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2015/04/01
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テーマ:癌(3513)
カテゴリ:癌治療情報
この本は、多数の医師が「市民のためのがん治療の会」のホームページへの寄稿のかたちで書いたものを一冊にしたものですので、章ごとに著者が異なっています。


◆「納得のいくがん治療を目指して」
北海道がんセンター院長 西尾正道



【放射線治療の現状】から要約1

 がん治療の三本柱は手術、放射線、化学療法。しかし、世界的に見れば日本のがん医療は外科手術優先と非効果的な抗癌剤の多用というバランスの崩れた医療が恒常的。放射線治療の情報に関してはほとんどが説明されていない。

 日本では放射線治療は有効活用されておらず、がん治療における放射線治療の利用率は米国では60%以上だが、日本は25%弱。

 この現状を作りだしている要因はいくつかある。

 まず放射線科を受診する患者さんは、他科の医師からその必要性がある場合のみ紹介されるという診察システム上の問題がある。そのため、他科の医師が放射線治療をよく理解していなければ紹介されることはない。

 しかし、日本の医学部の放射線科の教授の約8割は画像診断学の専門家であり、放射線治療を専門とする教授は少ない。画像診断学と放射線腫瘍学は全く別の領域であり、一つの講座となっていること自体が前時代的であり、先進国では考えられないこと。このため治療に関しては充分な教育が行われておらず、また放射線治療医の育成もままならない。



 がんの三大標準医療といわれますが、放射線については十分活用されておらず、教育の現場から問題をはらんでいることを始めてしりました。そのことを公立のがんセンター院長さんがおっしゃっているということも驚きです。


【出典】
「がん医療の今 第1集」(市民のためのがん治療の会編)です。

発行日:2010年10月10日
定価:1500円(本体+税 当時)
監修:西尾正道
編集:沖本智昭
発行所:市民のためのがん治療の会

「楽天ブックス」も「アマゾン」も新品はありませんでした。廃版になっているのでしょう。

P1130904(がん医療の今).jpg


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最終更新日  2018/01/04 12:10:02 AM
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