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カテゴリ:社員旅行
新神戸駅にバスを止めて、ちょっとだけ六甲方面に歩いた場所に、「竹中大工道具館」はあります。 今回の社員旅行では、唯一研修っぽい場所。 ゼネコン大手の竹中工務店が建てた、日本唯一の大工道具の博物館です。 最初の写真は入口の門をくぐって見える景色。 木々に囲まれた、木造平屋ガラス張りのすっきりとした建物です。 中に入ると、木の香りが鼻孔を刺激してきます。 一階は研修室のようで、大きなフロアーに椅子が並んでいますが、天井も床も木が使ってあって、とっても気持ちいい空間になっていました。 展示室は、そこから地下へと広がっていました。 大工道具館ですから、それぞれの道具の使い方や機能が分かりやすく展示してあります。 WOODPROでは、積極的に定年退職された方を採用していますので、社員の中には、大工さん出身の方もいます。 ということで、元大工の松浦さんと、説明に耳を傾ける若手社員。 こちらでは、現場監督出身の原田さんによる、「仕口」の説明。 すでにパズルとしか思えない精緻な作りですが、これを実用するところが日本人ですね。 力の掛かり方を考えて、仕口の形も、使う場所にあわせて考えられています。 日本建築を知るには、木のことも知らなければなりません。 ということで、いろんな種類の木の丸太をカットして、木の樹皮の様子や、木目、切り口が分かるような展示もありました。 杉 それから、木取りの説明。 どういう風にカットすると、どういう木目になるのか、ということも分かりやすいです。 こちらは、ヨーロッパの木造建築の木組み。 全体を斧で加工するらしく、日本の木組みにくらべるとワイルドな感じですね。 当然、建築に対する考え方が違えば、道具だって変わってきます。 日本の大工道具とともに、中国やヨーロッパの道具も展示してありました。 そのあたりも分かりやすく展示してあって、面白いです。 これは、茶室コーナーに展示してあった障子。 日本人らしい、実に細かい細工です。 はじめての見学でしたが、かなり見ごたえがありました。 神戸観光の際には、おすすめです。 竹中工務店といえば、最大手のゼネコンで、どちらかといえば木造のイメージはありませんが、wikipediaで調べてみると、創業は1610年。 関ケ原の合戦の10年後ですから、長い歴史です。 もともと、神社仏閣の建築を手掛けてきたということで、大工道具にも思い入れというのがあるのでしょう。 明治維新後、神戸に進出して、ヨーロッパ型の建築技術を導入して名をはせた、とのこと。それで、神戸に「竹中大工道具館」もあるんですね。 「工務店」という言葉をつくったのも、竹中工務店だとか。 若手社員にも、いい勉強になったと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015/01/20 01:46:57 PM
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