|
テーマ:中学生ママの日記(17631)
カテゴリ:一太郎
それは夏休みに入ってすぐのある日、塾から電話が。
一太郎がまだ授業(夏期講習)に来ていないのだけれど、どうしましたか、という連絡だった。 えっ とっくに出てってるから、時間前には着いているはず。と時計を見ると、講習会開始時間から20分を過ぎている。 「バスが遅れているのかもしれないので、もうすぐ着くと思います・・・」と返事をしたが、もし本当にバスが遅れたとしても、この時間に着いてないということはない。 そこで、ピンときた。 最近、近所に住む同じクラスの男子が同じ塾に行くようになり、「Mと一緒にバスで行く」と言って出ていく。 きっと、途中二人でダラダラしてるに違いない。 その日は帰ってきた一太郎に注意をしただけで、様子を見ることにした。 次の日、一太郎はやはり「Mと一緒に行く」と早々と出て行ったが、彼らが乗るはずのバスの時間を過ぎたころ、Mくんの家に行ってみた。 ・・・M君の家の前で突っ立ってPSPをしている一太郎・・・ 「一太郎っ」と近所迷惑かえりみず絶叫するばなちょこ。 私の声にはっとして固まる一太郎。 「何やってんのよっ」 「い、いや、Mを待ってる・・・」 「待ってるじゃないっ今何分だと思ってんのよっさっさと行きなさいっ」 あわてて時計を見る一太郎。 PSPに夢中で、時間がどんだけ過ぎてるのかも気づいていなかったらしい。 「早くバス停に行け」 あ、でもMが・・・とかなんとかごにょごにょ言ってる一太郎に、自転車をガンガンぶつける母、ばなちょこ。 「痛い、痛いよっ」 「こんなもん痛くね~よボケっ早く行けっ走れっ」 逃げるようにバス停へ走る一太郎に、容赦なく自転車で襲い掛かるばなちょこ。 通報されなくてよかった そして、私のあまりの剣幕にびくびくしている一太郎がバスに乗り、出発するまで見届ける。 一太郎を見送る私の顔はどんなだっただろうと考えると、今はかなり恥ずかしいけど・・・ その時は、裏切られたという思いと、なんでわからないんだというがっかりした思いと、もう叫びたくなるような気持ちを抑えるのに必死。 一太郎一人が塾へ行くために、いろんなことを調整して気を使ってやっているのに。 とうちゃんだって夜遅くまでがんばって働いてるのに。 うちは暇つぶしに塾へ行かせられるほど余裕があるわけじゃないんだって だから塾はやめてもいいって言ってるのに さらに・・・ パスモのチャージをしたいという一太郎。 なんだか減るのが早いような気がして履歴を調べたら、ちょくちょく買い物をしていることが発覚。 そんなことしてるなんて思いもしなかった。 お茶だって持たせてるし、何もない時はジュース代を渡していたし。 買い物と言っても、100円とか、多くて300円ぐらいなのだが、それが塾の講習会中ほぼ毎日。 何を買ったか聞くと、帰りにジュースとか、パンとか、腹減って、みんな買うっていうからオレも買ったと言う。 そうか、それでか。 やけに帰りが遅いと思った。 塾に行く前に早めに食事をわざわざ用意して食べさせてるし、終わった後にお腹が減ったならすぐ帰ってくればいい。 友達といつまでも話をしたりしたいとは思うけど、中学生にとってそんな夜9時半過ぎはそんな時間じゃない。 次の日だって野球の朝練があるのに。 つか、あんたがコンビニで高級パンとか買い食いしてる間、うちにいるみんなは残り物食ってんだぞ あんたの使ってるお金はどっから出てると思ってんだよっ そしてさらに悪いことに、翌日かかってきた塾からの電話を、たまたま早く帰ってきたとうちゃんが取ってしまった とうちゃんにいろいろだまってるのは、あまりにもばかばかしい一太郎の行動を知られてがっかりさせたくないし、変に心配もさせたくないし、それに今の年頃はあまり激しく叱らないでほしいからなんだけど・・・ 電話の内容は、一太郎が、各教科のノートをきちんと用意しておらず、その時持っているノートを破って使っており、それを提出しようとしたのできつく注意したということ。 宿題もきちんとやっておらず、やっていても中途半端で、「わからないから聞こうと思って」と言ったり、持ってこない日は「机に忘れてきた」などと言うことも多い。 本人の学習に対する態度が・・・というもの。 深夜にも関わらず大声で怒鳴られる一太郎。 その様子を見てめまい&吐き気すらしてきたばなちょこ、立て続けに起こった一太郎に関することに、気持ちがうまく対応できず、頭の中で、ボビー・マクファーリンのDon't worry Be happyがぐるぐる回っていた。 しかも、その優しいメロディーをず~っと口ずさみながら布団にもぐりこんだのでありました・・・ 友達とPSPしたとか、だまってパスモを使ったとか、そんなことはたいしたことじゃなくて、PSPに夢中で塾に行くのが遅れていたことが情けなくて、たかが100円200円だけど毎日使ったらどんだけになるとか、一人で一日何百円も無駄遣いしてるのに平気だとか、夜遅くなって心配してる母がいるとか、そういうこと考えもしないんだと思うとがっかりして・・・ 宿題にしたって、「やってるってば。わかってるって。もう言わないでよ」という一太郎を、半分以上信じてしまっていて完璧裏切られたし。 ノートについては問題外 アタシの常識をはるかにはずれていて考えられない・・・ ああ、神様。 私はいったい前世でどんな罪を犯したのでありましょうか。 そして母は、一太郎の髪の毛を短く坊主にさせることを決意したのでありました。 (続く・・・引っぱるねえ~) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[一太郎] カテゴリの最新記事
|