テーマ:パンのある愉しい食卓(1029)
カテゴリ:パンあれこれ
ドイツのパンは、本当に美味しいと思う。
大好き。 しかし、一般的なドイツパンのイメージと言うと、 「酸っぱい」 「黒い」 「堅い」。 私も以前はそうだった。 「ドイツパンっていうのは、こういうもんなんだ」と思っていた。 でも、前回ドイツへ行った時、それは私の大きな間違いだと知った。 本場のドイツパンって、ものすんごく美味しいんです!! ライ麦100%の真っ黒な プンパニッケル も もちろん売ってるけど、 ライ麦のパンよりも、全粒粉を使ったパンが多いんです。 ヒキが無く、サックリとした歯触り。 口に広がる優しい酸味と粉の旨味。 ハムやチーズと合わさった時のハーモニーと言ったら!! 「今まで食べてきたドイツパンって一体何だったのかしら・・・」と ショックを受けた事を覚えています。 ともかく、私はすっかりドイツパンの虜になってしまいました。 ドイツには、驚くほどパン屋さんが多い。 商店街や大通りを歩けば、数軒に一軒は必ずパン屋さん。 あっちにもパン屋さん。 こっちにもパン屋さん。 ドイツの人々は、みんなパンが大好き。 ほとんどの人が、店を出るなり袋をガサガサ。 歩きながら、バスの中で、サンドイッチをガブリ。 (そういえば、公園でパンを食べてる人はあまりいなかったな・・・・) そんなパン大好き王国、ドイツ。 そんなドイツでも、今ではほとんどが大量生産のチェーン店らしく、 個人経営のパン屋さんは かなり少ないそうです。 ドイツでパン屋を開業するには、「マイスター」 という資格が必要になります。 しかし、このマイスターの資格を取るのには、最低でも7年 かかるそうです。 まず、マイスターのいるパン屋さんに弟子入りし、3年間は専門学校に通いながらパン屋で見習い。 3年後、学校の卒業時に国家試験を受け、合格者のみがパン職人として認められます。 しかし、それでマイスターの資格が取れるわけではありません。 その後、職人としてさらに3年間以上の実務を積んだ後、 ようやくマイスター養成の専門学校へ通う資格が得られるんですって。 想像しただけで恐ろしい・・・( ̄ェ ̄;) なので、マイスターから開業許可だけ借り、 マイスターの存在しないチェーン展開の店が増えているそうです。 そんな理由で、個人経営のパン屋さんが少ないドイツ。 そんな中、私がすごく行きたかったのは 「BIOのパン屋さん」。 BIO(ビオ)というのは、日本語で「有機栽培」とか「無農薬」という意味になります。 以前、ドイツへ行った時もBIOのパン屋さんへ行ったんですが、 それはチェーン展開しているお店でした。 そこのパン達も十分すぎるくらい美味かった。 もっと言えば、そこらで売ってるチェーン店のパン屋さんだって、すごく美味い。 でも、そこらで売ってるパンが美味しいからこそ、 私はどうしても BIOの個人のパン屋さん へ行きたくなった。 ある雑誌で、ベルリンには個人で経営するBIOのパン屋さんがあると知り、 私の決意は固まった。 「これは絶対ベルリンへ行くしかない!!」と。 今回のベルリン訪問には、私のこんな熱い思いが込められていたんです。。。 あら、随分と熱く語っちゃいました(^m^*)ゴメンアソバセ 次は、念願のパン屋巡りレポへと続きます!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.05.16 18:41:11
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