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2010.01.19
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  民主党の小沢幹事長が、東京・世田谷に土地を買うのに使った金に、ゼネコンからのやましい献金が含まれていたのかどうかか、僕には知る由もない。国民の多くも僕と同じ立場だと思う。テレビや新聞だって同じだろう。これについては、検察当局が、断片的な情報に基づく推測を根拠に、現職の国会議員や小沢氏の秘書らを逮捕、小沢氏や大手ゼネコンの事務所の強制家宅捜索を強行した。
  選挙による政権交代が行われ、長い間にわたって税金を食い物にしてきた官僚の専横独裁に、日本の歴史で初めて、やっとメスが入り始め、国民が「政治」に対して、諦めによる無関心を捨てて、興味と関心を示し始めた矢先に、官僚の一端である検察が、それを阻止しようとしているかに見える。官僚機構の一部である「検察」は、「政治」が官僚の手から、選挙で国民に選ばれた政治家の手に移るのが、よほど嫌なのだろうかと勘ぐりたくもなる。
  ところが、マスコミは、例によって、政治家より「お上」官僚の側に立ち、「小沢氏は、潔白を主張するなら、説明責任を果たすべきだ」と、クチを揃えて唱えている。でも僕は全く逆に、これだけ、政治的影響のある行為を、一存で始めた検察にこそ、まず「説明責任」が、問われるべきだと思う。
  それなのに、テレビが、検察幹部を追いかけまわし、マイクを突きつけ「説明」を求めたり、検察責任者に「記者会見」を要求する姿は、ほとんど見られない。これって、例によって普通の常識からは考えられない日本のマスコミの、全くオカシイところだ。
  日本の法律では、何か事件があった場合、訴えた方が有罪を立証すべきであり、訴えられた方には、自分の無罪を立証する責任はない。自分に不利な証言を強制される義務も無い。法律的には、小沢氏には「説明責任」は、一切無いとさえ、僕は思う。
  小沢という男は、政治家として、これまでもダーティなイメージが付きまとった。表の笑顔の裏で、自分の身内と考える人達に対しては、やくざの様な凄みを利かせて言うことを聞かせるタイプだとの評が多かった。自分の選挙区の公共工事を裏で仕切っていたとの証言もある。もし、それが事実なら、そういう彼を、僕は好きではない。でも、小沢氏のような、そうした「豪腕」も、「清濁合わせせ飲む」ことも、政治の世界では、大切な資質の一つであるとの側面も否定できない。
  救いだったのは、「民主党が政権として、正面から検察と戦う」ようなニュアンスの報道が出たことだ。これまでだと、なんだか「検察」の方が「政治家」より上に位置づけられるようなニュアンスの報道が、往々にして見られた。この報道では、少なくとも対等の位置づけとなった。
  僕は、検察を含む「司法」や、いま問題になっている内閣法制局長官、それに宮内庁など、「政府から独立して中立の立場を堅持している」と自ら公言する官僚の「権力」は、何によって保障されているのか、いつも疑問に思う。
  小沢氏を含む、政府や、国会の権力は、選挙という国民による付託に保障されている。だが検察官、裁判官、内閣法制局長官、宮内庁長官といた役人は、国民に選挙で選ばれたわけではない。最高裁判事は、総選挙の時に国民審査というのがあるが、これは制度上の弱点から、実質的に機能していないに等しい。じゃ、それらの官僚の権力は、彼らが好き勝手に振るって良いのだろうか。そんなはずは無いだろう。
  今度の、小沢氏と検察との対決は、僕に、そんな疑問を抱かせる。もし、うやむやな証拠だけで、マスコミと検察が現政権を追い詰めるなら、その引き金を引いた検察は、「国益」を大きく損ねた責任を、どう取るつもりなのだろうか。勿論、小沢氏が幹事長を辞めれば、かなり回避できる政権の「危機」とも言えるが、僕が問題に思い、疑問を感じるのは、それんな事とは別の、もっと根本の問題なのである。
  また、もし小沢氏が、検察の推測したとおりの「黒」であることを、検察と司法が立証した場合は、小沢氏は、国民に謝る責任があるだろうが、最近の刑事事件での冤罪事件の多発や、検察の強引な自白強要の手法や、個人の人権擁護より、お役所の判断を重視する裁判所の判決の傾向を見ると、検察・司法の判断が、どこまで信用できるかの「説明責任」も、検察・司法側には、発生してくるだろう。民主主義の歴史の浅い、この国の不幸の表れだと思う。



















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Last updated  2010.01.19 12:52:24
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