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2009.09.12
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カテゴリ:洋画・SF
ターミネーター3

2003年7月公開
監督:ジョナサン・モストウ
製作費:2億ドル


 人気SF・アクション映画シリーズの第3作。
 前作、『ターミネーター2』から実に12年振りの続編となる。

 主演は、アーノルド・シュワルツェネッガー。
 キャストは他に、ニック・スタール、クリスタナ・ローケン。


[簡単なあらすじ]
 新型ターミネーター、T‐1000によるジョン・コナー襲撃事件より10年。
 スカイネット誕生のキーを破棄したため、恐れていた「審判の日」は訪れず、ジョン・コナー(ニック・スタール)は若者へと成長を遂げていた。

 しかし、自分の知る未来の運命と現実の世界に折り合いをつけられずに苦悩を続けるジョンの前に、またもや、恐ろしいターミネーターが姿を現す。
 今度の刺客は、超高性能女性型ターミネーター“T‐X(クリスタナ・ローケン)”。
 旧友ケイト・ブリュースター(クレア・デーンズ)と偶然再会したジョンを狙うT‐Xだったが、すんでのところで現れたもう一体のターミネーター、T‐850(アーノルド・シュワルツェネッガー)が現れ、辛くも逃走に成功する。

 変えたはずの未来から、なぜターミネーターがやってきたのか。
 スカイネット誕生の謎を解き明かすため、ジョン・コナーの新たな戦いが始まった――



 12年という、かなり長めのブランクを破って製作された、人気シリーズの第3作です。
 今回の敵は、なんと女ターミネーター!

 監督は、前2作の監督・脚本を務めたシリーズの生みの親でもあるジェームズ・キャメロンから、ジョナサン・モストウに変更。
 そのためか、どことなく今までとは雰囲気が異なっており、正式なナンバリングタイトルというよりは、オマージュ色の強い外伝というような印象も。

 お陰で、続編の製作に意欲的だったというシュワルツェネッガーが、せっかく肉体を鍛え直してターミネーターを再演したというのに、世間の評価も前作と比べて低め、という悲しい結果に終わってしまうことに。


 ただ、“主人公が未来世界からやってきた殺人ロボットに追われる”、という構成がワンパターン化してしまっていて、新鮮味に欠けていたのもたしか。
 そういう意味では、作品は前2作で完結したとして、手を引いたキャメロン監督が正しかったのかも。
 人気シリーズだけに、ファンの期待が膨らみすぎてしまったのも、辛目の評価へと繋がってしまった一因でしょうか。


 とはいえ、なにもかもが微妙なのかというと、そのようなこともなく。
 特に、人間がいかにあらがおうとも、時間は本来あるべき姿へと修正をはかっていく、というSF的にはスタンダードな設定がストーリーに組み込まれており、予想外の結末へと向かうラストは一見の価値あり。

 また、未来の英雄のはずだったジョンが、自らの行動によって世界の運命を変えたことで、自分がこれからなにをすべきか分からなくなってしまった、という卑屈なキャラとして掘り下げられたことも、個人的には評価したいところ。
 『2』で、凄まじい体験としたとはいえ、そうそう人間強くなれるものではないですからね。



バイク好きですよね

 今回も主役を演じるのは、当時、御年56歳だったアーノルド・シュワルツェネッガー。
 さすがにこれだけ時間が経ってしまうと、激しいアクションはもう無理か? という周囲の心配もなんのその。
 見事に肉体をビルドアップし直し、映画史上最強のロボット・ターミネーターとして大暴れしてくれました。
 相手が綺麗なお姉さんということで、心なしか嬉しそうな様子すら窺えます。
 (股間を掴まれたりね)
 クレーン車でのラリアット走行など、体を張ったアクションは、むしろ前2作よりも激しくなっているような。

 尻丸出しの登場シーンも健在で、星型サングラスのセルフパロディなど、ファンサービスもバッチリ。
 車のサンバイザーからキーを取り出すシーンなどは、『2』が好きな人ならドキッとするはず。


美人だけど動きが恐い!

 対するは、身長179センチというナイスバディの持ち主、クリスタナ・ローケン演じる女ターミネーター“T‐X”。
 このT‐X、人間に鹵獲されてCPUを書き換えられたターミネーター用の兵器、という設定なんですが、それ専用の機体を作らなければならないほど、機械軍はしょっちゅうターミネーターに裏切られているんでしょうか。
 スカイネット、超高性能コンピューターのクセにちょっとマヌケです。

 しかしながら、前回の敵T‐1000が、液体金属というこれ以上ないくらいインパクトのあるマシンだったのに対し、今回のT‐Xは若干地味目な印象も。
 女性体という目新しさはあるものの、機械的な動きを追及した演出なので、せっかくの女性の美しさが活かされていないような。
 機械骨格の上に、液体金属の表皮が覆っているという設定もちょっと分かりづらい。
 機械であるスカイネット産ということで、他の機械を操れるという機能は面白かったんですけどね。

 あと、いくらロボットとはいえ、女性が便器で殴られたり、ヘリにベチャッと轢かれたりするのは、かわいそうでした……(笑)


おさーるさーんだよー

 一応、もうひとりの主人公だと思われる、人類の希望の星、ジョン・コナー役は、ニック・スタール。
 おそらく、この映画に対するマイナス意見の多くは、このキャスティングに向けられているものと思われます。
 『2』でジョンを演じたエドワード・ファーロングと比べるのは可哀想だとしても、この配役はちょっとねぇ……。
 ちなみに、最新作『4』でのジョン・コナー役はクリスチャン・ベール。
 同一シリーズで、これだけ似ていない同一人物のキャスティングも珍しい。



 結局、前作『ターミネーター2』があまりにも偉大過ぎたため、待ち望むファンの期待に応えきることができず、映画としては芳しい評価を得ることはできませんでした。
 しかしながら、作らなければよかったなんてことはまったくなく、ひとつの作品として見れば、十分に面白いSF・アクション映画です。
 「ターミネーター」シリーズとしてみても、ジョンの未来の妻ケイトや、Tシリーズの原点となるT‐1が登場したりと、ファン心理をくすぐる見どころもあり。

 そして、本作をもって、現代を舞台とした第1シリーズは終了。
 『4』からは、未来世界を舞台とした新シリーズとカウントされるようです。
 構想では『6』まで予定されているとのことですが、ジョンと人類の行く末はどうなってしまうんでしょうか。
 SF好き、アクション好きとして、興味は尽きません。



 **********


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ターミネーターシリーズの記事はコチラ

「ターミネーター」

「ターミネーター2」





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最終更新日  2009.09.12 11:52:45
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