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西條剛央のブログ:構造構成主義

西條剛央のブログ:構造構成主義

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西條剛央

西條剛央

2008/03/05
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カテゴリ:雑感
先日の岡山出張、密度の濃い旅だったので、日記風に書いてみたいと思います。





新幹線で岡山に向かう。

新幹線内でパワーポイントの準備をしようと思っていたがすぐにバッテリーが切れてしまい、ぼっーと外を眺めていた。

途中、雨が降っているところや、雪が積もっているところもあった。日本は細長いなあと思いつつ、天候の観測点の話を思い出す。

僕らは気温は確固たるモノとして計測できていると思い込んでいるが、計測器をどこに置くか等々により全然結果は変わってくるので、ほんとうはそんな確かなものではない。

途中の工場地帯では、すべての建物に、「○○工業」とか「○○製紙」といったように、ばかでかい文字でその建物の名が書かれていてなんだかおかしかった。

ふと、大阪経済大学が目に入る。以前、そこで「人間科学フォーラム」が開催され、特別講演を行ったことがあるのだ。まだ『構造構成主義とは何か』が出る前だったので、たぶん特別講演とかに呼ばれた最初の頃だったと思う(2004年ぐらいかな)。ひどく懐かしいような、奇妙な気分になった。

ここ数年で構造構成主義を取り巻く状況は大きく変わった。その頃の僕は、それを知っていただろうか。





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 岡山県立大学の最寄り駅に着く。校舎らしき建物は一つだったのでそこに向かって歩いていく。

 司会者の一人であられる岡山大学の深井先生と初めてお会いした。物腰の柔らかい、開かれた態度の方でとてもよかった。もう一人の司会者は横手先生。僕に着目して呼んでくださった方その人。舵取り役は非常に重要なので、このお二人が司会者ならば明日のシンポジウムは成功するだろうことを確信した。

 シンポジスとは僕と、看護界の重鎮野島先生、高木先生の三名。三者とも方向性は同じということを確認できてよかった。思いの外、中身の濃いものになったので、僕としてはどこに力点を置いて話したらいいかみえてきて有難かった。


SN390657.jpg





 その後、みなさんで懇親会の会場に向かう。会場で、次の日のpieniカフェでの講演を依頼してくださったまきさんと初体面。メール等でやり取りしたイメージ通り、とても優しくていい人だった。

 途中、温羅太鼓の演奏があった。腹の底に響き、スーツが音で震えている。やはりこういうのはCDでは味わえない。ライブの良さは、その場の「空気」を全身で感じれることなのだ。

 講演やシンポジウムを聴きにくる方も、それを味わうために足を運んでくださるのだろう。

 だから、その場の雰囲気や会場の皆さんの顔をみて思いついた話をすることは大事だと思っている。「準備をする」とは、準備した通りに進めるための準備ではなく、むしろその場で思いついたことを話したり、どのような展開になっても対応できるようにするために行うものなのだと、僕は考えている。

 また質疑応答の時間もライブならではの良さだと思う。だから、そのための時間を確保するためにも、話題提供は時間通りに終わらせることを最優先にする必要がある。


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 何人かの人と話をしていら、あっという間に懇親会は終わり、ホテルに向かう。たまたまシンポジウムの話題提供者である高木廣文先生と同じホテルだったので、鈴木さんに送っていただいた。鈴木さんの研究は、構造構成主義的にもかなりおもしろいので今後の展開が愉しみ。

 まだ早い時間だったので、チェックインした後、高木先生と助手のお二人と飲むことに。 高木先生は、看護の領域でいち早く構造構成主義の可能性に着目してくださった方で、昨年の構造構成主義シンポジウムにも参加していただき、その様子は『看護学雑誌』の特集記事にも掲載されている。

0014884.gif.png

http://www.igaku-shoin.co.jp/prd/00148/0014884.html

 看護界では統計で非常に有名な先生なのだけど、偉そうな雰囲気を纏っておらず人なつっこい顔をされているところが池田先生と似ている。やはり、顔や雰囲気に人間の生き様が顕れる。

 助手のお二人も愉しい面々。高木先生が軽口叩かれているところもあって本物だなぁと思う。しかし、そういう人こそ、本当の意味では軽んじられてはないのだ。 僕の尊敬する先生にはこういう感じの人が多いように思う。

 そんなこんなで岡山名物のものをいろいろ食べながら愉しい時間を過ごしたが、ほとんどテレビでやっていた世界卓球をみていた気もする。その後美味しい中華そばを高木先生にご馳走になり解散。部屋に戻ってぱたっと寝た。



つづく。








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Last updated  2008/03/12 11:51:36 PM
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