恋唄~舟唄
♪ 泪まじりの 恋唄は~ 胸の痛さか 思い出か~ ♪寒い夜はこたつに入ってテレビから流れる演歌に耳を傾けながら熱燗をちびちび呑む。そんな昭和な日本人に戻りた~い。身体を壊してからというもの酒を呑む機会がとても減ってしまった訳でましてや家で酒を呑むなんて。こたつも出してなければテレビから演歌が流れるタイミングもわからない。高倉健の『駅』を思い出す。北の果て、場末の赤提灯で健さんが一人酒を呑んでいる。客は他に誰もいない。テレビから八代亜紀の『舟唄』の前奏が流れてくる。女将の倍賞千恵子が「あ、この唄好き」と云ってカウンターを廻って健さんの隣に腰を下ろす。『舟唄』流れている。倍賞、健さんにさりげなく身体を預ける。他に客はいない。外は雪が降っている。深々と降っている。にほんブログ村