テーマ:京都。(6075)
カテゴリ:常駐ガイド
【2017年4月15日(土)】
今日は、「旧三井家下鴨別邸」ガイドの第3日目でした。本来は17日だったのですが、会の打ち合わせが急に入ったので、他の方と交代していただきました。 スタートして雨が一時降ったりしましたが、午後になって雨も止みました。予約なしの団体さんが来られ、他の団体が重なってしまったりしましたが、ペアの方と協力してうまく対応できました。 あとでペアの方が、「外のテントでガイドをするときは、フリップや紙芝居を室内のように立てかけておく場所がないので、最前列の椅子を置き場として一つ確保するといいと思った。」とおっしゃってました。この方も私と同じように、自作の紙芝居を使っておられます。今度、私がテントでガイドをするときは、そうしようと思います。 そして今日は、ある大学の観世会の集まりが、2階の貸し間であり、謡いの声が聞こえていい雰囲気でした。 ここの存在を知らなかったが、下鴨神社の帰りに見つけて寄ってみたというお客様が以外と多いようです。 帰る頃になって雷が鳴り出し、雨が再び降ってきましたので、四条河原町まで歩くのはやめ、バス+阪急+バスで帰りました。 旧三井家下鴨別邸の説明#2です。 この下鴨別邸が建てられたのは、大正14年(1925)です。もちろん三井家所有だったのですが、戦後昭和24年に三井家から国に譲渡されました。昭和26年から平成19年までの56年間、北隣の京都家庭裁判所の所長宿舎として利用されていました。 平成20年度(2008)に裁判所施設の整理統合により、財務省所管となり競売物件として検討されるに至ります。しかし、近代和風建築として価値が高いところから、京都弁護士会などから保存要望がだされます。最終的に、京都が管理団体になることを条件に重要文化財に指定し(平成23年)、財務省から文部科学省へ所管が移りました。 平成24年から28年まで建造物の保存修理事業と敷地全体の環境整備が整えられ、建物と庭園を一体として鑑賞できるようになり平成28年10月1日から一般公開が始まりました。従って、一般公開が始まって、まだ半年強しか経過していません。 所有は国(文部科学省)で、管理者は京都市ということになります。 後ほどの説明とも一部重複しますが、敷地面積、建物面積、建築年代などです。 ・敷地面積 5720平米 ・主屋 木造3階 瓦葺 明治13年(1880)建築 大正14年(1925)移築 面積:約230平米 ・玄関棟 瓦葺 大正14年(1925)建築 面積:約106平米 ・茶室 慶応4年(1868)建築 面積:約36平米 パンフレットから 左から右に玄関棟・主屋・茶室 通常公開は玄関棟と主屋1階のみです。主屋2階、3階、茶室は通常非公開ですが、我々は事前説明会のときに見学させていただきました。 主屋2階と3階(望楼)については、特別公開の際に見学することができ、2階は次の公開予定が決まっていて、「京の夏の旅」の一環で、8月10日~27日に公開されます。3階については、まだ予定は決まってないようです。特別公開はプラスαの入館料が必要になります。 通常公開時、主屋2階の座敷、居室、茶の間、茶室については貸し切りで利用することができます。指定の仕出し屋さんからお弁当を取り寄せて食事をすることも可能なようです。お弁当のお値段は3000円とか。部屋の料金も市の管理のためか、ずいぶんお安いです。下表をご覧ください。「これ一人の料金ですか?」と質問されりお客様もいらっしゃいました。部屋を借り切るための料金ですので、大人数で借りれば一人当たりは安くなります。もちろん部屋の大きさに応じて、人数の限界はありますが。 茶室ではよくお茶会が行われていますし、上に書いたように、今日2階の座敷では、ある大学の観世会の集まりが開かれていました。私も季節のいいときに、娘夫婦たちを呼んで、食事会ができたらなぁと思っています。 パンフレットから (続きます) (内容再考版。原文は非公開日記に移動済み。) ------------------------------------------------------------------- よろしかったらぽちっとお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019/05/31 01:17:48 AM
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