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2013/07/17
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カテゴリ:ちょっとおでかけ
sirasagi01.jpg


世界遺産の姫路城は現在「平成の大修理」の真っ最中で、大きな天守閣が丸ごと足場で囲まれて、屋根がかかっており、外からは全く見えません。

sirasagi02.jpg


天守閣の絵が描いてありますが、まあ、風情なし。
ただ、今だから見ることのできる風景が冒頭の改修風景です。
足場が外れてしまうと、天守閣の外側からこの角度で見ることは無理ですよね。

この施設は「天空の白鷺」といいまして、天守閣と並んで設置され、近くから修理の様子を見ることができるようになっています。
エレベーターで8階まで上がる関係で、混雑すると入場制限がかかり、待っても入れない場合もあるとか。
事前に調べてみましたが、三連休中の予約はすでに満員。

並んで待つのが嫌いな性分ですので、この日も、宿泊地の神戸を8時前に出発し、9時過ぎに到着。
あいにくの雨模様ということもあり、お客さんは少なめで、ほとんど並ばずに見学できました。

写真を見てもわかるとおり、ほぼ修理は完了している状態です。
この「天空の白鷺」も来年の一月には撤去されるようなので、興味のある方はお早めにどうぞ。

sirasagi03.jpg

sirasagi04.jpg


屋根の構造も展示してありましたが、柾目の板を重ねながら張った上に、練った土を置き、その上に瓦を並べ、先端に和釘を打ち、あわせめはすべて、漆喰で塗り固めてあるんですね。
今だから漆喰の白い色が目立つのですが、しばらくして汚れてくると、瓦の色に馴染んできて、目立たなくなってしまうようです。

実際の工事はもちろんですが、技術的な資料をいかに後世に残していくか、という周辺資料の作成もかなり大変なのだとか。

こういった伝統技術も、一度途切れてしまうと残すことはできなくなります。
伊勢神宮の遷宮は、神社を立てる技術を後世に伝えていく技能の継承が目的だという説もありますが、人間が意識して残していくことは大切なことです。

グローバリズムという言葉がもてはやされて、安易に海外の安い部品や技術を導入することで、伝統的な技術や、国内にあった技能が淘汰されてしまうと、元には戻せません。
日本の強みは、完成品を作る技術のすべてを国内に持っている、ということです。
採算性も大事ですが、目先の損得だけでなく、コストをかけても残すものは残していくことが大切ですね。






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Last updated  2013/07/17 08:00:49 AM
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