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2009年03月05日
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カテゴリ:医療情報
 愛知県ではうずらがインフルエンザになったということで大騒ぎになりました。結局は弱毒性ということでうずらはかわいそうな結果になりました。
 ウイルスの遺伝子検査には時間がかかるためです。(しかし勇み足です。)H7N6亜型はたいへん珍しい型でした。高病原性でなく低病原性ということで、その違いは変異遺伝子が連続3か所なら弱毒型で5つ連続なんら強毒型だそうで、強毒型が必ずしも遺伝子変異の場所しだいでは高病原性とは限らないようです。あくまで強毒や弱毒というのは変異遺伝子の状況だけの区別で高病原性はや低病原性、普通のインフルエンザとは識別が異なります。
 
 高病原性は全身中の細胞に存在するフリンという酵素の働きで全身中の細胞で増殖できますが、低病原性はトリプシン様酵素が存在するヒトの気道粘膜、トリの腸管内粘膜細胞の増殖にとどまります。また。高病原性はフリンのほかにへパリンの作用でも全身中で増殖し出血が発生します。さらに免疫過剰反応オータコイドストマーでアナフィラキーショックのようになり血圧の急低下などの循環障害になり死亡するケースがあります。特に免疫システムが整っている若い人たちが受けやすくスペイン風邪の死亡率が高いのは実は免疫過剰反応でないのかといわれています。ちなみにスペイン風邪は高病原性でなく普通の低病原性インフルエンザです。 
 なお、「高病原性」ということばはトリに限って使用しています。ヒトの場合は新型ということになります。これは農水省の3つの定義のひとつでH5とH7のHAを持ったインフルエンザウイルスは高病原性という名前を付けるとなっているからです。そのためいわゆる弱毒性、すなわちフリン酵素で反応しないインフルエンザウイルス(普通のヒトの場合は気道粘膜、トリの場合は腸管粘膜で増殖)でも高病原性と称されています。厚生労働省ではヒトの場合は高病原性とはいわず新型と称されるわけです。この区別がひじょうに複雑にしているため、「高病原性なのに弱毒性という矛盾」が発生しています。
 現にうずらの養鶏場では死んでもいないうずらをなぜ殺さねばならぬのかと抗議がされています。うずらそのものがインフルエンザウイルスを腸管内に常時持っていて共存している可能性がきわめて高いと思います。アヒルもそうでありあひるは発症しません。したがって、愛知県の勇み足だと思います。今までうずらに対してトリインフルエンザの検査を行っていませんでした。緊急検査でなく計画的な検査で初めてわかったのです。今後もこのようなケースでうずらを殺処分するのなら全国のうずらは生育できません。しかもうずらの中には検出されたインフルエンザの抗体を持っていたものもあります。抗体を持っているということはウイルスが侵入しても抗体が撃退してくれます。しかしうずらは健康そのものでした。感染力を失ったトリインフルエンザウイルスと感染力を保持したウイルスを区別し検出しなくてはなりません。しかしまだその技術はありません。遺伝子を見つけても必ずしも感染力があるとはいえません。それがウイルスの特徴です。不活性化したH7N6ウイルスの遺伝子だけを検出して早とちりした可能性がきわめて高く専門家からいわせればきわめて無知な判断といえます。
 いずれパニック的な行政の認識不足の処分に対し損害賠償が求められると思います。
 





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最終更新日  2009年03月05日 21時03分47秒
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