キンモクセイが甘く香る時季になりました(^^)。
またまた、先日の連休の話題で恐縮なのですが、
四天王寺で開かれた古書即売会をのぞいてきました。
四天王寺といえば、毎月21・22日の骨董市が有名ですね。
着物も出店されるようで、アンティーク着物ファンには見のがせません。
最寄のかたはぜひ、おこしください。
四天王寺~谷九~上本町かいわいは
本来お寺町だったためか
ビルやマンションと昔ながらの寺社、駅前商店街が
混然一体となったどこかなつかしいふんいきがあります。
昔(独身時代から、こどもが産まれるまで)すぐ近くに住んでいた
気安さもあり、このあたりをほっつき歩く(笑)のはいまも好きです。
お賽銭を投げて
まずは家内安全・無病息災(笑)を祈願してきました。
四天王寺は聖徳太子とゆかりの深いお寺。
いいことばだな・・・と身につまされます。
まだまだ煩悩だらけで、このとおりにできないわが身がかなしい(^^;)。
収穫(笑)の一部。
映画化された『チップス先生さようなら』(新潮文庫)
『アラバマ物語』(暮しの手帖社)
いずれも現在も重版中のロングセラーですが、
翻訳者の菊池重三郎氏が家庭に題材をとった私小説、1955年刊。
時代にうもれた傑作・佳作は膨大にあるのでしょうね。
これから発掘したいです(^^)。
沖田総司研究家として、沖田ファンの女性たちにブームを呼んだ森満喜子さん。
あの司馬遼太郎氏に沖田総司関連の資料を提供したことでも知られています。
2004年はNHK大河ドラマで新選組がとりあげられたこともあり、
森満喜子さんの作品が多数復刊されるかと期待したのですが・・・残念でした(^^;)。
小説は、あまり史実にこだわっておられないようです。1974年刊。
文化服装学院を卒業して、デザイナーの修行をつみ
オリジナルブランドの洋服屋さんをたちあげた津野いづみさんの
若き日の奮闘記。
商品企画から発注、販売のタイムスケジュール、工場とのタッグなど
知られざる? ショップ経営の実態をかいまみせてくれます。
著者の明るく前向きな姿勢、きびきびした文章が心地よく
西村玲子さんのイラストも楽しい(^^)。
1982年刊ですからもう4半世紀前の著書ですが、
津野さんがつくった『タイガーママ』は現在も吉祥寺で営業中、
根強いファンの多い人気店のようです(^^)。
服の素材も、色合いも、コンセプトも実にステキで
ぜひいつかいってみたいですね!(^^)!