理想と現実・・・
私には憧れの先生がいる。以前お世話になってから、それがご縁で今でもお付き合いをさせて頂いている40代後半の先生で、一言で表すならば‘ほとけさん’のような人だ。司法書士は3回目の受験で合格。先輩から「新人が入り込む余地はない」とキツイ言葉を浴びせられつつ開業したけど、今では5人もスタッフを抱える事務所に発展している。田舎は保守的で特別なのかもしれないけど、いわゆる重鎮が若手の行く手をさえぎる怖い世界なんだと、素人の私はその話しを聞いてそう感じた。そう言えば家を買った時、建築業者に言われて行った司法書士の事務所兼自宅で出迎えてくれたのは、おじいちゃん先生だった。あの人もそうなんだろうか・・・。でも、私の尊敬する先生は、後輩の面倒見が良く親切きわまりない。だから補助者の人達も、先生の気持ちに応えようと一生懸命で、見ていて清々しい気持ちになる。事務所に顔を出す中で、そこに来ていたお客さんの中には問題を抱えて今にも泣き出しそうな顔をしてる人もいた。いつも先生はそんな人には特に時間をかけて親身になって話を聞いている。私もあんな司法書士になりたい。でも・・・それを言うのは試験に合格してからだ。夢は膨らむばかりだけど、現実は目の前の商法のテキストに四苦八苦している。うぅぅ、、、(T_T)