「ウガンダ・マウントエルゴン」
【ウガンダ・マウントエルゴン】さかもとこーひーで一番の深煎りの「バークレー・ロースト」よりもさらにもう少し深く焙煎しました。さすがアフリカの内陸部(内陸性気候)での高地産で、深煎りにして魅力的になる素材だと思いました。ダークでビターで・・・柔らかでクリーンな口あたりで、余韻にカラメル的な甘さがただよい、キレ良く爽やかさを感じる・・・ウガンダらしい深煎りこーひーです。ダークチョコやビターチョコに加えて、ほのかなバニラやフローラル感がこの「ウガンダ・マウントエルゴン」の深煎りの魅力を引き立てていると思います。親しみやすく、飲みやすい柔らかな口あたりなのと・・・余韻のキレの良さが爽やかさに繋がって、これからの暑い夏にもぴったりでしょう。長く続く余韻は苦い味よりも柔らかで心地よい甘さが印象的です。冷めてくると、なめらかまろやかな口あたりからダーク・カラメルな味わいと豊かなコクと甘さが感じられて・・・今までにない深煎りの魅力になっていると思います。20年くらい前、スペシャルティコーヒーを使い始めた頃「ウガンダ」に出会いました。標高が高い上にアフリカの内陸のための内陸性気候からの豆質で・・・深煎りにしてクリーンなダークで後味のキレの良さが他にない魅力でした。そして久々にそのウガンダの「ウガンダ・マウントエルゴン」が手に入りましたので、さっそく深煎りに仕上げました。「バークレーロースト」の深煎りの焙煎スキルによって20年前よりも「ウガンダ・マウントエルゴン」をより魅力的に焙煎できるようになったと思います。スペシャルティコーヒーに出会って20年がすぎて、このような深煎りを焙煎してお届けできて・・・昭和の深煎り焙煎店が・・・このような味わい・魅力にたどり着いたとなかなか感慨深いものがあります。栽培地:ウガンダ東部のエルゴン山 北部傾斜地一帯提携農家:6000人標高:1,600~2,000m品種:SL27生産処理:ウオッシュド、5つの地域に6ヶ所のウオッシングステーションアフリカ大陸のほぼ中央部、ビクトリア湖やナイル川源流を国土に擁し、 かのウィンストン・チャーチルにより「アフリカの真珠(Pearl of Africa)」と 呼ばれた国ウガンダは、実は現在アフリカの最大のコーヒー輸出国です。 様々なタイプのコーヒーを産するウガンダですが、 最高級品質の水洗アラ ビカを産するのが、東部のケニアと国境を接する楯状火山エルゴン山の山 麓一帯の高地です。エルゴン山は東アフリカでもっとも古い火山の一つで、 裾野の面積 3,500 平方キロはアフリカで最大です。このエルゴン山の山麓 は、火山灰質の土壌と豊富な降雨量に恵まれ、酸味のしっかりとした最高 級アラビカを産する条件が整っています。この地方の水洗アラビカは、従 来零細農家により水洗処理が施されたパーチメントとして集買され、ブギ スというブランドで廉価なアラビカとして輸出されていました。 しかし、 そのチェリーの資質の高さを見たボルカフェ・グループのキャガラニ・ コーヒー社は 2007年、当地にしっかりとした設備のととのった水洗工場を 建設し、近隣の農家から直接チェリーを買い付けて安定した高品質のアラ ビカを生産するプロジェクトを始動します。このマウント・エルゴン・ア ラビカ・プロジェクトは、品質の向上のみならず、チェリーを生産する農 家を組織化し、サステーナブル認証を取得するなどして、農家の生産性向 上 や適正な農薬使用の管理などにも寄与しています。プロジェクト開始後 5 年以上を経た現在、エルゴン山一帯に6ヶ所の水洗工場を稼動し、6000 軒の生産者をメンバーとして、 同国でも最高の水洗アラビカを生産しています。