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オコ2829

オコ2829

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2007年06月14日
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「ねえね、あれからどうなったのよ、あの、彼と、、、」

教室で百合と二人ランチをとりながら、
彼女にそれとなく聞いてみた。
昼休みといえど、
その日の午後からは授業が無く、
外で一緒にランチをとってもよかったのだが、
百合がおにぎりを作ってきたため
私も外でインド料理のテイクアウトをし、
教室の片隅で
一緒に二人で食べていた。


「え?カンバの彼?ロベルト?どっちよ、、、」


自分で作った大きなおにぎりを
口いっぱいに頬張りながら百合は答えた。


両天秤にかけてるんじゃないの?という言葉にいつも嫌がる
百合の口から、
こうやって二人の名前を堂々と出てくるというのは珍しく、
彼女の何かふっきれたのだろうかと考えていた。


「え、どっちって、、、どっちともよ、、どっちかとうまくいってるの?」


口に頬張ったおにぎりの量が多すぎたのか、
百合は何も言わず、暫く口をもぐもぐさせてた後、
こう言いだした。


「両方、、、」


それだけ言うと
再び大きな口を開けておにぎりにかぶりついた。


「両方って、両方と付き合ってるの?」



私は作り笑いを浮かべていた。
何故そのとき作り笑いを浮かべていたのかわからない、
33才で、まだ処女だという自分を隠すためだったのか、
それとも物分りのいいお姉さん面を見せたかったのか、

百合に遠くに取り残された気分が
急に私の心を支配し、内心はかなり焦りだしていた。


ただ、私は百合の両天秤に何も反対することなく
最初はニコニコ作り笑いを浮かべ
彼女のみだらな性生活を暫く聞いていたのだが、
予想以上のみだらな話に
私は自分の顔をどう作っていいかだんだん分からなくなり、、
最後はかなり酷い作り笑いで聞いていたに違いない、、

ちょうど話を終えたところで、
百合が、

「今まで何人の男性と付き合った?」


私の酷い作り笑いで、私の何かを悟ったのだろうか、
少し悪戯な目で唐突に聞いてきたのである。

私はとっさに、

「2,3人、かな、、、」

と、どきどきしながら答えていたが、
この答え、

2,3人、

2人なのか3人なのかどっちなんだ!という
かなりうそ臭い答え方をしたにもかかわらず
百合は
私の話を深く掘り下げて問い詰める様子も無く、

「ふーん、、」

と言っただけだった。

暫く私は赤面していたに違いない、
自分の話にならないよいうに
再び百合に話をふった。


「で、これからも二人と付き合うの?」


「どうするかな、後が無いしね、、、
もう28だし、どうにかしないと、、、
ロベルトは菊ちゃんが言っていたように、
親は弁護士、家もプール付き使用人つきの豪邸なんだけど、
あの胸毛と、ちょっと背が低いでしょ、、、
それに もしうまくいったとしても、
アルゼンチンに住む~?って感じだし、」


「そんなに体毛って濃いの?」

「すごいよ、、首から胸につながって、
胸から腹にもつながっていて、
それが耐えることなくすね毛までにつながっているのよ、
裸で体をあわせてると、もう猿としてるんだかな?って思うぐらいよ、、

それにすごく性急だしね、南米の気質なんだかな、、、それと、、、、



百合のロベルトの体に対する細かい描写によって、
私はよからぬ想像を
どんどんと働かせていった。


                        続く


いつも有難うございますウィンク

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最終更新日  2007年06月15日 04時22分07秒
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