高校サッカー 決勝 盛岡商対作陽
解説者の誰かが今年は守備を強化したチームが多いなんてことを言っているのを聞いたことから見始めた今大会だったが、まったくもってハズレ試合の多い大会だった。イタリアが優勝したことや、カンナバーロがバロンドールを獲得したことで、02年のブラジル優勝以後のカウンターサッカーの流れと同じような言い回しで、守備力というものをテレビが煽っているのを聞いているとムカムカした。何かを持っている選手も、何かを見せる選手も、この本大会では何かを輝かせることなく前評判で消えていった。9割がたのボールを蹴る、止めることが出来ない、ボールを持ってから、持つ前のアイデアがない選手達に関しては特に感想もない。この決勝の試合については自分は二度と見ることはない試合だろうと思う。今年は98年のころ以来に丸岡高校を見ていた。その彼らの試合もあのときのような流れを持たず、大変退屈な試合だった。思い入れを持つもの以外が見ることの出来ない内容を構築している監督達にがっかりした。