2725679 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

エデンの南

エデンの南

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
July 9, 2007
XML
カテゴリ:読書
◆ポランスキーの『吸血鬼』◆

いやあ、この本の終盤で、この作品の事が出てきたのは、実に嬉しいですっっ!
+++吸血鬼映画★お笑い編+++でチラリと書いてますが、私これ大好きなんです。
ところが、淀川さんは以下のように書かれています。

 さてこの「ローズマリーの赤ちゃん」の監督のロマン・ポランスキーの新作「吸血鬼」(一九六七年作) を見て、これまたいらざる心配ながら、これを理解し楽しむことが、今日の日本の大人といわず青少年に、はたして、その感覚、感受性、理解、それがあるであろうかと、気がかりになった。
 おそらく今日の青年層は、非常にモダン感覚がすぐれているので、この映画のサイケ・ロマンはわかるであろう……しかし大人は、こわいもの見たさに、劇場にとび込んでチンプンカンプン、何だか馬鹿にされた気になって、劇場から何だ喜劇じゃないかとがっかりして出て行くのではないかとも思う。"なんだ、喜劇じゃないか" という言葉ほどいやなものはない。喜劇が日本で成長しないのも、そのためである。
 映画を見るためには、どうしても原名に注意され、その意味を知っておく必要がある。この「吸血鬼」も原名は The Fearless Vampire Killers すなわち「不敵な吸血鬼殺したち」であり、さらにこれに加えて「ゴメンナサイあなたの歯がワタクシの首に」という文句が、加えられている。それで滑稽な映画ということはすぐにわかるわけである。ところが日本題名はただの「吸血鬼」だから、その映画は怪奇映画の、大まじめの恐怖を売りものとしている映画とまちがってしまう。


にゃるほど~。「ローズマリーの赤ちゃん」の後だと余計に・・・ですね。(「ローズマリーの赤ちゃん」の感想、こちらのひとこと映画評にUPしてます)
私は勿論リアルタイムではないし、高校を出て新宿に通っていた時期に借りまくった吸血鬼映画の中の1つでしたので、実に楽しく観たのでしたが。
「笑いのセンス」というのは、私にとって大変大事なものだと思っております。私は笑える映画が大好きなので、以下の意見も大賛成です。

 ぜいたくとは、このポランスキーの「吸血鬼」や、またはフランスのジャック・タチ監督の「プレイ・タイム」(一九六八年作) の面白さ、楽しさを理解し、楽しむことにこそ、あるのである。
「吸血鬼」の面白さは、その老学者の、あたかも童画のさし絵のようなメーキャップからして面白いのであるが、ワンシーンその一齣一齣が、まるで古典美術の美しさ、それを「笑い絵」のエロティック香味の中に、グロとスリルの音楽的演出でもって、一気に見せる。吸血鬼たちの舞踏会、吸血鬼の息子のホモ趣味、その父と子が眠るベッドの棺桶。なにもかもがいたずら文学の、戯作の、その筆のさえで洒落とばす感じ。
 映画というものは、トルストイやドストエフスキーだけを、ありがたがって見る……というようなせまい見方では、映画の本ものの面白さは?めるものでない。


実はドストエフスキーも十分笑えるんですけどね。
ドストエフスキー

安いですっっ↓↓↓


10回にわたってお送りしました『淀川長治の活動大写真』のレビュー、いかがでしたでしょうか。お楽しみいただけましたでしょうか。それでは皆さん、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。

おもしろそうなのをピックアップ。


*うかうかしてたら、もうお祭りの季節なんですね。浴衣を着て出掛ける為にお祭りチェックしなきゃ~~ってな私に手書きハートの1クリックを~~~。
東京近辺の祭り一覧とかがあるサイトがあったら、教えてくださいませ。


共同購入限定!買いまわりでポイント最大10倍7月10日(火)10:00まで

軽い・ムレない・履きやすい!あの【クロックス】が待望の再入荷!
7/10、11連日 10:00より再販売!!
こちらですっっ!!

ヘアアクセはこれ以上増やしたくないんですっ。しかし・・・
赤いハートが素敵です~~♥
価格8,400円 (税込) のところ3360円!しかも送料無料!えーん、困ります~ほしいよ。

大人のハッピーハートお試し60%オフ![アージュコームハイクラス「シックハート」]送料無料!

カチューシャも素敵!

人気のブラック!今度はカチューシャ!7/20以降発送

ナチュラルチーズがたっぷり♪贅沢ミンチカツ


ワケあり商品をワゴンに集めて・・・・特別価格っ!!
大阪の味ゆうぜん ワケあり特別販売! ザ・ワゴンセール!

冷たい枕だって!

【ポイント5倍】αGEL YOYO クールピロー mini ナチュラル【SA0706SS】

フランス製バッグ SALE~♪
< アンジェ7周年記念イベント♪ >「 brontibay paris 」 スペシャルSALE会場



ビリーズブートキャンプエリートに付いているNEWビリーバンドは、重さの調節が出来、はずしてダンベルにもなると言うスグレものですっっ!!


人気blogランキングへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  July 9, 2007 07:47:44 PM
コメント(6) | コメントを書く


PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

SEAL OF CAIN

SEAL OF CAIN

Calendar

Category

Freepage List

読書のページ


小栗虫太郎


夢野久作


江戸川乱歩


ジョイス


ダンテ


バルザック


ルイ=フェルディナン・セリーヌ


ギリシャ神話


養老孟司、竹内久美子


夏目漱石


ジュネ


中井英夫 (塔晶夫)


バタイユ


☆小・中・高校生へのお薦め本☆


ポー


今年読んだ本


ブロンテ姉妹


ミシュレ


澁澤龍彦


ウィリアム・ブレイク


ブコウスキー


ミルトン


ヘルマン・ヘッセ


コリン・ウィルソン


ドストエフスキー 関連本も


ヘンリー・ミラー


トーマス・マン


川端康成


ミラン・クンデラ


その他


フランツ・カフカ


オスカー・ワイルド


寺山修司


プーシキン


スティーヴン・キング


ロジェ・マルタン・デュ・ガール


三島由紀夫


加賀乙彦


田中一村伝


美輪明宏


モーパッサン


マルキ・ド・サド


生田耕作


マンディアルグ


阿川佐和子


アポリネール


ヘミングウェイ


ルイ・アラゴン


ラシーヌ


佐賀のがばいばあちゃん


カポーティ


藤田嗣治関連


阿部定事件


マーガレット・ミッチェル


コンスタン


トルストイ


吸血鬼関連


三国志


きもの


梁石日


井原西鶴


東電OL殺人事件関連


安倍公房


アンドレ・ブルトン


淀川長治


<映画の見方> がわかる本


グリンプス


フリッカー、あるいは映画の魔


河合隼雄


野球関係


立花隆


ポール・ギャリコ


中島義道


坂口安吾


業田良家


源氏物語


今日も映画日和、本と映画と70年を語ろう


トーキングヘッズ叢書


マルセル・プルースト


清水正


ガストン・ルルー


バルベー・ドールヴィイ


谷崎潤一郎


アルベール・カミュ


四王天延孝


泉鏡花


写本・グノーシス神話・ゾロアスター教


ジョージ・オーウェル


アイン・ランド


映画のページ


タランティーノ/キル・ビル関連


江戸川乱歩映画祭


恐怖・ホラー・サイコ系


吉本直聞


ベルトルッチ「ドリーマーズ」と1968年考


パゾリーニ


カール・ドライヤー


カサヴェテス


ウィリアム・ワイラー


ジャン=ピエール・ジュネ


ロジャー・コーマン


塚本晋也


ジャン・コクトー


ジャン・ルノワール


その他


キューブリック


ゴダール


クローネンバーグ


ケン・ラッセル


黒澤明


ヒッチコック


ロジェ・ヴァディム


エリア・カザン


フェリーニ


溝口健二


ヴィットリオ・デ・シーカ


ヴィスコンティ


男はつらいよ


ウディ・アレン


ヤン・シュヴァンクマイエル


ATG


大島渚


特別企画★日本映画監督協会70年の70本+1


トリュフォー


黒木和雄


吉田喜重


佐々木昭一郎


タルコフスキー


北野武


ジム・ジャームッシュ


勅使河原宏


悪名シリーズ


ベルイマン


市川崑


エド・ウッド関連


ロッセリーニ


マーティン・スコセッシ


フランク・キャプラ


ジャック・タチ


リドリー・スコット


特撮


アンリ=ジョルジュ・クルーゾー


新藤兼人


フリッツ・ラング


ロメール


ドラゴンボール


エヴァンゲリオン


ブルース・リー


Rozen Maiden ローゼンメイデン


マクロス


1997年スペイン旅行記


日本に対する嫌悪とスペインへの思い


マラガ到着


退屈な寮生活


セビリヤの旅


快適だったホームステイ


モロッコの旅


初めての一人旅 ~コルドバへ~


忘れられないグラナダ


忘れられないグラナダ (つづき)


グラナダに別れを告げ、バルセロナへ。


プラハ→ウィーン→ブダペスト旅行日記


旅前


旅中


旅後/関連話


棒いろいろ



映画


グルメ


ラーメン日記


ベルギー・オランダ旅行日記


Archives

May , 2024
April , 2024
March , 2024
February , 2024
January , 2024
December , 2023
November , 2023
October , 2023
September , 2023
August , 2023

Favorite Blog

母との別れが近い・… New! アラネアさん

米国の支配層に従っ… New! Condor3333さん

【機能追加のお知ら… 楽天アフィリエイト事務局スタッフさん

ユダヤが解ると真実… ごろにゃん2706さん
真秀 まほろばへ サム1648さん

Comments

SEAL OF CAIN@ Re[1]:あけましておめでとうございます。(02/04) アラネアさんへ あけましておめでとうござ…
アラネア@ Re:あけましておめでとうございます。(02/04) えっと~、あけましておめでとうございま…
aki@ Re:#私を構成する42枚(06/28) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
SEAL OF CAIN@ Re[1]:スマホケース(05/06) アラネアさんへ ビックリですよね! 好き…
アラネア@ Re:スマホケース(05/06) スマホケース、こんなにたくさんあるなん…

Rakuten Card


© Rakuten Group, Inc.