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カテゴリ:煩悩(だいすき)
積極的治療をするのもエゴ、何もしないのもエゴ。あの時、先生を呼び止めて「体重がかなり減っているけどこのままでいいですか?」て聞かなきゃ良かった、と後悔している私。
さっき書いたばかりのセイラの頸部リンパ節の生検結果が分かったと妻からLINEが来ました。「リンパ腫。組織は中〜低分化でやや悪性強め。何もしなければ1、2ヶ月の余命」と言われました。このままステロイドで様子を見るか一回抗がん剤治療をトライするか(一回は寛解する期待度は高いらしい)、早めに選択するように、と。ステロイドを使っているので抗がん剤を使うなら早くしないと効かなくなるかもしれない、と言うことで。 「軽い抗がん剤だから副作用はあまり強くない」とは言うけれど、でも抗がん剤だから全くどうもないとも思えない。寛解まで彼女がどの程度の辛さでどの程度続けなければならないのかと考えると先生が勧めるほど乗り気にはなれないのだけれど、治療を断るのは死ぬのを待つ選択になる。歳を考えると今楽しそうにしている姿をこのまま見守ってあげたいという気持ちと、少しでも延命できるものなら一回トライさせてあげた方がいいか(治療費は数十万円かかりますけど)と言う気持ちが交錯するのです。 初代のインディくんは肝臓腫瘍でした。破裂したら終わりだと言われたけれど、手術する選択肢は私たちにはなかったからそのまま寄り添って生きました。最後は腎不全で亡くなりました。今回は、治療方法がないわけではない分、悩んでしまう。 積極的治療をするのもエゴ、何もしないのもエゴ。セイラ自身の最期を私たちが選択することになるとは思ってもみませんでした。元気にフードを食べて元気に小走りして散歩をせがむ姿を見るにつけ、このままで何もなかったかの様に元気に戻るという可能性はないのかと思うと、どっちを選んでも不憫で涙が出るのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 30, 2023 03:56:09 PM
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