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絵本は、子どもだけのものか?
案外、そうではなさそう。 絵本は、絵があるから、絵本。 字だけでなくて、絵でも、おはなしを想像してみよう。 ・「いないいないばあ」作・松谷みよ子 絵・瀬川康男 童心社 知る人ぞ知る、名作絵本。 一度は、手に取り、読んでいる人も多いと思う、この作品。 動物が何頭か出てきて、「いないいないばあ」をするおはなし。 表紙の次のページの題名が書いてある場所に、ねずみがいるのは、気がついてるかなぁ。 そのねずみ、途中で、かごに入り、 「いないいないばあ」をしている。 他の動物たちは、手を下げているのに、ねずみだけが手を上げてるの知っていた? 私は、言われるまで、気が付かなかったよ。 そして、そのねずみは、背表紙にも登場しているのだ。 どこかへ行こうとしていた、ねずみは、他の動物たちがしている「いないいないばあ」の遊びが楽しそうで、飛び入りで参加して、また、目的の場所へ行こうとしている。 ・・・とも、読めるんだって。 字だけでなくて、絵でも楽しめる絵本だったのね。 知らなかった。 もう一つは、割と有名かなぁ。 動物たちは、「いないいない」と言っている時は、 しっぽを左側に、「ばあ」で、右側に変えてるの。 ほんと、大人って、字ばかり見てるんだなぁって思った。 ・「ねないこだれだ」作・せなけいこ 福音館書店 これも、昔からある名作だよね。 詳しい話は、分からないんだけど。 だから、おしえてもらったところだけ。 真ん中よりも後ろのページに、どろぼうさんがいる。 そのどろぼうさんを見て、「パパ」という1歳児がいるそうな。 そのどろぼうさん、ひげが濃いので、ひげの濃いお父さんを想像するんだって。 もちろん、どろぼうさんだから、 例のふろしきを抱えている。 20年前の中身は、「テレビ。」そして、現在は、「お金」だそうだ。(笑) その次のページには、おばけ。 おばけは、右のページを指差している。 何があるの? もちろん、みんなで考える。 楽しい時間。 最後には、主人公がおばけに連れて行かれるんだけど、 前のページで持っていた、赤いくまのぬいぐるみがない。 さて、どうしたんだろう。 「置いてきた。」とか色んな答えがあるそうだけど、 「先におばけになったんだよ。」と言った子どももいたんだって。 うん、うん。面白い見方だ。 その最後のページには、家があって、窓が赤くなっている。 それを見て、「火事だ!」と言って、 みんなで水をかけて、誰かが「消えたよ。」と言って、 おはなしを終わりにした事もあるんだって。 子どもは、字ではない。 絵にある、おはなしを読んでいるんだよね。 心地よい、パパやママの声で読んでもらう絵本は、 きっと楽しい時間なのだろうと思う。 でも、絵本の絵が色んな事を語り、楽しませてくれる存在だとは、気がつかなかったなぁ。 読んであげるだけでなくて、絵も見てみようかなぁと 改めて、思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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