3626009 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

くり坊のひとりごと(blog版)

くり坊のひとりごと(blog版)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Category

Profile

くり坊 1号

くり坊 1号

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Favorite Blog

蕎麦アレルギーの木… 蕎麦アレルギーさん

Comments

 石澤真理子@ Re:アイアン+OLD ASHIBA(杉足場板古材)キッチンシェルフ(03/07) こんにちは。こちらのデザインでキッチン…

Freepage List

Headline News

2015/01/20
XML
カテゴリ:社員旅行
IMG_4281s.jpg


新神戸駅にバスを止めて、ちょっとだけ六甲方面に歩いた場所に、「竹中大工道具館」はあります。
今回の社員旅行では、唯一研修っぽい場所。
ゼネコン大手の竹中工務店が建てた、日本唯一の大工道具の博物館です。

最初の写真は入口の門をくぐって見える景色。
木々に囲まれた、木造平屋ガラス張りのすっきりとした建物です。

中に入ると、木の香りが鼻孔を刺激してきます。
IMG_4283s.jpg


一階は研修室のようで、大きなフロアーに椅子が並んでいますが、天井も床も木が使ってあって、とっても気持ちいい空間になっていました。

展示室は、そこから地下へと広がっていました。

IMG_4375s.jpg


大工道具館ですから、それぞれの道具の使い方や機能が分かりやすく展示してあります。
IMG_4307s.jpg


IMG_4309s.jpg


IMG_4303s.jpg


WOODPROでは、積極的に定年退職された方を採用していますので、社員の中には、大工さん出身の方もいます。
ということで、元大工の松浦さんと、説明に耳を傾ける若手社員。
IMG_4312s.jpg


こちらでは、現場監督出身の原田さんによる、「仕口」の説明。
IMG_4322s.jpg


IMG_4301s.jpg


すでにパズルとしか思えない精緻な作りですが、これを実用するところが日本人ですね。
力の掛かり方を考えて、仕口の形も、使う場所にあわせて考えられています。
IMG_4324s.jpg


日本建築を知るには、木のことも知らなければなりません。
ということで、いろんな種類の木の丸太をカットして、木の樹皮の様子や、木目、切り口が分かるような展示もありました。
IMG_4355s.jpg



IMG_4356s.jpg


それから、木取りの説明。
どういう風にカットすると、どういう木目になるのか、ということも分かりやすいです。
IMG_4366s.jpg


こちらは、ヨーロッパの木造建築の木組み。
全体を斧で加工するらしく、日本の木組みにくらべるとワイルドな感じですね。
IMG_4334s.jpg


当然、建築に対する考え方が違えば、道具だって変わってきます。
日本の大工道具とともに、中国やヨーロッパの道具も展示してありました。
そのあたりも分かりやすく展示してあって、面白いです。

これは、茶室コーナーに展示してあった障子。
IMG_4348s.jpg


日本人らしい、実に細かい細工です。
IMG_4345s.jpg


はじめての見学でしたが、かなり見ごたえがありました。
神戸観光の際には、おすすめです。

竹中工務店といえば、最大手のゼネコンで、どちらかといえば木造のイメージはありませんが、wikipediaで調べてみると、創業は1610年。
関ケ原の合戦の10年後ですから、長い歴史です。
もともと、神社仏閣の建築を手掛けてきたということで、大工道具にも思い入れというのがあるのでしょう。
明治維新後、神戸に進出して、ヨーロッパ型の建築技術を導入して名をはせた、とのこと。それで、神戸に「竹中大工道具館」もあるんですね。
「工務店」という言葉をつくったのも、竹中工務店だとか。

IMG_4369s.jpg


若手社員にも、いい勉強になったと思います。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2015/01/20 01:46:57 PM
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.