『主人公は僕だった』
“不安や絶望にうちひしがれた時、 日常に疲れた時、希望を見失った時、 甘いクッキーは心を癒してくれる。 クッキーがない時は、愛しい人のぬくもりがあればいい。 友情でもいい。小さな思いやりでも。。。”映画『主人公は僕だった(原題:Stranger Than Fiction)』の試写会に行ってきました。毎朝同じ時間に目覚め、同じ回数だけ歯を磨き、同じ歩数でバス停まで歩く。人と関わりを持たず、もちろん恋愛とも無縁で、毎晩同じ時間に一人きりで食事をして眠る、という繰り返しの単調な毎日を送る国税庁検査官のハロルド・クリック。ある日突然自分だけに聞こえてきた、自分の行動を正確に描写するナレーション。やがてハロルドは、自分の人生が、現在人気の悲劇作家が執筆中の小説そのもので「自分がまもなく死ぬ運命」だということに気が付くのです。必死に“悲劇”から“喜劇”へと、自身の人生を変えようとがんばるのですが、果たして彼の運命は・・・?私は、主人公ハロルドと恋におちるアナのセリフが好きです。 “ツイてない一日の終わりには、ママのクッキーが一番でしょ?”なにげに普段づかいしたいステキなセリフだと思いませんか?笑アナがケーキ屋さんになったきっかけは、“(彼女の作った)お菓子が人を幸せにしたから”。なんて素敵なエピソード::::::☆心がホッと温かくなりました。映画に出てきたクッキーにちなんで(?)ということでこの試写会では、一人一枚、可愛らしいチョコチップ・クッキーが配布されました。目黒の『ル・カフェ・マミィ』のクッキー、ザクザクした歯ごたえの手作り感あふれるカントリー風で美味しいです。予測不能のストーリー展開に、最後までハラハラドキドキさせられますが私たちの身近なところに幸せや感動があることを気づかせてくれるユーモアのある温かい映画です。見終わった後、明るいキモチになれました。監督は、人間ドラマの名手と称されるマーク・フォースター。主人公ハロルドを演じるウィル・フェレルは、本作でゴールデン・グローブ賞にノミネートされています。恋人役のマギー・ギレンホールが魅力的でした。(なんと、彼女と私は同い年!)名優ダスティン・ホフマンも大学の文学部教授役で出演しています。実力派俳優陣の3拍子揃ったオススメの作品。みなさまも是非ご覧になってはいかがでしょう。来週土曜日からロードショーです。閣下ちゃん応援してね!!↓↓↓↓