チェックポイント・チャーリー
チェックポイント・チャーリーは、ベルリンが東西に分断されていた時代の国境検問所です。東西ベルリンを行き来する外交官や連合軍関係者のための検問所だったこの場所でも、東から西へ脱出しようとする人々によるさまざまな試みが繰り広げられたそうです。近くに立つ壁博物館では、そうしたエピソードが豊富な写真とともに紹介されています。中でも東独の大衆車トラバントを改造してエンジンルームに人が隠れられるようにした様子を再現した展示は目を惹きます。今は壁のあった場所にブロックが埋め込まれているだけで、自由に行き交うことができます。当時、警備に当たっていた兵士の写真が掲げられているこの場所を、ベルリン市民はどういう思いで通っているのでしょうね。