テーマ:野鳥好きっ♪(15875)
カテゴリ:自然
息を潜めて近づいても、野鳥にはすぐ気付かれてしまうものです。 それが野生というものですから、当然ですよね。 息を潜める、と言えば、ちょうどDrコトー診療所を見た翌朝ですので思い出すことがあるのです。 18年も前の話です。田舎の病院に派遣されていた時、いつも暗室での診察の後に、呼吸を苦しがる高齢の男性がいたのでした。 その方は直立不動で若造の小生に礼儀の正しい挨拶をして、「自分はー」「-であります。」という話し方をしていたのでした。年齢から察して戦争経験者の方で、片足は義足でした。 その病院の患者さんたちにようやく認知され、もう離れるというその時、小生はその方に尋ねてみました。「どうして検査の後になると、息をするのを苦しがるのですか」と。 すると「自分は先生様に自分の息がかかると失礼と思い、息を止めているのであります。」 何とも言えない気持ちになりました。遠い昔のことで、涙目になっていたかどうかは忘れましたけれど、眼底の所見は記憶しています。網膜動静脈が著明に狭細化し、片眼の陳旧性網膜静脈閉塞症がありました。(プロだから当然ですけどね。) 息を止める。 人は、こんな時にも息を止めることがあるのですね。この体験が、その後の小生の仕事での身の処し方に大きな影響を与えたことは言うまでもありません。 毎日のように、すばらしい生き方を高齢の方に教えられ、恥ずべき生き方は若い方から(たまに同業の若者から、これは内緒です)教えられているのです。 ←クリックしていただけると嬉しいです。 ■第22回オーパー!ルアーコンテスト は 平成19年1月14日 9:30-11:30 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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