テーマ:DVD映画鑑賞(13610)
カテゴリ:ジェニファー・コネリー
2005年11月公開 監督:ウォルター・サレス 制作費:3000万ドル オスカー女優、ジェニファー・コネリー主演のホラー映画。 実は本作、日本映画「仄暗い水の底から(原作・鈴木光司)」のアメリカ版リメイク。 邦画版は未見なのですが、本作の感想はというと――、 結構怖い! なんか嫌な感じ!(いい意味で) アメリカ版リメイクというと、ハリウッド版貞子みたいなのが画面上を縦横無尽に暴れまわるような、色んな意味でヤバイものを想像してしまいますが、ご心配なく。 まったくそんなことはありません。 むしろ、日本人向けといえるほどの、ジットリとした嫌ァな気分になる、陰湿なホラー映画に仕上がっています。 監督ウォルター・サレスは、怖さのなんたるかが分かっていらっしゃる。 まだ若いのに、なかなかすごいです。 [簡単なあらすじ] ダリア・ウィリアムズ(ジェニファー・コネリー)は、一人娘のセシリアの親権を巡って、元夫のカイルと係争中だった。 母子家庭となり、金銭的な面などから、ニューヨークはルーズベルト島にある安アパートに引越しすることになった二人。 ところが、どこか不吉な印象を与える引越し先のアパートで、誰もいないはずの上階の部屋で足音がしたり、天井からひどい水漏れが起こったりと、次々と起こる不可解な現象に悩まされ始め――。 ホラーといっても、グロい画や、クリーチャー(化物)は一切出てきません。 ただひたすら、登場人物達の織りなす人間関係と、この映画のキモである“水”で恐ろしさを感じさせてくれます。 得体の知れない老管理人や、勝手にアパートの空き室に入り込む、やりたい放題の若者達。 さらには、セシリアの親権を狙う元旦那(ちなみにこの旦那役のダグレイ・スコット。かの「M:I‐2」で敵役だった俳優でもあります。うーん、悪者が似合う顔)。 そして、この映画のもうひとつの主人公である、水――。 社会的に弱い立場である、シングルマザーとなったダリア。 直しても直しても天井から水が染み出してきたり、蛇口から髪の毛が流れたりと、超自然現象に悩まされつつも、学校で娘が倒れれば、「ヤバイ、裁判で不利になるヽ(;´Д`)ノ」などと妙に現実的なことを考えてしまうほど、人間模様に悩まされるホラーです……(笑) あまりにジェニファーが嫌な目に合うので、見ているこちらの方がダメージを受けすぎて、長時間の視聴が無理なほどでした。 心配しすぎで、マジお腹痛い……(ノд`。) しかし、ほぼ全編ジェニファー出ずっぱりなので、ジェニファーファンなら満足すること間違いなし。 オスカー女優の演技は並じゃない。苦しむ彼女もまた、美しい。 (すみません、私が彼女の大ファンなんです……(笑)) また、娘であるセシリア役のアリエル・ゲイドをはじめとして、不動産業者、管理人、弁護士など、脇を固める俳優達の演技も見事。 こんなちっちゃい子(当時8歳)が、ゴーストに恐怖する演技をしてるんだと思うと、感嘆せざるを得ません。 ホラーと馬鹿にせず、自分自身の人間関係を見直すためにも、一度視聴してみてはいかがでしょうか。 後味悪いけどねぇ……。 ********** ダーク・ウォーター プレミアム・エディション この映画の詳細(Amazon)。 ⇒ダーク・ウォーター プレミアム・エディション (初回限定生産) [DVD] ジェニファー・コネリー出演作品の記事はコチラから ⇒ジェニファー・コネリー出演映画(リンクページ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.08.22 18:28:29
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