春先の谷川沿いに黄色い小さな花を一杯つけるアブラチャンに実が出来ていました。
木全体に油分が多く昔は実から油を採って灯火、木材を燃料などに使ったのでアブラチャンというようです。
アブラチャン(油瀝青)
クスノキ科 シロモジ属
3月の終わりに咲いていたアブラチャンの花を見ると結実するものが少ないのかなとも思いますが実際に木を見るとかなり実が沢山なっていました。
チャン【瀝青】:
(chian turpentine の略という) タールを蒸留して得る残滓、または油田地帯などに天然に流出固化する黒色ないし濃褐色の粘質または固体の有機物質。道路舗装や塗料などに用いる。ピッチ。 広辞苑
雄花
雌花
椿の油などもそうですが昔は自然の植物を使って生活をしていたのですね・・・
今は生活自体が便利になりこのようなものを使うことがなくなりましたが太陽熱エネルギーやこのような植物の油ももっと当たり前に使えるような世界になるといいのにと思います。
夢のような話ですね。夢でなくなる時代がきて欲しいです。