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カテゴリ:2000円以下で美味しい日本酒
showさんのブログでも紹介されてますが、山形の酒田酒造さんが醸すお酒に上喜元があります。
このお酒はとてもコストパフォーマンスが高いことで有名であり、 特に一升2000円以下でとても美味しい翁 (一部店舗では酒田)と猩々(しょうじょう)が有名ですが、去年から新たに純米酒として【上喜元 純米出羽の里】がラインナップに加わりました。 この純米酒は山形県が推奨する新酒米、出羽の里を使用した新規銘柄です。ここで出羽の里って何?という方のために簡単な説明をしますと、この「出羽の里」という酒米の特徴は大きくふたつあります。 ひとつは酒米の値段が安いこと。 ふたつめは心白が大きいこと。 米自体が安いうえに削らなくてもきれいな酒ができるってことは当然販売価格も安くなるということですから私たちにとっても大変嬉しい話ですよね。一部の蔵元では日本酒の価格を変える酒米、とまで言われているそうです。 さて、上喜元純米出羽の里。このお酒ではなんと80%精白。超低精白酒ですね。低精白酒は米の成分が出すぎて味が多い酒になりがちですが、どうでしょうか。 まず香り。これはいいですよ。上品な立ち香です。含むと新酒らしいフレッシュな吟醸香を感じます。価格を考えれば満点の吟醸香ですね。 味は開栓時ということもあり、少々酸を感じる部分はありますが、旨味の広がりも十分であり低精白の雑味は一切なし。後半のキレも申し分ない。 うーん、これはいい酒ですよ。一升1900円でまた銘酒を見つけてしまいました。開栓時でこのバランスであれば角が取れた頃にはとんでもない酒になってますね。 2000円以下の純米酒では風の森と並んで間違いなく全国区の酒でしょう。吟醸香も味わいも十分だし、そのうえ若干ながらハイクラスの酒にある艶っぽささえ感じる。風の森ほど濃くないので万人受けするのはこっちかも。普通に飲んだら2500円は取れる味ですね。 出羽の里、注目ですよ。 そういえば十四代でも去年から試験的にこの酒米で出荷しているそうな。見たことないけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年02月21日 23時05分43秒
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