カテゴリ:博物館・美術館
決してレポートを渋ったわけではないのだが、なんとも上手く文章にならない。 自分が伝えたいことが、自分でしっかり表現できず、書いては消しを繰り返した挙句にここまで引きずってしまった。 とはいえ、自分のやりやすいところだけを選択し、苦手なところを「パス」というのではそれもある意味悔しい。 そういうわけで、このレポートはかなり不細工な内容ですが、よかったら付き合ってください。 テーマは「たたら」です。 この奥出雲をはじめ中国地方に行くと「たたら」という言葉をよく聞く。 たたらとは日本古来の製鉄の技法で、鋤、鍬などの農耕具や日本刀の原材料となる和鉄(玉鋼)を生産していた。 現在の製鉄と違い原料は砂鉄と木炭なので、逆に海の近くではなく山間部のほうが好都合だった。 とりわけ中国山地では,赤目(あこめ)と呼ばれる、日本刀に一番適した良質の砂鉄が多く取れたことと、木炭の材料となるブナなどの広葉樹がこれまた豊富にあり、そしてそれらを輸送する河川の存在で、奥出雲や石見ではたたら製鉄で栄えたのである。 粘土質を幾重にも重ねて築いた「炉」はかなり巨大で、砂鉄と木炭を入れ、ふいごで風を送り高温で木炭を燃焼し砂鉄を溶解する。 これによって、純度の高い鋼へと仕上がっていくのである。 (一般に鉄は単体ではボロボロで、およそ製品にはならない。この鉄原子を安定的に結合させるのに必要なのが炭素で、これによって製品となりうるのだ。) 江戸時代まではふいごは足踏み式で人力だったが、明治に入ると水車が導入された。 ここ「奥出雲たたらと刀剣館」ではたたらの解説、原寸大の炉、ふいご、日本刀の貴重な資料が展示されている。 残念だが館内は撮影禁止、おいらもレポートするのに頭を痛めたのだ・・。 おもてには面白いものが・・。 造形作家 伊藤隆道さん製作 モニュメント「ヤマタノオロチ」 1985年つくば科学万博の会場に展示されていたそうである。 おいら自身、まだまだ「たたら」を理解しきれていないと思う。 もう1回「たたら」について勉強しに行く必要があるなぁ・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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