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みかんの木を育てる-四季の変化

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2024年01月25日
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​八王子市長選挙の結果について思う​

八王子市長選挙は1月21日に投票・開票されました。
ご存じの通り、その結果は、

当日有権者は46万8256人。投票率は38.66(前回31.46)%。
 当選は しやけ氏 63,838票(自民と公明)
     滝田氏  57,193票(立憲・共産・社民・新社会党・生活者ネットワークと市民団体)
     もろづみ 44,913票(元・都民ファースト、維新の会)

でした。

今回の市長選挙についての私などの感想ですが、
12月30日ですから、投票日の3週間前になって、はじめて市民の側から共同候補に滝田やすひこさんがたつということを聞きました。
相手の自民党・公明党の候補者は、現市長の後がまとして決まっていたし、八王子市はずーっと自民と公明で市議会の全40議席中の過半数をもってるし、自民党前・政調会長の萩生田氏の基盤ともなってきた土地柄でしたから。
それと対決して、「市政をかえる」見識と勇気ある候補者が、誰か本当にでてくれるのか、まともな市政を願う人たちは一緒にまとまれるのか、12月30日までは、ほんとうに心配だったんですよ。




1月6日に「共産党の新春のつどい」がありました。
いつもそんな場に出かけることはなかった私ですが、「滝田やすひこさんがくる、あいさつする」というんで、今回は出かけたんです。

はじめてですよ、滝田さんのその人となりに接したのは。
だけど話を聞いているうちに、この人なら、誠実だし、言葉通りに「古い市政を変える」挑戦を決意していることがみてとれました。滝田さんと会場は一体になっていました。
電流が走るということはこういうことなんですね。
それから2週間後の21日が投票日ですよ。広い八王子の50万市民はそんな事態になっていることをまったく知らないわけですから。この短期間に何が出来るか。

私などの住む鹿島は、八王子のはずれですから、政治の風は無風に近い。ずーっと八王子行政は遠い疎遠な世界だったんです。
だけど、しっかりした候補者が決まったとなれば、こうなれば、市民に知らせるために、これまでやったことのないことも、出来うるかぎり努力を尽くすということで、震える手でマイクをもちました。




ハンド・マイクでしゃべるなんて、ほとんど経験のない身でしたが、簡単でした。

『間もなく市長選挙があります。滝田さんが市民の共同の代表として、市政を変えようとしています。
前回の市長選は31パーセントの低い投票率で、それで、これまでの市民不在の市政が行われてきました。絶対に棄権などしちゃだめですよ、一緒に市政を変えましょう』

​との趣旨を話すだけでしたから。

さらに、告示日の1月14日でしたが、
一市民として、選挙の出発を少しでも応援し、その第一声を応援するまわりの様子を、見ておく必要があるじゃないですか。

それで出かけたんです。
すると、これまで見たことのない光景でした。
多彩なひとたちが集まり、その熱意が伝わってくる第一声でした。



こんな八王子市民の共同の輪の広がりは初めてじゃないでしょうか。​

それぞれの思いが、第一声に集まったと思います。
これまで、わたしなどが、知らない応援者の人たちが、
ポスターで見たかもしれませんが、多彩な人たちが滝田さんの応援をしていたんです。

「あの人はだれなんだろう・・・」???
『自民党の元代議士の小林多門です。応援に来ました』と、自己紹介で「そうか」と知る始末です。
また、ある人は『私がここに立つのは命がけなんです』と。
『へぇーっ』でした。

次々に多彩な応援者が一堂にあつまり、みんなで応援しているのに驚きました。

​とにかく、立憲民主党の方、都議なのか市議なのかわからない。社民党の方、生活者ネットワークの方、元代議士やら、都議やら、市議やら、市議会議長やら、地域の方たちやら、
誰が誰なのか、一度聞いたくらいじゃわからないじゃないですか。
次々に応援にたつ、こっちはそれが誰なのか目を白黒、キョロキョロとする始末でしたが。
とにかく多彩な応援者と聴衆が、集まっていること、このことだけは実感することが出来ました。

八王子の民主的な共同に、こんなに多彩で、大ぜいの人たちが集まっている。
これは、私などの37年間の八王子生活で初めてのことです。
これまで八王子は、ひどい経験や無茶苦茶なイメージしかなかったんですが、
こうした場面をみて、こりゃぁ八王子も捨てたもんじゃないじゃない、と認識を新たにしました。

それから、たった一週間の選挙期間でしたが。
この短い期間の間に、どこまで市民のこころに声が届くか心配したんです。
僻地の鹿島では、公営掲示板以外は、候補者の姿はなく、その声を聞くこともないわけですから。

この結果をみると、大したものですね。
滝田候補とスタッフの人たちのがんばりが、それと八王子市民の良識が、もうちょっとでひっくりかえすところまで、その存在感を大きく示したんですから。
八王子市議会の議席の力関係で見れば、自公10対4くらいの滝田陣営じゃないですか。自民・公明が圧勝するのがこれまでの選挙の通例だったし、毎回そうだったじゃないですか。​

​ところがですよ、選挙結果が出たあと、選挙事務所での萩生田氏ですが。
「ねむれない一週間だった。胃がキリキリ痛む毎日だった」「私が選挙戦に重い影をおとしてしまった」などと述べて事務所をあとにした、とのこと。

これには更におまけがあって、
開票日の翌日に記者会見した。この市長選挙が終わってからですよ、その記者で、はじめて派閥から5年間に2728万円の還流を受けていたことをあきらかにした。
その口上ですが、『深く考えずに、そういうものだという印象だった』『私は事務総長経験者でもないんで知りません』なんてことを。まともな反省がないんですね。
だから、選挙の前には言えなかった、針のむしろで、終るまで逃げまくった。
選挙の結果が出たからと、その翌日にこれですから。
やはり反省の言葉がない。
そのために市民から批判されたんですが、選挙後も、事実と反省を求めるのはつづいていきますね。


ただ選挙の結果で、宿題が2つあると思います。

1つ、これまでの市政は、「学校給食の無料化」にしても「空調機の設置」についても、市民のくりかえしの請願を蹴飛ばしてきたのに、自民・公明は請願を否決してきたのに、この選挙ではそれを「実現する」と広報でもチラシでもし表明しました。
それはこれまで、市民が求め続けてきたことですから、新市長は選挙で公約したんですから、その公約通りに、それらをしっかり実現してもらわなければならないし、実現させようじゃないですか。

もう一つは、八王子の選挙の結果は、新聞等で数字だけは全国にしられたようです。しかし、その中身は、どの様な選挙だったかは、よくは知られてません。『これだけ逆風なのに、自民・公明はやっぱり強いね』なんて評論家的な印象が、ひろく一般にあります。八王子以外はどこもそうだとおもうんですよ。
票数くらいしか知らないわけですから。

具体的な選挙の様相というのは、それを体験した八王子市民が一番感じたし・知っているわけです。その外側は結果の当落と票数くらいしかわからないわけです。だとすると、そのつくりだされたすばらしい成果ですが、これを全国に紹介すること、これが八王子市民の大事な仕事としてあるんじゃないか。それは、きっと全都・全国を励ますと思いますよ。​

わたしなどは、全国各地の友人知人に、『八王子の結果を知っている?新聞を見た? 』と、年賀状の代わりに便りしてます。その結果が、返って来るのがそうした一般論だったわけで。それにたいし、ちょっと紹介しただけでも、『へぇー、負けたにしても、そんなにすごい選挙だったのか』といったことで、認識を新たにしてもらってます。
だいたい八王子は、むかしから保守の、自民・公明の盤石の土地柄とされてきました。それはみんな知っているわけです。その八王子で、今回市民の共同で大きな力の結果をしめしたんですから、せっかくのこの成果を当事者が伝えなければ、全国には伝わらないんですから。ホットなうちに、今の大事な時の流れを感じてもらえると思うんですよ。全国の各地で行われている自民・公明・維新の悪政ですが、そんな大勢をあきらめるんじゃなくて、たった3-4週間のほんの短期間だったんだけど、候補者がはっきりと意思をしめし、市民が努力を尽くすならば、政治を変える市民の声を大きくしめすことが出来るんだよ、八王子は実際にそれをしめしたんだよ、と激励発信ができるわけです。

それと、さらに大事な宿題です。
今回のような共同ははじめてだったんですが、これを大きな流れに強めて、実際に八王子市政を変える流れにすること、そうしたいですね。
そうした潜在的な力を、八王子市民は持っているということです。
そのためには、全国に共通でしょうが、私たち一人ひとりが自力をつけて、新たに知った共同の力を強めること。ここに課題がある。
これが八王子市長選挙がしめしてくれたことです。

選挙は負けたけど、確かな希望をもらいました。






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Last updated  2024年01月26日 12時00分58秒
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