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本の足跡

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2006年09月24日
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カテゴリ:あ行 男性

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“風の組曲”

評価:★★★★☆

 

短編集。全18話。

今回は私の好きな阿刀田さん節の作品でした。

読後、背筋がスーッと寒くなる、怖い話。

単純にホラーってわけじゃなくて、人間の心の機微を描いてる話なんだけど、それがうまく恐怖と結びついてる。

特に好きだったのは、「つもり貯金」、「影法師」、「捜しもの考」、「鴨狩り」。

「つもり貯金」は、吝嗇家で有名な大叔母をもつ主人公。彼は、大叔母が亡くなり、遺産が自分に入ることになって、かなりの額の遺産が手に入るのではと、淡い期待を抱く。しかし、大叔母の弁護士と遺産の話し合いをすると意外なことが明らかになる。

「影法師」は、なんかあたたかい話。子供の心理をうまく理解し、利用した道徳心の育て方が書いてある気がする。阿刀田さんらしい話。

「捜しもの考」は、ブラック・ユーモアが効いてる。 大事なものがいつもみつからない主人公。最後の最後で彼が見つけられなかったものとは? 捜しものがみつからないことってあるよね~絶対ここに置いた!って思ってても意外なところから、しかも、諦めたころに出てきたり。

「鴨狩り」は、オチがすばらしい。阿刀田さん色がでたブラック・ユーモア話だったなぁ♪






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最終更新日  2006年12月27日 05時06分35秒
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