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カテゴリ:居酒屋情報
先週新宿のアリランというお店で忘年会をした際、飲んだのがこの「生マッコルリ(マッコリ)」です。 昔マッコリを飲んだ時はなんか酸っぱいにごり酒だなあという印象しかなかったんですが、今回のマッコリは美味しかった!!ていうかほとんど日本酒ですよ、これ。酸味の強い新酒にごり酒。 聞けば以前は生のマッコリはほとんど流通していなく、火入れだったとのこと。その辺の事情は日本酒と全く同じですね。やっぱりできたてをすぐ飲むなら生に限る!甘味と酸味が絶妙に油っこい焼き肉とマッチしててなんともいえないうまさを醸し出してました。 昨日TVでフォアグラとジャムという、日本人じゃあり得ない発想の料理をやっててこれはうまい!などと言ってましたが、もしかしたら日本酒も純米無濾過生原酒のようなもの凄い主張が強い酒は単体で飲まずに油っこい料理と合わせるといいのかもしれません。 日本酒と料理とのマリアージュを突き詰めて考えると、これは日本において日本酒の存在というのは希薄だと言わざるを得ません。 と、いうのも、日本酒には普通酒から大吟醸まで価格も成分もバリエーションに富んだラインナップが揃っているにも関わらずアテとなる料理、特に和食とのマリアージュはそれほど重要視されていません。現に高級料亭でコースを頼んでも酒を料理に合わせて薦められるケースはほとんどないでしょう。世界的に見てもやはり料理と酒とがミックスアップしてこそ初めて文化となり得るのだからこれは由々しき事態です。日本酒の低迷はまさにこの点にあると言っても過言ではないでしょう。 そんなわけで今後は良い酒を揃えるだけでもだめ、言い肴を揃えるだけでもだめ。この肴にこの酒、といったマリアージュを意識した提案が必要なのだと思います。 こうした取り組みは一部の熱意ある小料理屋さんで既に実践されております。そうしたお店を中心として日本酒がドラスティックに変わっていく。そんな未来をサンタさんに託して今夜のブログとします。 メリークリスマス。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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