カテゴリ:博物館・美術館
11月25日(日)
島根県の新しい道の駅「インフォメーションセンターかわもと」に立ち寄る前に、邑南町の「瑞穂ハンザケ自然館」に立ち寄る。 瑞穂ハンザケ自然館 およそ博物館らしくない造りであるが、内容充実で子供も楽しく学べる。 ところで「ハンザケ」って何のことか知ってるだろうか? これがハンザケ ん!?これってオオサンショウウオじゃん!! そう、オオサンショウウオの別の呼び名が「ハンザケ」なのだ。 オオサンショウウオの口は非常に大きく、口を大きく開けたときの姿が体が半分に裂けて見えること、あるいは体が半分に裂いても生きているほどの生命力を持っていること(これは真偽のほどは不明)から「ハンザケ」あるいは「ハンザキ」と呼ばれている。 ただし半分に体を裂いて生きているかなどという実験は絶対にやらないように。 特別天然記念物に指定されているため、無許可で捕獲するだけで罰せられます。 オオサンショウウオは世界最大級の両生類、およそ4000万年前に誕生し、殆ど姿を変えることなく現在に至るといわれる。 日本、中国、アメリカの3ヶ国にだけ生息している。 実は当時の大陸は既にアフリカ、南アメリカ、南極、オーストラリアあたりが分離されてきていたが、アジアと北アメリカはシベリアあたりでまだ繋がっていた。 つまり後に中国、日本、アメリカが形成されるあたりに主に生息していた、そしてかつては大陸同士が繋がっていて、切り離されたあと、それぞれの地で生きながらえていったと思われる。 日本では昭和27年に特別天然記念物に指定される。 西日本に集中して生息する。岐阜県郡上八幡あたり、三重県伊賀上野の山中、中国山地、大分久住が主な生息地。 両生類であるが、一生の殆どを川の中で過ごし、カエルのようにしばしば陸上に上がることはない。 幼生の頃はえらを持っているが、成長と共に退化し、両生類特有の肺呼吸と皮膚呼吸で酸素を取り入れる。 川の中の魚、ザリガニ、カエルなどが主食だが、ネズミ、ヘビなどを食べたという記録もある。 非常に小さいが鋭い無数の歯を持っており、噛まれると危険。 大昔の瑞穂あたりは海の中だったそうで、花崗岩質。 このようなところは水がきれいで、オオサンショウウオの生態に適しているそうである。 余談だが広島県安芸高田市高宮町で145cmあまりの特大のオオサンショウウオが見つかったことがある。 その等身大の模型がここに展示されたる。 人類が誕生しておよそ400万年になるが、その10倍の4000万年の間生き続けているハンザケ。 まだわからないことも多い。 それ故に興味もわいていくるものだ・・・。 しおり 実は半券。 アフターユーズできるウレシいアイテム。捨てないように・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[博物館・美術館] カテゴリの最新記事
|
|