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カテゴリ:テープ起こしのこと
昨日は、「である」調という表現が無用な混乱を招くのではないか、というところで終わりました。
「である」調といっても、文末を全部「である」にするわけじゃない、というのはわかっている。簡潔な文章にすればいいんでしょ?という声が聞こえてきそうですね。 でも、簡潔にできない文があります。前にも書きましたが、話し掛ける文です。ここでは「二人称の文」と呼び、二人称の文を一人称か三人称に変えてしまう書き換えに挑戦してみます。 《例文》 皆さん、こんにちは。 今日は暑いですね。 私もこの暑さにばてていますが、頑張ります。 それでは、今日の議題ですが、公園清掃についてです。 タナカさん、よろしくお願いします。 あっ、タナカさんはちょっと今日は遅れていて、まだ到着していないよう なので、来るとは言っていたんですけれども、2番の議題を最初にやった ほうがいいような気もしますが、そういえば2番については資料の不備が あったそうですが、その辺、先に事務局お願いします。 書き換え例1 一人称あるいは独白風 今日は暑い。 この暑さにばてているが、頑張ろう。 今日の議題は公園清掃についてだ。 これはタナカさんに説明してもらう予定だったが、 彼は遅れていて、まだ到着していない。 出席する予定と聞いているので、 2番の議題を最初に進めることにする。 2番の資料には不備があるので、事務局に説明してもらおう。 書き換え例2 三人称あるいは観察風 座長から、暑さにばてているが頑張りたいとの挨拶があった。 今日の議題は、公園清掃についてだ。 説明はタナカさんが行う。 タナカさんは遅れていて到着がまだだが、出席する予定なので、 2番の議題を最初にやることになった。 2番については資料の不備があるそうなので、 先に事務局から訂正があった。 ---- 細かいところ突っ込まないでくださいね~。 (いえいえ、やっぱりなんでも突っ込んでいいです~) このやり方がどうかということは別にして、やっぱり一人称か三人称にしてしまえば、大部分を簡潔な文章に書き換えられます。 ……と言っていいのかなあ? ※ 文中のリライト例は実験的に作成したもので、実際の納品原稿とは異なります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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