多摩の団地朝市が終わる
5月6日(土)は、春一番はとっくに過ぎてますが、強い風がふいてました。
強い風がふいてる中での朝市でした。
今週の中心は、甘夏でした。
5月の甘夏は、美味しいんですよ。
しかし、自分のところからの甘夏は、次回で終わりです。
5月2日に援農の方たちが来てくれたおかげで、
大きな木からの、手間のかかる収穫なんですが、
それが、一気に、すべて終了できたんです。
あとは、自園には日向夏が少しあるのと、
農家の人たちが、出してくれるいろいろな柑橘を、搬送してくる予定です。
5月のゴールデンウィークのころは、なんと言っても「みかんの花の季節」です。
山じゅうのあたり一帯には、清楚な花の香りが畑いっぱいに漂っています。
橘のにほえる香かもほととぎす鳴く夜の雨に移ろひぬらむ 『万葉集』巻十七 3916
(橘の咲きにおった花の香は、ほととぎすのなく夜の雨にあせたことであろうか)
すごいですね、万葉の時代から、みかんの花を楽しんでいたんですね。
たくさんの歌が『万葉集』には、残されています。
それと同時に、ゴールデンウィークは、お茶摘みの時でもありました。
この茶摘みも期間限定で、製茶工場の稼働は1週間余とかぎられてます。
さらに茶葉が濡れていては駄目だし、
摘んだその日のうちに、JAの製茶工場まて運ばなければなりません。
当方は、一心二葉の手づみなんです。
ポキ、ポキと2キロ弱を摘んで、製茶工場に加工を依頼してきました。
この時期の作業は、基本は草刈りなんです。
見ての通り、一雨降ると、以前に草刈りしたあとなどどこへやらです。
この草刈りもまた、援農の人たちの協力してくれたおかげではかどりました。
一人でやっていると、賽の河原状態で、ヘトヘトにさせられちゃうんですが。
それが、複数で草刈り作業すると、つぎつぎに、
一か所、また一か所と、きれいに片付いていくんです。
畑で会話が交わされるというのも、これも疲れを飛ばしてくれる効果があるんですね。
まだまだ、残りの草刈りしなければならない箇所は、沢山あるんですが、
それでも、一つ一つ、片付けてゆくということです。
多摩の団地朝市の前後には、こうした農作業があるということです。