2009年ダイジェスト その3
今更ながら…という感じになってきましたが(笑)、もうちょっと続きます。手抜き企画、2009年ダイジェストの第3弾。手抜きの理由は前々回ブログを参照してください…。★2009年3月以降の鑑賞作品その3★◎ノウイング(2009年)50年前の小学生たちが埋めたタイムカプセルから出てきた数字が羅列されたメモ。その数列は、実際に起きてきた過去の惨事と、これから先の未来に起こる災難を予知するものだった。導入部分はなかなか面白かった。映像的にもまぁ楽しめた。ただ…観終わった後に「う~ん…」。あまり感情移入出来なかったのは、個人的には少々苦手なニコラス・ケイジだから…という訳ではなさそう。オチの内容&ちょっと宗教っぽいのが苦手なのかも…。惜しい。◎セントアンナの奇跡(2008年)1983年、平凡な黒人の郵便局員が客を射殺する不可解な事件が発生。この事件の背景には、第二次世界大戦中のイタリアでのとある出来事が隠されていた。個人的にはすごく好きな作品。でも世間の評価は思ったより良くないようで…。ありゃりゃ。確かに内容的に分かりにくい部分も多かったようで(特にあの時代の世界情勢がわからないと「???」って感じかも。)、自分の前に座っていた若いカップルは途中で席を立ってしまいました。ラストは読める展開(ってか、かなりベタ)なんだけど、それでもボロボロ泣きました。この手の作品には涙腺が弱いもので…。◎湖のほとりで(2007年)北イタリアの山間の小さな村。男の車に乗せられた幼い少女が行方不明となり、湖のほとりでは別の美少女の全裸死体が発見される。やがて犯人探しの謎解きからは、愛情と思いやりに満ちたいくつもの切なくも哀しい人間ドラマが浮かびあがってくる。地味で静かな作品ですが、丁寧に作られた佳作です。ストーリー紹介だけ読んだ時は「ミステリー映画なのかな?」と思ってたのですが、良質の人間ドラマですね。派手さは全くないので好き嫌いはわかれそうですが、味のある作品でした。◎そんな彼なら捨てちゃえば?(2009年)何度失恋してもポジティブなジジは、ジャニーンの紹介で最近デートしたコナーに一目惚れ。だがその後連絡はなく、彼の行きつけの店の店長アレックスに相談すると「君に興味がないだけ」と一刀両断にされてしまう…。これは男目線と女目線で、かなり評価がわかれそうな作品でしたね。個人的にはなかなか興味深く、面白く観る事ができましたが…。一番ダメなのは邦題。原題は「HE'S JUST NOT THAT INTO YOU」なのに、なんで逆の立場になっちゃうの???う~ん…絶対に原題の方がいいと思います。◎サンシャイン・クリーニング(2008年)ハウスキーパーの仕事をしながら息子を育てているシングルマザーの姉と、仕事が続かない妹。とあるきっかけで二人は事件現場のクリーニングというヤバそうな仕事を始める。個人的には好きですね~、こういう話。なかなか面白く観る事ができました。登場人物たちは不器用でダメダメだったりするんだけど、どこか憎めない。『リトル・ミス・サンシャイン』の二番煎じと言っちゃえばそれまでなんですが、でも面白いです。姉妹の父親役のアラン・アーキン、相変わらずいい味出してます。◎ココ・シャネル(2008年)1954年のパリ。空白の15年を経てファッション界に戻り、復帰コレクションを用意したココ・シャネル。たくさんの評論家や顧客が集まったが、コレクションは不評に終わる。しかし彼女はそこで終わらなかった…。シャーリー・マクレーンの存在感は凄いですよね。ココ・シャネルの人生のストーリーも勿論面白いのですが、シャーリー・マクレーンの演技というか存在感がやはり大きいです。若き日の話は、ドラマを盛り上げるために時間軸をいじっているので、多少史実と違っている点もありますが、面白く観る事ができました。◎◎トランスポーター3 アンリミテッド(2008年)クールな天才運び屋がヨーロッパ中を愛車で駆け巡る中、ウクライナ国家と産業廃棄物業界、そして警察が駆け引きを繰り広げる。大好きなトランスポーターシリーズ第3弾、という事で楽しみに観に行きました。まぁ悪くはなく、それなりに面白かったんですが、リュック・ベッソンの女性趣味だけはよくわかりません(笑)。「安」さん、ちょっとメイクが怖すぎます…。フランク、骨抜きにされすぎですw。◎サブウェイ123 激突(2009年)突如何者かにハイジャックされたニューヨークの地下鉄。地下鉄職員と犯人グループとの緊迫した身代金交渉が始まった…。かつてのイケメン俳優(そんな言葉はない時代でしたが)トラボルタも、年を重ねるごとにいい味の個性派になってきました。今回もデンゼル(こちらはこちらで体型変えての熱演でしたが)の上をいく存在感で良かったです。最初の映像もカッコよかったです。凄く面白かったか…と言うとちょっと微妙ですが、まぁ楽しく観る事は出来ました。◎ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年)特殊な能力を持つ、ウルヴァリン。かつてカナダの森で目覚めたとき、ローガンという名の兵士だったというほかに、彼は過去を記憶していなかった。そして、そこには“ウルヴァリン”と刻まれた軍の認識票が残っていたが…。(ファンの方には怒られそうですが…)『X-MEN』ってそれほど思い入れがあるシリーズじゃないんです。といいながらとりあえず1~3まで観ているんですが…。でも…その程度の自分でも、なかなか面白かった作品でした。◎ココ・アヴァン・シャネル(2009年)伝説のファッション・デザイナー、ココ・シャネルの若き日を描いた伝記ストーリー。この映画を単品で観ていたら…また違った感想を持てたと思うのですが、「ココ・シャネル」を観た後ではどうしても比較対象になってしまうので、純粋な「感想」が書き辛い面はあります。オドレイ・トトゥは悪くなかったと思います。ただストーリー展開が…いつになったら仕事を始めるのか、そればかり気になってしまいました。◎アドレナリン:ハイ・ボルテージ(2009年)殺し屋シェブ・チェリオスは充電を怠ると止まってしまうバッテリー式の人工心臓を埋め込まれ、自分の心臓を取り戻すために再び街中を走り回る。一言でいえば馬鹿な映画です(笑)。馬鹿馬鹿しくて凄く面白かったんですが、真面目な方・堅い方には本当にオススメできません。本当に馬鹿です。絵面的に汚いです。そして笑える楽しい作品です。しかし心臓を動かすのに、なぜ「右」乳首なんでしょうね?(笑)◎男と女の不都合な真実(2009年)美人で優秀なテレビプロデューサーのアビーは、仕切り屋の性格が災いしてなかなかいい相手に巡り合えずにいた。そんな折、彼女は番組の視聴率アップのため、下世話な恋愛相談が売りのマイクと嫌々チームを組まされるが…。思いっきり笑わせてもらいました。下ネタ満載なこの作品、真面目で上品な方は観ない方がいいかも…。そうでない自分は大笑いしてました(汗)。ストーリー的には、まぁ良くあるパターンの物語なのですが、それでも切り込み方が違えばかなり新鮮に感じる…良いお手本です。◎でもこれは一緒に観る相手を選ばないと酷い目に遭いそうです。まぁ自分は独りで観たので関係ない話なのですが…。ってなわけで…手抜き企画、あと1回で終われそうです。これでようやく2010年に突入できます。その日はいつになるか、未定ですが…。