サクラマス陸上養殖&ニジサクラ?
サクラマスの安定供給の為、陸上養殖が確立されたようです。それは昨今の不漁を抱える事象の解決のため技術の進歩は素晴らしいことです。富山県と山形県で東京オリンピックで提供する予定とか・・・。しかし、山形県が県魚サクラマスとニジマスのハイブリッドニジサクラを作って食に提供したり、山梨県ではキングサーモンとニジマスを掛け合わせて富士の介(旧称ニジノスケ)が美味しいから東京オリンピックでお披露目するそうです。いづれも東京オリンピックで提供と言うのが面白いですね。ニジサクラ(河北新報より)富士の介(YBS山梨放送より)これらF1(一代目雑種)はほとんどの場合、生殖能力が弱くて自然消滅すると言われる。更にこのF1が天然の魚とペアリングするとF2と言う二代目雑種稚魚が生まれたとしても更に生殖能力が無くなり、ペアリングし続けることで天然の固有種が少しづつ滅亡していくことになる。上高地大正池や梓川ではカワマス(ブルックトラウト=アメリカ岩魚)の放流でF1が多数発生し、乱獲もあって岩魚が激減しているがF1が生殖能力を維持している個体もあり、ブラウントラウトやヤマトイワナの放流でますますタイガートラウトなど雑種化が進み在来のニッコウイワナは上流域にしか居なくなったそうな。以前も紹介しましたが、国定公園にある他の河川から隔絶されているはずの蔵王のドッコ沼にすらカワマス(ブルックトラウト=アメリカ岩魚)が我が物顔で悠々と泳いでいるのを見るとなんだかなーって気持ちになります。蔵王ドッコ沼の外来種カワマス