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正しい英文はどっち?
1) Who are you?
2) Who is you?
答:どちらも正しい
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学校英文法で常識とされてきたものが、実は間違っていたら?
海外の英文法書はどんどん進化しているのに、日本の学校英文法は50年以上も内容がほとんど変わっていない!
定説を覆すような行為は嫌われるし、クレームもつきやすいと思いますが、勇気を持って学校英文法の誤解、勘違いを指摘します。
今回は can = be able to は正しくないという ”真”常識。
今回の問題
次の英文は正しい?
1) I can type.
2) I am able to type.
答:1) ◯ 2) X
もし can = be able to なら問題文はどちらも正しい英文となりますが、2)は不自然です。
だから、can = be able to にはならないのです。
形違えば必ず差異が生じます。
では、どうして学校英文法が can = be able to と教えるのか?
can には大きわけて2つの能力があります。
それは、1) knowledge と 2) ability
1) I can type.
(私はタイプできる)
2) I can type 70 words per minute.
(私は1分間で70文字タイプできる)
和訳に頼ると違いがよく分かりませんが、1) は I know how to type. 「タイプの仕方を知っている」という意味で、能力というよりは知識に近い can です。
それに対して2) は I am able to type 70 words per minute. 「1分間で70文字タイプできる能力がある」という意味で able to に近い can なのです。
つまり、1)のパターンでは置き換えはできないが、2) のようなパターンなら can と be able to を置き換えることができるということです。
おそらく、これが can = be able to と言われる所以かと思います。
しかし、前述のように、常に両者が交換可能というわけではありません。
can と be able to は交換可能な場合もありますが、表現形式が違う以上完全な同意にはならないことも覚えておきましょう。
I can type 70 words per minute.
I am able to type 70 words per minute.
can の文は1分間で70文字タイプできる能力を現在「持っている」ことを意味するだけです。それに対して、be able to の文は1分間で70文字タイプする行為を実際に実現(到達)する能力が現在あるという意味を表します。
つまり、現在時制で be able to を使うと「能力」の強調を表すのです。
したがって、
I can type 70 words per minute. よりも、
I am able to type 70 words per minute. のほうが
能力を強調している文になるのです。
最後にもう一度、交換可能な文でもやはり形式が異なれば差異があるということをお忘れなく!
したがって、学校英語で習うイコール構文は実は存在しないのです。
関連過去記事:学校英語の「can = be able to」はウソ!
よく「未来能力を表すときに will と can は一緒に使えないから be able to を can の代わりに用いる」という説明を時々見かけますが、これも大間違いです。
このことは次回のブログで説明しますね。
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