ゾンビーノ (2006年・加)
★友情がちょっぴり羨ましいお話です★ってなわけで(いきなり読まれた方は意味不明ですね…前回のブログが「ゾンビ」だったもので…)、今回のお題は『ゾンビーノ』です。凄く観たかった映画だったのですが、地元では残念ながら上映されず(上手く宣伝すれば、それなりに当たりそうなんだけどなぁ…)DVDでの鑑賞となりました。特殊な首輪でペット化したゾンビと孤独な少年の友情の物語(???)です。~STORY~かつて地球では何かの拍子にゾンビが大量発生し、ゾンビ対人間の全面戦争が繰り広げられた。そんな中ゾムコン社が開発した『ゾンビ調教首輪』のおかげで、人間は危機を脱出、平和が戻った。その後ゾンビは雑用や家事も出来る従順なペットとして一般家庭でごく普通に飼われる時代になった。ウィラードという平和な田舎町に暮らすいじめられっ子で友だちのいない少年ティミー(クサン・レイ)。彼の家では父親(ディラン・ベイカー)が大のゾンビ嫌いだった為に飼っていなかったのだが、母親のヘレン(キャリー=アン・モス)が世間体を気にしてゾンビを飼うことになった。最初は家に飼われたゾンビ(ビリー・コノリー)に関心のなかったティミーだったが、ゾンビがいじめっ子から自分を守ってくれたのをきっかけに、ゾンビとの間に友情が芽生え始める。ティミーはゾンビに「ファイド」という名前を付けて、少しずつ心を通わせていった。しかしそんなある日、首輪の調教ランプの消えたファイドが隣の家のおばあさんを食べてしまうという事件が起こる…。映画のタッチはこれまでのゾンビ映画と全く異なり一見ほのぼのタッチ(?)なのですが、内容的にはブラックコメディーで、なかなか面白い作品でした。少年とゾンビの友情物語に限れば、まぁありがちな展開といえばありがちな展開なんですが、家族の在り方やら、お偉いさんのご都合主義・事なかれ主義やら、色々な場面で風刺の効いた作品作りはゾンビ映画としては新鮮で、大人が楽しめる(或いは身につまされる)映画になっております。もしかしたら世の中のお父さん方には辛い映画かも!?ブラック好きな方には特にオススメ。そうじゃない方も、グロ嫌いな方も(グロシーンはちょっとですので…確か…)、騙されたと思って是非一度ご観賞を。但し「本当に騙された!!」という苦情は受け付けませんので、あしからず(笑)。 ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■ゾンビーノ FIDO 2006年・カナダ 監督:アンドリュー・カリー オフィシャルサイト(2008年8月現在)… http://zombino.jp/ゾンビーノ デラックス版