早生みかんの初売り
小田原の早生みかんの初売りをしました。
10月21日(土)は東京・多摩市の永山団地で、毎年恒例のサンマ祭りが開かれます。
朝早くから、その準備がはじまっていました。
みかん販売の方は、まだ提供できる袋の数は少なくて、その祭りの前座です。
広場では、祭りの会場の準備が、サンマを焼く準備がはじまっていました。
私などは、毎年、これから毎週、土曜日の朝に、
小田原・真鶴からはこんできで「みかんの朝市」をひらいてきているんですが。
ついに今年も、その時期がやってきたということです。
なるべく、みかんの味見をしてもらって、
その味を納得してもらって、購入していただいています。
800グラムの袋が300円ですから、安いんです。
無農薬ですから、皮だって使えるんです。
みかんの北限の産地である小田原の、みかんの味の特徴ですが、
暖かい南国のみかんが、酸味が消えた、まったりとした甘さに対して、
小田原の方は、出回るのは少し遅いんですが、
酸味が残るなかに甘さが浮き出てくるといった、独特の刺激をもった味なんです。
農家は「味がのってくる」と言いますが、
この秋晴れのもとで、みかんが熟してくるとたいへん美味しいんです。
私などは、都会の生活者に、この味を楽しんでもらいたくて、
一年間、なんやかんやと苦労してきたわけです。
「おっ、はじまったね」「これしかないの?」
ポツ、ポツと、これを待っている人たちもいるんですね。
小田原と多摩をむすんで、
農家の人にも喜ばれ、都会の消費者にも喜ばれる朝市でして、
いよいよ今年も、みかんの季節がはじまりだしたということです。