的にネットの問題ではないと思うね。A氏:そうね。パソコンをやらない俺の女房が聞いてきて言うことが、いつも週刊誌やネットなどより早いね。 最近、また、新しい情報が電話で来たのを女房から聞いた。まだ、15日の文春や新潮の週刊誌の広告では出ていない。ちょっと、俺のネットには書けないがね。私:中国では、ブログが盛んで、これがこういう情報を流すと新聞より早くなると言うことで、来年1億になろうと予測されているブログの拡大による新聞などのマスコミの衰退が問題点としてあげられているそうだ(2006.05.11の日記参照)。A氏:しかし、ネット時代は、ウワサの拡大はそれが正確な推定であれば問題ないが、そうでないときは、大変なことになるね。中国は政治体制が異なるので、抑制が政治的にきくが、日本ではもっと大変なことになるかもね。 一時、規制緩和という大合唱だったが、最近は規制強化に逆戻りしているような世相だね。